ゆとりですがなにか 入れる大学、入れる会社 / 文部科学省のモルモット?
本当に自分の信念を持って、大学や会社を選ぶなんて人はどれほどいるのでしょう?
就活をしなければいけないから、就活をして。
本当にやりたいかどうかわからない仕事にしがみついて一生を終えていく。
そんな人生を送る人に対して、ドラマ「ゆとりですがなにか」は疑問を投げかけました。
この記事では、社会派コメディドラマ「ゆとりですがなにか」の内容に触れながら、ゆとり世代とは、人生とは何か、についてゆる~く記します。
最後まで楽しんでいただければ、幸いです。
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【ドラマの概要「ゆとりですがなにか」】
「ゆとり第一世代」と社会に括られる、1987年生まれのアラサー男子3人が、仕事に家族に恋に友情に、迷い、あがきながらも懸命に、世の中の理不尽に立ち向かう様を描いたドラマです。
演技の上手い出演者が揃った現場を仕切ったのは、脚本家は宮藤官九郎さん。
【人生に刺さるマリブの正論】
物語の見どころはいくつもあるのですが、柳楽優弥さんが演じるマリブの言葉は、多くの視聴者の心に残りました。
マリブがどんな人物かというと、東大目指して11浪し、いかがわしい店の客引き(おっぱいパブ)で生計を立てるという世間体的には良くない人物です。
しかし、彼は何事にもブレず、言いたいことをズバッと言いました。
自分の信念を持っており、社会に流されない強さを持っていたのです。
島崎遥香さんが演じている「ゆとり」は就活に悩む女子大学生でした。
まりぶは、そんなゆかりにこう言います。
「なんか、就活するために大学入ったみてぇだな」
この言葉には考えさせられました。
僕自身も、大学3、4年生になれば就活をするのがあたりまえだ、と思っていたのです。
自分が本当にやりたいこともわからず、ただ就活をしないといけないという常識に流されていたのかもしれません。
マリブが坂間(ゆとりの兄)に言った台詞も、考えさせられるものでした。
(坂間が、大学と会社を選んだ理由は「入れそうなところ」と聞いて)
「すげーな。入れそうな大学入って、入れそうな会社入って、辞めずに続いてんだよ。すごくね?」
「ゲームでいったらレベルアップしないで何回も何回も同じこと繰り返してるわけじゃん、余裕でクリア出来るステージを。無理だわー、ないわーその才能。だからこんな暮らしなんだな!」
これは、多くの人に言えることかもしれません。
”やりたいこと”を見つけて入りたい大学、入りたい会社に入れるのが理想ですが、そんな人はごく一部しかいないでしょう。
多くの人は”やりたいこと”を探し、迷います。
そして、自分が入れるところに、入って、入れそうな会社に入ります。
僕はそうでした。そして、そこそこ高待遇で安定している、という理由でなんとなく選んだ国家公務員を3年で退職しています。
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あなたはどうでしたか?
マリブはそういう大衆の姿勢に真っ向から疑問を投げかけます。
これこそ、このドラマで宮藤さんが伝えたいことなのでは?
新卒社会人の3年以内の離職率が30%を超えているという異常な日本の就職戦線へのメッセージなのかもしれません。
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【ゆとり世代はモルモットではない】
最後に、文部科学大臣が「ゆとり教育との決別宣言を明確にしておきたい」と発言したことについて触れておきます。
これは言い方を冷酷にすれば、「ゆとり世代を切り捨てた」「次の世代に期待します」ということです。
僕はこの発言を聞いてこのように解釈しました。
ゆとり世代は、'大人の事情でゆとり教育という壮大な国家実験に巻き込また挙句に、失敗作として社会に放り出された'
ゆとり教育との決別宣言を明確に、ということはそういうことなのでは?
声を大にして言いたいのですが、僕たちゆとり世代は文部科学省のモルモットになりたくてなった訳ではありません。
たまたまこの世代に生まれて、このゆとり教育を受けただけです。
それなのに、「これだからゆとり世代は」と扱われることが多いというのは、歯がゆいことです。
ゆとり世代の中でも、がんばっている人はたくさんいるのです!
(僕は大した結果も出していない道楽家ですが(笑))
もう過去は変わりません。
文部科学省をせめても仕方がありません。
僕たちゆとり世代は、自分たちなりの自負をもって、今日も生きていきます。
自分にできる目の前のことに、取り組んでいくだけです。
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貴重な時間を使って読んでいただき、誠にありがとうございました!
私の記事は、いかがでしたか。
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