育休復帰二日前の心の中。
慣らし保育が始まって約2週間。
私は明後日職場復帰だ。
慣らし保育が始まった4月1日。1時間保育園に預けるだけだが何とも言えない開放感があった。
安心して預けられる場所に我が子がいる上での自由な時間。
やはり育児は大変だ。仕事とは違い自分の思い通りに進まないことばかりの連続。故に専業主婦の方が会社勤めより大変だと私は考える。
慣らし保育が進むにつれ預ける時間が長くなり、自由な時間も増えていった。
平日一人で電車へ乗り、身軽に街を歩く。
とても楽だった。
子連れ同士でランチをしても、子供のことが最優先となり会話が途切れてしまうことはよくある話。
大人同士のランチは話したいことが話しきれるような喜びがある。子連れでは行けないお店にも行ける。
外に出ていれば、人と会っていれば、寂しさはあまり感じない。
だがどうだろう、平日朝8時半に送り出した後の我が家。
ガラーン
この擬音語がぴったりだ。
今日は何で寂しくなったのか考えてみた。
これまでは保育園に送っていくと、私のことを見向きもせずおもちゃに夢中で遊び出す我が子だったのだが、今日は違ったのだ。
保育園にあるおもちゃを私に見せてきて「一緒に遊ぼう」と訴えかけてきた。
私は数分付き合ったが、慣らし保育の意味がなくなってしまうので先生にご挨拶をして立ち去ることにした。
すると私を追いかけてきて、泣いた。
我が子は思ったのだ。「ここは楽しいけどお母さんと一緒が良い。お母さん行っちゃうのやだな。」
2歳児なりに戦っているんだ。
そう感じて私は胸がキューンとなった。
家に帰ると、育休復帰のために購入したお掃除ロボが家中をきれいにしてくれていた。
ペットがいるような感覚で少し落ち着いた。
そして今この気持ちを残しておこうとnoteを開いた。
私は2年、我が子と24時間過ごした。1日の半分以上離れる日が続くのは初めてだ。
今日も公園飽きたな、おもちゃが散らかるの嫌だな、お風呂ゆっくり入りたいな、ご飯すんなり食べてほしいな、寝かしつける時間て無駄だな、、、
そんなマイナスな感情を持っていたのは事実。
けれどこの数日。いざ離れてみると、なんという空虚感。
一緒にいる時間をもっと大切にしよう、たくさん遊んであげようと思った。たくさん目を見て笑い合おう、成長を見逃さないように。
2021.4.14