散つて名残はとめませぬ~今年の桜を振り返る
こんにちは、ぶらっくまです。つい先日まで寒の戻りに震えていたと思ったら、気付けば、ここ神戸はもう葉桜の季節になりました。皆さんがお住まいの地域はどうですか。
神戸新聞では今年も、カメラマンや記者たちが兵庫県内の桜前線を追いかけました。「今年はゆっくり桜を眺められなかった」という人も、写真だけでもお楽しみいただければ。
和の風情/播磨町・野添北公園
訪日客も笑顔/姫路市・姫路城
コウノトリと共演/豊岡市日高町
夜は別の顔/丹波市氷上町・加古川沿い
夜の桜堤/丹波市春日町・柚津川沿い
樹齢300年超、降り注ぐ白/佐用町・光福寺
薄桃のトンネル/丹波篠山市西岡屋・有居地区
シダレザクラのドーム/新温泉町・泰雲寺
夜桜あでやか/神戸市・王子動物園
しっとり 霧に煙るエドヒガン/川西市黒川
「桜の海」に浮かぶ車/丹波市市島町・大杉ダム自然公園
地表を染めて/南あわじ市・諭鶴羽ダム
川面に揺れる/稲美町
〈ぶらっくま〉
今年の桜を振り返る写真の数々、いかがだったでしょう。「もうちょっと見たかったな」と思わせる儚さも桜の魅力ですよね。私事ですが先日、朝刊の「デスク日誌」という小さなコラム欄で好きな桜の歌を紹介しました。俵万智さんの作で、ご存じの方も多いでしょう。
〈さくらさくら さくら咲き初め咲き終わり なにもなかったような公園〉
一気に咲き誇り、パッと散ってしまう桜の魅力を見事に表していますよね。
ちなみに今回のタイトルの「散つて名残は~」は中原中也の「はるかぜ」という詩の一節です。こちらも物悲しさを含んだ素敵な詩です。