原級を用いた強意的直喩(韻を踏んでラッパー気分?)
直喩とは
A is like B. あるいは A is as ~ as B.の形を用いて、「AはBのようである」「AはBのように~である」という意味を表すものを直喩といいます。
強意的直喩とは
直喩の中で、特にA is as ~ as B.の形をとるものの中で、Bとの対比によって、~に当たる形容詞や副詞の意味を強める役割を果たすものがあり、それを強意的直喩と呼びます。
韻を踏むお洒落な表現
強意的直喩の中には頭韻(語頭の子音を合わせた韻)を踏んだものがあり、多くは本来の意味としてではなく、慣用的に用いられている。初めのasはほとんど読まれず、省略されることも多い。
(例) as busy as a bee→ビズィアザビー(太字が頭韻になっている)
強意的直喩の中で頭韻を踏む表現
as busy as a bee[beaver <米>] とても忙しい
as cool as a cucumber 極めて冷静な
as dead as a doornail 完全に死んでしまって
as dry as dust 無味乾燥の
as proud as a peacock 非常に自尊心の高い
その他の強意的直喩
as cross as two sticks 非常に気難しい
as cunning as a fox とてもずるい
as like as two peas うり二つで
as old as Adam すごく年とった
as poor as a church mouse とても貧しい
as sweet as honey すごく甘い
as thick as a plank とても頭が鈍い
as timid as a hare ひどく臆病な
as wise as Solomon とても賢い