こんにちは、ぶらっくまです。突然ですが、皆さんは「ふるさと納税」は活用されていますか。各自治体が寄付額を増やそうと、さまざまな返礼品を用意していますよね(返礼品競争の過熱や、自治体間の格差など問題も起きていますが)。そんな中、兵庫県の三田市が先日、ちょっと驚くモノを返礼品に追加すると決めました。
返礼品に純金トランプ、縁起良く777万円/切り札になるか、知名度アップに期待/ふるさと納税で三田市
記事によると、6月中旬のうちにも追加予定とのこと(神戸新聞NEXTで記事全文を読めます。会員用記事ですが、無料会員制度もあります)。三菱マテリアル(東京)の三田工場が受注生産するそうです。ふるさと納税の返礼品の調達額は「寄付額の3割以下」というルールがあり、金の価格がさらに高騰すれば寄付額は777万円から引き上げられます。
かなりの高額納税者でないと、ゲットできないですね。ただ市としても、「三田」ではなく「三田」と間違われることの多い地元の知名度を上げ、市のふるさと納税全体の呼び水にしたい、という狙いのようです。純金トランプで、ババ抜きや七並べをしている光景をちょっと見てみたいものですが。
「安全資産」として人気が高まっている金ですが、単なる投資対象としてだけでなく、昔から「豪華」「優雅」「富」などの象徴として用いられてきました。代表はジュエリーでしょうが、過去の新聞紙面を見ると、さまざまな「純金製○○」が登場しています。前置きが長くなりましたが、今回は金にまつわる話題をお届けします。
純金ゴジラまばゆく 1億5千万円、神戸の時計店
次も、同じ貴金属店からの話題です。
値段を付ければ3億円相当…/「純金千両箱」を公開 神戸・貴金属販売店
ミッキー 黄金スマイル/純金像展示
次の記事は、「こんなところにも金が…」と驚く人もいるかもしれません。
議員バッジ 価格高騰/全国地方議会調査/「金」上昇で単価最高6万6千円
ところで、冒頭で三田市の話題を紹介しましたが、われわれ神戸新聞の記者が「兵庫県内の自治体で金といえば―」と真っ先に思い起こすのが(年代にもよりますが)、淡路島の旧津名町(現淡路市)です。
1989(平成元)年、竹下登内閣が全国の市町村に一律交付した「ふるさと創生事業」の1億円を財源に、町内の施設で「1億円金塊」を展示。その年の施設来場者は38万人に上り、当時、全国的なニュースとなりました。
その出来事を簡単に振り返った記事があるので、ご覧ください(詳しくは、この「うっとこ兵庫」に「ふるさとを創った1億円。淡路島の金塊と、その後の姿」という記事があります)。
<プレーバック 平成あの日>1989(平成元)年3月6日 /旧津名町に1億円金塊 地方創生、次の時代も
上の記事の最後にある「金色のラッピングバス」はその後、実際に運行されました。
淡路市 乗れば幸運!?/金色のバス 記念式典で披露
旧津名町時代に端を発する「金推し」はバスにとどまりません。
淡路市の「オノコロ」シンボルの大観覧車/ゴンドラ新調 金色に/1億円の金塊にあやかり「乗れば金運アップするかも!?」
〈ぶらっくま〉
1999年入社、神戸出身。金の話題、いかがでしたか。近頃、金の相場価格が上昇しているというニュースをよく耳にするようになりました。私は縁がないですが、議員バッジに金を使う必要はないと思います。