過去問研究:保育士実技試験【造形】平成26年再試験「ふれあい動物園」
しろうずです。この記事では保育士試験平成26年再試験の過去問の解説をしていきます。
問題文の概要はこちら
ちなみに、平成26年は、台風の影響により受験できなかった受験生向けに再試験が行われたようで、その際の問題のようです。平成26年の通常の試験問題は公園にお散歩だったと思います。
ノーカット45分で描いた動画はこちら
解説
「動物園」と「動物」が難しい!動物園の様子を背景に...が非常に難しい難問でした。動物がそもそも描けない!動物園のふれあいコーナーも全くイメージできない!そんな悲鳴が聞こえそうな問題です。こういう難問は2度と出てこないでほしい...と切に願います。
●背景について
背景については、動物園の様子、という指定がありましたが、動物園のようすが分かれば良いので、しろうずの解答例のように背景に柵があって奥にキリンやゾウなどの大型動物がいても良いでしょう。
ほかのアイデアとしては、奥に建物や木の柵を配置したり、手前にハムスターなど小動物が入っている低い柵があったり、低い長椅子などが置かれていたりしても良さそうです。つまり、「動物園の様子」だからといって、ぱっと見て動物園がわかるようにかけ!という意味ではなく、動物園のふれあいコーナーの様子が背景で表現できていればいいんじゃないかと思います。にしても、難しすぎだと思いますが…。
以後、ここまで難易度の高い問題は出ていないように思いますので、試験問題を作成した先生も反省したんじゃないかな...と思います。
●動物について
動物たちについては、しろうずも、受験生と同様、特にお手本などは見たり参考にしたりしないで描きましたが、とても難しかったです。背景にいるキリンは幸いにも以前描いたことがあったのでぼんやり記憶していたんですが、ヤギは…なかなか描く機会がない!微妙な生き物を描いてしまいました。いいんです、動物だとわかれば...。
指定されている動物については、ウサギのみとか、ハムスターのみ、などでも良かったと思います。耳が大きくて表現しやすいウサギが一番楽なのではと思います。
●最近の試験問題の傾向と対策
この試験が行われた平成26年当時の試験問題では、事例に書かれている様子をそのまま書く必要がなかったので、条件の指定:動物とふれあっている、と判断できればなんでもOKでしたが、最近の傾向では事例をそのまま描くよう条件1で指定されるという傾向が続いています。
もし今後このような問題が出たら、可能であれば両方描いておきたいところですが、もし、試験当日やっぱり両方かけないという人は、最低いずれか1ポーズを必ず押さえて描くようにしましょう。
とにかく指定されている様子、動きについては最悪1ポーズ描けていることが合格ラインであると、しろうずは分析しています(あくまでもしろうずの見解です)。
使用色鉛筆について
・下書き:三菱ユニ アーテレーズカラーのオーカー
・色塗り:サンフォード カリスマカラー
を使いました。
下書きについては、消える色鉛筆の中でも、描きやすいアーテレーズカラー、色はオーカー(黄土色)です。 最近はオーカーが見やすくて便利だなと思っています。背景って黄土色で塗ることが多いので目立たないというのがポイントです。
色塗りは、今回は、最近受験生に人気が高いようなので、カリスマカラーを再度使用してみました。発色が良くて塗りやすい色鉛筆です。欠点は、消しゴムで消しにくいこと、柔らかすぎて若干折れやすいこと、茶色などの輪郭線がにじみやすいことです。描き直しが多い方にはオススメしませんが、少し注意して取り扱えばとても良い色鉛筆です。詳細はこちらの記事をご覧ください。
ほか、過去問の解説記事はこちら
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