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【MBTI】「オタクになれないINFP」はなぜ発生するのか【趣味】
「INFP=趣味に生きている、オタク」みたいなイメージ、多かれ少なかれあると思います。
主機能がFiなので、自分の「好き」に敏感
補助機能がNeなので、自分の好きなものを身の回り以外から探してくることが得意
I型なので、好きなことを深めるのが得意
実際、オタク属性のINFPは多いと思います。
しかし…!「そこまで深い趣味がない…。」という方、意外と多いんじゃないでしょうか?
というか、私がそうです。
自認INFPですが、イマイチ趣味に強くないと思っています。
アニメや漫画をほとんど見ないし、他に深めている趣味も限られています。
趣味に強くて芸術肌みたいなところがINFPの良さ、みたいなところがあるのに(近年はオタクであることが賞賛されるような風潮もありますよね)、
「仕事でもポンコツなのに、趣味の方面でも大したことない」
みたいなバケモノ(?)になってしまっているのです…!泣
今回は、なぜそのような現象が起こってしまうのか、ちょっと考えてみたいと思います笑
あくまで私個人を対象とした分析ですが、他のINFPの方にも当てはまるかも…?
I型→多趣味にはなりづらい
INFPなので、意識としてはFi>Neです。
主機能は「目的」、補助機能は「手段」というような表現がよくなされますが、INFPは、
Ne→(趣味を)広げていくことが目的ではなく、
Fi→好きを追求するために、Neを使うわけです。
なので、趣味の体系として無節操になるというよりは、
もっと絞り込まれた形になるのだと思います。
あらゆるものに精通しているタイプのオタクにはなりにくいかもしれないですね。
I型→趣味を他人と共有しない
また、I型ゆえに自己開示が少なく、趣味を他人と共有することも少なくなると思います。
他人と共有すれば、その趣味を楽しみ続けるインセンティブが高まりますが、
自分一人で楽しんでいると、自分が飽きればその後その趣味を続ける要因がなくなってしまいます。
趣味を続ける要因が「自分が楽しめるか」しかないので続けづらく、「I型なのに趣味が深まりづらい」というジレンマが発生するのです。
補助機能Ne→目移りしやすい
とはいえ、Neユーザーなのでやっぱり興味や関心が移りやすい部分はあると思います。
言ってみれば飽き性です。
趣味として深まる前に飽きてしまうことはあるのかもしれません。
「コツコツ」とは真逆の機能なので、趣味について、コツコツ調べたりして深めていく際にも妨げになりそうです。
主機能Fi→「嫌い」にも敏感
「Fi=自身の感情を重要視する機能」です。
Fiユーザーは自分の好きなものに敏感と言われることが多いですが、
裏返せば、「嫌いなもの、好きでないものにも敏感」ということになります。
自分の好き、好みにドンピシャ!というのでない場合、
趣味として受け入れづらくなるのではないのでしょうか。
世の中に存在するコンテンツには限りがありますから、
何を見ても、「自分の好みとはなんか違う…。」となってしまうのです爆笑
S型に擬態している
SN軸でいうと、Nは日常生活では役に立ちづらい機能です。
仕事につけても交友関係につけても、実務的にはS型の知覚機能の方が遥かに使用しやすいのです。
ですから、(主に代替機能Siを使い、)S型に擬態しているINFPはたくさんいると思います。
趣味に関して言えば、S型の趣味というのは、
食事、スポーツ、ファッション、映えスポットに行く、あたりでしょうか。
五感を使って楽しむ趣味です。
S型の人の方が多い&S型の趣味の方が同じものを同じように楽しめる、ので、流行りもS型の趣味に寄りがちです。
さらにINFPはF型なので、「S型の趣味を楽しめず、周りから白い目で見られる」ことを嫌がる傾向が少しあります。
なのでそういった環境に順応するために、N型にも関わらずS型の知覚機能を使って趣味を楽しもうとするが故に、オタクっぽい趣味強になりづらいのです。
(しかし、実際にはN型なのでS型の趣味も楽しみづらいのです!恐ろしい…!
筆者も休日はカフェに行ったりフットサルをしたりすることがありますが、めちゃくちゃ好きかというと…?)
Fi→Siループ
上記のように補助機能Neを抑制すると、Fi→Siループという、やや不健全な現象が発生すると言われています。
「Fi=自身の感情に忠実」+「Si=自身の過去の経験を重視」で、慣れ親しんだものに対する愛着行動を繰り返すようです。
その結果、同じことしかしないのでそのコンテンツについて深まることも広がることもないのです!
例えばですが、音楽でいえば同じ曲ばかり聴いていてもそのアーティストについて詳しくなることはないですよね。
Neを抑制させる他の要因
なお、Neが抑制される理由として、S型に擬態するからというだけでなく、
「Ne=拡散させていくことには体力的負担を伴うから」というのがあると考えています。
あくまでも「Fi=自身の感情、心の安寧を重要視」が主機能なので、
眠たい→寝る
精神的に疲れている→休む、ダラダラする
みたいに、心身への過剰な負担を避けがちです。
休養に時間をかけることを優先させるが故に、趣味をアクティブに追求したり広げていく(Ne)時間を削りがちなのです。
まとめ
もちろん、趣味を深めてオタクとして楽しんでいるINFPもたくさんいます。
ここで言いたいのは、一見オタク化することに向いていそうなINFPの各心理機能が、むしろオタク化を阻害するように作用することも有りうるということです泣
「INFPの癖に大した趣味がない…。」
「もしかしたら自分はINFPじゃなく、例えばISFPかもしれない。でもS型の良さも自分にはないし…。」
などと悩んでいるINFPの方、いらっしゃいませんか?(INFP、小さいことで悩みすぎ!笑)
趣味を持っていることはよい個性になり得ますが、趣味があまりなかったとしても、きっとあなた(というより私?笑)には、よい個性がたくさんあると思います!(そう信じています!笑)
「趣味弱INFP」として、せめてそのことに自信と誇りを持って生きたいです!!