コロナウイルスに〇〇を引き裂かれるな
ウイルスの恐ろしいところは毒性だけじゃない。
人の心に不信感という種を植え付けた。
ウルトラセブンでいうメトロン星人。
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気軽に飯を食いにいく
気軽に営業先に訪問しにいく
そんな時代じゃあなくなってきてる。
人を誘うこと、営業先に行くこと
従来は当たり前やった。
そのあたりまえの選択さえ、相手に違和感を与えてしまう。
「え?この時期に誘ってくるん?」
「え?この時期に営業に来るん?」
そんな言葉は、相手は言わないかもしれない。
いや、多分言わない。
愛想笑いでかわすだろう。
相手の思いやりを重んじる民族やから。
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ただ、無神経な発言は、相手にストレスを与える。
実は断る方が精神負担は大きい。
恋愛でもそうだ。
振られた側より、振る側の方が、
心が疲れることだってある。
安直な突撃は、自分だけでなく相手も傷つける。
突撃??ミルタンクかよ。
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飯に行く、対面営業をする。
そのリスクはなんだ?
自分の感染?家族への感染?
いや、日本人が最も恐れていることは、職場や学校で、感染者として、非難されることだ。
忖度まんじゅうなるものが発売されるほど、他人の評価を気にすることが多い我が民族。
よくいえば、優しい。
わるくいえば、自分がない。
誰から何を言われようが、俺は俺の道を、私は私の道を進む。というドンキホーテのような騎士は、日本人には少ないように思える。
みんながしてるから。
あの人がいってたから。
実は、そのように判断を誰かに委ねることはとても楽だ。
何か問題が起こった時に、他責にできるのだから。
約75年前の敗戦とあまり変わっていない。
責任の所在を曖昧にしてうやむやに。
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「自分の意思を出せば」「尖れば」必ず人とぶつかる。
今、地位と名誉を得ている著名人は、その大半がかつては「異端児」だった。
歴史の偉人もそうだ。
いつだって、嘲られて、笑われた異端児が、ストイックさという武器を提げて栄光を掴む。
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では私たちはどう生きればいい。
このコロナの時代で。
今は、現実世界では守りの時期だろう。
将棋でいうならば、囲いを作る。
サッカーでいうならば、システムを変えてディフェンダーを増やす。
北朝鮮のサッカーチームみたく極端な守備重視でも構わない。
会社を経営しているなら、
人を取らない。
むしろ解雇さえ視野に入れる。
雇われているならば、無駄なものは買わない。ステイホームで楽しめることを試行錯誤する。
ただ、インターネットという基盤での活動にはアクセルを踏むべきだ。
会えないからこそ、インターネットが重要になる。
テスラ・モーターズのような、営業マン抜きの販売が、スタンダートになる日も近い。
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物事にはタイミングというものがある。
コンフィデンスマンJPに登場し、その変わらぬ美貌を見せつけたビビアンスー。
彼女はブラックビスケッツというグループでこんな歌を歌った。
ズレた間のワルさもそれも君のタイミング
今、私はこの歌詞を再度解釈した。
これはもしかすると、2020年に流行するコロナウイルスのことを言っているのではないか?
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コロナウイルスは本当に間が悪い。
日本にとって、今年は非常に大事な年だった。
2020、東京オリンピック開催。
それに合わせて、観光立国を打ち立て、インバウンド需要を生み出していた。
京都・嵐山、大阪・道頓堀、東京・浅草、静岡・富士山
どこも外国人だらけ。
賛否両論こそあれど、経済的な面では確実に恩恵を受けていた。
デービットアトキンソン氏が訴えた観光立国。
まさにその構想に一歩足を踏み出していた。
観光にアクセルを切った日本に、待ったをかけたのが、コロナウイルスだ。
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日本政府がコロナ対策で後手に回ったのは、間違いなく「習近平氏の来日」と「東京オリンピック」があったからだ。
その2つがあったからこそ、国際線封鎖の処置を取る決断が遅くなった。
そして、賛否両論となるダイヤモンドプリンセスの対応。
あれで防ぎ込めたという人もいれば、ウイルスを培養した、という人もいた。
いずれにせよ、東京オリンピックを開催するためには、問題を大きくしたくなかった。
だが、それが故に感染症対策が後手に回り、今や見る影もない。
混沌とした世界??
混沌の一言じゃ全てを片付けられないだろ
でもそれに代わる言葉は誰も知らないんだよな
晴天がぐずついて嵐みたいな声が聞こえる
でも最新の物差しは僕には関係ない
UNISON SQUARE GARDEN / マスターボリューム
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緊急事態解除された途端、普通に人が動き出したからこうなることは当然だ。
感染者増は驚くことじゃない。
問題は、重症患者数や、病院の空き状況などの本質的な問題をメデイアがあまり報じないことだ。
メディアは、安倍首相がアベノマスクからベツノマスクに変えたと大喜利のようなことをしている。
当の首相はだんまり決め込んでお手上げ無策。
感染症対策で出てくるのは、本丸の厚生労働省の加藤大臣ではなく、
経済再生担当の西村大臣。
空軍の指揮を、海軍の司令官が執っているくらいには、無茶苦茶だ。
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コロナウイルスの恐ろしいところはその毒性だけじゃない。
人の心に不信感という種を植え付けたところ。
政治不信、隣人不信、観光客不信。
誰に対しても、「この人は感染者ではないか?」と疑いの目をもってしまう。
まさに江戸時代末期のような、どちらかといえば平和ボケの時代から、人を疑う時代になってしまったのだ。
コロナウイルスがやってきたタイミングは、だいたいそんな感じ。
ウルトラセブンでいうところのメトロン星人の策略だ。
メトロン星人についてはここでは割愛。
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では、どうすればいい?
漫画・もやしもんのように、細胞が目に見える機械を開発するか?
実況パワフルプロ野球のようなスケスケゴーグルを開発するか?
非現実だ。
では、もっとシンプルに考えてみよう。
スウェーデンのように、大きく対策をせず、集団免疫の獲得を目指そうか。
否。
あれは、スウェーデン政府という稀に見る国民から信頼されている為政者だからできることだ。
我が国の為政者は残念ながらそれはできないだろう。
モリカケから始まり、桜を見る会、自衛隊日報。
政権への信頼はどうだ?
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では、どうすればいい。
コロナに立ち向かうために。
一刻も早く、国民全員にPCR検査を実施するのはどうだろうか。
コロナウイルスは、誰がかかっているかわからないからこそ怖いのだ。
「感染者さえわかれば」対策は打てる。
誰がかかっているかわからない状態で、経済の動きを止めてしまうのはいかがなものか。
こんなことを私が言っても、何もならない。
だから私は、ブログを書き、集客を行い、自らが開発する教育製品の発売の種を撒いている。
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歴史40年周期に沿うならば、
2025年までは日本は苦境が続く。
あまり慌てることはない。
ただ、希望はある。
光はある。
なお、ブラックビスケッツは
タイミングという楽曲でこう歌っている。
僕のココロ和ます なんてフシギなチカラ
もしかすると、
何か突飛な発明や、出来事があり、
私たちの心が和むのかもしれない。
そんなのは、他力本願。石山本願寺。
拡がるよ、格差社会。
できることをしよう。
ひとりひとり。
大切な人とは、声で繋がろう。
制限されるほど、自由が来た時に、「幸福度が増える」たぶん。
暴走への誘惑、渋滞にて最悪。 自由への招待?
そして、三密回避。
そして、「半年ほど在宅ワークをしても給料が通常通りもらえる大企業」に転職しよう。
おっと、それが一番難しい!
最後まで読んでいただき感謝でございます。
では、
お後がよろしいようで!