【信州コンシェルジュ体験記⑤】松本/松本マラソン(インタビュー編)
こんにちは!工房信州の家です。
この記事は、フォレストコーポレーションが4年前から実施している「信州コンシェルジュ」の体験レポート第5弾。今回は2017年より開催されている「松本マラソン」の事務局の方にインタビューをしてきました。
信州コンシェルジュって?
信州コンシェルジュとは、
『信州で「信州らしい暮らし」を提案している私たちが、信州のことを誰よりも知っていたい。信州のプロフェッショナル、信州のコンシェルジュになろう。』そんな想いから始まったプログラム。
信州らしいアクティビティを体験しに行ったり、信州に根差し、信州を楽しんでいるプロに会いに行きます。
事務局のお二人にインタビュー
今回「信州コンシェルジュ」の活動にご協力いただいたのは松林さん、大村さんのお二方。昨年より、事務局メンバーとして参加されています。
次長(企画・運営総合管理担当)松林 典泰様
松本市職員を退職後、松本マラソンの事務局メンバーとして活躍。これまでに「セイジオザマツモトフェスティバル」の事務局や、1993年に開催された「信州博覧会」の事務局、そして2002年の日韓ワールドカップでパラグアイが松本でキャンプをした際の実行委員会に所属した経験がある。
主事(松本市文化観光部スポーツ事業推進課)大村 真郷様
松本市職員。以前は危機管理課で防災担当。異動でスポーツ事業推進課の職員になり、マラソンを担当している。ずっと野球をやっていたが、スポーツマラソンに関わるのは初。
まずは、松本マラソンがどういったものなのかお話を伺いました。
松本マラソンのはじまりと今
元々、松本では梓川ハーフマラソンや薄川元旦マラソンが開催されていましたが、いずれも閉幕してしまいました。それ以降、新たな大会を望む声が多く寄せられ、何か大会を作れないかと準備を進めて、松本マラソンの開催に至ったという経緯があります。
ここ数年は「魅せたい三ガク都がここにある」というテーマのもと開催されています。サブタイトルは年ごとにつけられており、例えば2023年大会の「新たなシンカを小春日の松本で」というのは、2022年大会で雨が降ったため、晴天を願ってという思いが込められています。
今年は「シンカが続く ようこそ快良コース」ということで、コースが改良されて走りやすくなったことをアピールしています。
松本マラソンに込められた思い
松本マラソンの参加者の県内外比はおよそ半々で、これまで47都道府県すべての方からエントリーいただいています。市としては松本マラソンをきっかけとして移住してほしいという思いもあります。ただ、移住にたどり着くには、松本を好きになってもらうところから始まると思いますので、その1つのきっかけとして走っていただくと。宿泊をし、美味しいものを食べてもらって、松本をまず好きになってほしいです。
松本マラソンに参加することで、コースを走ってみないとわからない気づきがあると思います。そういうことの1つ1つの積み重ねが最終的に移住や2拠点生活をしたいということに繋がって、ここだったら仕事しやすい、山が好きだから、山に登りたいから山の近くがいいと、そういう発想に繋がっていけばいいなと思っています。
移住促進といっても、ただ来てくださいだけじゃないと考えています。私(松林さん)も移住の仕事はやっていましたが、とっかかりとして「まずは冬に来てもらえませんか」と話していました。多分夏には観光で来ていると思うんです。なので、そういう季節感も味わっていただいて、ここなら住んでみたいなっていうのが初めて思えることなんじゃないかなって思います。
松本マラソンの魅力
松本マラソンの魅力は、なんと言っても景色を楽しみながら走れることだと思います。城下町の雰囲気が残る街なかと雄大な北アルプスの眺望が楽しめる里山を、一つのマラソン大会で満喫できるのは松本ならではの特徴です。他にも、松本らしい色でランナーを応援しようと、「峠の茶屋」という企画を実施しています。ハードな中盤区間の補給ポイントで、蕎麦やおやき、山賊焼き、りんごといった信州の名産品をランナーに振舞いました。
もちろん県外の皆さんには観光を含めてシティプロモーションの一環という部分もありますので、来ていただきたいのもあります。プラスアルファで、市民の皆さんにもぜひ楽しんでいただきたいです。そういう意味で、市民の方もより気軽に参加ができるようにと、昨年よりファンランの部やファミリーランの部を創設しました。ファンランは街なかのコースなので、ゆっくり歩いていただいても結構ですので、じっくり街並みをみながら楽しんで頂きたいです。
一方フルマラソンのコースですが、前回の大会でランナーから「少しきつい」との声もあり、今年は改良を加えました。元々はアルプスの眺望が綺麗な、ちょっと起伏のあるコースで、山岳をイメージした松本らしさを少しでも感じられるようにと開催をしていました。ただ、今年は松本らしさを感じつつも走れる、走りやすいコースにということで改良しました。7月には日本陸上競技連盟の公認検定を受けて、大会までには公認コースとしての開催ということで準備を進めています。
快良コースのおすすめポイント
薄川沿いからの北アルプスの眺望、そしてもちろん街中ですね。国宝の松本城、それから新しくできた市立博物館、そして美術館の前を通りますので、そういった文化にも触れていただけると思っています。あとは大会ゲストの金さんも仰っていましたが、スカイパーク内の空港のすぐ近くを走る大会は珍しいと思います。時間が合えば間近に飛行機を見ながら走れるっていうのはなかなかないので、これも松本ならではだと思います。
今後の展望
まず長く開催はしていきたいなという風に思っています。ちょうど今、陸上競技場がコクスポに向けて改修中ですよね(2024年6月時点)。 陸上競技のメッカでもあるので、最終的にはここをゴールにするのも良いと思います。あとは、松本の地形を活かしたアップダウンのあるところで経験を積んでいただくことによって、トレーニング的な部分も含めて、そういう大会として継続していければと思います。松本が打ち出している三ガク都といったもの、 これを具現化している大会ですので、そこを皆さんに体感していただいて、 継続していきたいという思いがあります。
フォレストコーポレーションからも6名が松本マラソンに参加します!
現在ボランティアも募集中とのことなので、走ることに自信はないけど松本マラソンに参加してみたい!という方は、ぜひご参加下さい!
▼ボランティアの申し込みはこちら
https://www.matsumoto-marathon.jp/volunteer/
後日参加編もアップ予定ですので、お楽しみに!
信州コンシェルジュ体験記はシリーズ企画。今後も信州に根付き、信州を楽しんでいる方にインタビューを行い、発信していきます!
松木