春は旅立ちの季節です。何かふさわしい記事がないかと探していたところ、進水式が目にとまりました。大海原への門出を、盛大で、迫力ある写真とともに播州人3号がお伝えします。
紙面には潜水艦の進水式がたびたび登場します。
それには理由があります。
潜水艦の建造を神戸が一手に引き受けるからです。
川重、神戸で建造
潜水艦「とうりゅう」進水
海自、21年に配備
名前は兵庫県内の名勝にちなんで付けられています。
記事にある通り、潜水艦は川崎重工業神戸工場と三菱重工業神戸造船所が建造し、交互に防衛省へ納めています。
こちらは三菱重工業神戸造船所の進水式です。
潜水艦「たいげい」進水 三菱重工神戸造船所 戦後29隻目
「大鯨(たいげい)」とは、見た目にもぴったりの名前ですね。
たいげい進水式の動画はこちら
潜水艦の進水式の写真を集めてみました。
見学の人と大きさを比べてみてください。いずれも迫力のある写真です。
潜水艦ばかりではありません。こんな船も神戸から旅立ちました。
世界初 液化水素運搬船
川重が進水式
豪州→神戸 輸送実証へ
昨年実施された実証実験では「すいそ ふろんてぃあ」が神戸から豪州に向けて出港し、現地で液化水素を積み込み、無事神戸に戻ってきました。
次世代エネルギーとして期待される液化水素の商用化に向けた取り組みが加速しそうです。
「すいそ ふろんてぃあ」の進水式の動画はこちら
古い写真が見つかりました。昭和46年の進水式です。
造船で賑わった神戸ですが、最近では進水式も珍しくなっています。
川重・神戸工場 商船17年ぶり進水ゼロ 昨年 荷動き低迷など影響
〝神戸最後〟ばら積み船進水 穀物や石炭 船倉に直接積載 川重、中国に製造拠点シフト
背景を探った記事が見つかりました。
なぜ日本の造船事業 停滞? 荷動き減速「船余り」深刻 低コスト中韓勢に苦戦 川重、三菱 撤退含め検討
<播州人3号>
1997年入社。神戸では大型船の進水式が市民に公開されることがあります。その募集記事も紙面で見かけます。進水式の取材には主に造船会社を担当する経済部が出向くため、取材する機会はありませんでしたが、風船や紙テープが舞う船出を一度は間近で見てみたいです。
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