手間をかける心

お疲れ様です
クリスマス終わりましたね~

何はなくともクリスマスっぽいもの食べてぇなと思い立って、職場から帰宅途中にあるキムチ屋で謎にキムチを、そしてスーパーで謎に酒粕・人参・ちくわ・でっかい鶏肉を買って帰りました
帰り道には季節外れの桜が咲いており、今完全に冬ですが、春が近いんだな~と思ったりしました



帰宅後完成した謎組み合わせの晩御飯がこちら

なにこれ



翌日ももちろん働いて、夜は麻雀を打ち狂いました

今年のクリスマスは中止です


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季節外れの桜を見る為に立ち止まる
自分の親世代の方々と麻雀を打つ
人生で初めて粕汁を作る

自分にとってはこういう体験の積み重ねが、小さくはあるけどとても価値があるように思える


初めてを経験して刺激を受けたり、それがあるから古巣の良さに気づいたりする

そう考えると、これも一種の成功体験ってやつで、当たり前に見えるものをしっかりと有難く思う心が、なんや言うたら一番大事やなと、それをこの冬の寒さがひっそりと教えてくれているような気がした

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思えば私は、亡くなった私の祖父に似ているかもしれない

祖父もよく何かにつけて「ありがたいな〜」と呟いており、それを見た祖母から「いつも大袈裟やねん」的な感じで笑われていた記憶がある


私は祖父の、やたら「ありがて~」的な事を、これまたやたらとしっかり噛み締めながら呟くその姿のファンだったのかもしれない

亡くなった人を思い出すきっかけは何でも良い

私はあなた方を忘れはしない

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最近は特に遠出らしい遠出はしていないが、それでもちょこちょこ街に出かけている

先日、ひとりでumieに行き服を買った
その際に友人からおつかいを頼まれる事となる


内容は、その友人の子供を撮影した写真をスタジオアリス(写真屋さん)で回収する事、そしてトイザらスでクリスマス用のお菓子を買う事だった


トイザらスに入店するのは小学生以来だった

クリスマス直前の店内は、店員さんが忙しなく動き続ける
そこここに子連れの家族や、子供の為のプレゼントを買っているであろう親御さんがいた


YouTubeやニンテンドースイッチなどが子供たちの生活に組み込まれる事がスタンダードになったとは言え、おもちゃの人気はやはりまだまだ強いんだな、と痛感する光景だった


知育玩具もそうだが、頭と体を使う手遊びやスポーツが子供の成長に与える影響も大きい
そして、幼少期の想い出に与える影響もきっと大きいのだろう


皆様にも多分、懐かしい匂いや手触りなどがあると思う

ご存じの通り、想い出には感覚が付随する

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誰かが健康に歳を重ねて、昔を思い出した時…

スマホやタブレットを楽しみ過ぎた子供たちは、指先に伝わる液晶の冷たい感触だけしか思い出せないのだろうか?

さっきまで何を見ていたか思い出せないような、そんな動画や画像を見続けているとしたら、その内容すら思い出せず、想い出の殻だけが残ってしまうのだろうか


多分そんな子供はこのトイザらスにいないんだろうな、おもちゃ屋さんってのも良い仕事だな、と考えるのであった

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そういえば今年初めて「出汁をひく」という行為を経験した

こちらを参考にした


出汁なんて、いわばエゴとエゴのシーソーゲームみたいなもんで、別に動画のようにいちいちカツオと昆布を沸騰させて~と手間暇をかけて行わなくとも、顆粒ダシを水に溶かせば完成する


しかし、動画のように出汁を取った後のカツオや昆布は、佃煮を生み出す事も可能だ

質の高い出汁を生み出す為には、質の高い食材が必要となり、出汁をひいた後の食材はまた別の料理へと生まれ変わる

しかし、顆粒ダシにはそれが出来ない

コスパもよく時短にもなる顆粒ダシには私もたびたび世話になるが、初めてカツオと昆布で出汁をひいた感動は忘れられない

あれは手間暇をかける事への喜びも有ると思うが、なんとも言えない心の豊かさを感じる事が出来た経験だった


なんか、想い出と似ている

手間暇かけた経験は心を豊かにして、その想い出が更に別の豊かさを生んでくれる

インスタントな経験は、それ相応の想い出にしかならなかったりする

そういうのを意識して人生歩んでいきて~と思いましたとさ

めでたしめでたし

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PS.志村のことも忘れてへんで~


ほなお疲れい~

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