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ジャズの似合う街、KOBE
神戸とジャズの関係は古く、日本のジャズ発祥の地とされています。街中でジャズの演奏と出合う機会も少なくありません。そんなジャズの流れる街、神戸を播州人3号が紹介します。
1923(大正12)年4月、神戸市内のホテルでプロバンドのジャズが国内で初めて演奏され、その後、ジャズはミナト神戸の文化として根付きました。
4月4日は「神戸ジャズの日」です。こんな意味が込められています。
「4ビート」に合わせ
4月4日は「神戸ジャズの日」
推進協制定 発祥の地アピール
日本のジャズ発祥の地をアピールしようと、「ジャズの街神戸」推進協議会が、4月4日を「神戸ジャズの日」と定めた。日本初のプロバンドの演奏が神戸で行われたのが1923(大正12)年の4月▽ジャズといえば4ビート(4/4拍子)―という二つの根拠に基づいている。
神戸市民文化振興財団によると、1923年、同市内のホテルでプロバンドのジャズが国内で初めて演奏された、とされる。阪神・淡路大震災後も市民らに勇気を与え続けたジャズの魅力を発信していこうと、昨年10月にミュージシャンや企業、行政などが協議会を立ち上げた。
神戸ジャズの日の制定は、その取り組みの一環で、「日本記念日協会」への登録も完了。今年4月4~5日には、記念イベントを神戸文化ホール(神戸市中央区)などで予定している。
昨年10~12月に一般募集したキャッチコピーも、5416件の応募の中から「いいジャズを、いい街で」に決定。協議会は今後、このコピーを取り入れたロゴの作成などを進めるほか、2020年の東京五輪に合わせ、世界規模のジャズイベントの開催を目指す。
ジャズの生演奏が聴ける飲食店も多く、繁華街をほろ酔い気分で歩いていると、演奏の音が店から漏れ聞こえ、思わず足を止めることがあります。
ジャズファンも多いのでしょう。
地元のラジオ局にはジャズの専門番組もあります。
ラジ関 きょうから新番組
ジャズの街 神戸発信へ
ゆかりの演奏家 公開収録ライブ
神戸のさまざまなジャズシーンを紹介するラジオ関西の新番組「コウベ ジャズフォニック ラジオ」が、6日始まる。ニューヨークで長く活躍してきたトランペット奏者の広瀬未来さん=神戸市東灘区=ら、神戸ゆかりの演奏家がパーソナリティーを務め、公開収録ライブなどで「ジャズの街神戸」を広くアピールする。
ジャズ関係者や企業、行政などでつくる「ジャズの街神戸」推進協議会が制作する。広瀬さんのほか、高橋知道さん(テナーサクソホン)、たなかりかさん(ボーカル)が出演。同局アナウンサーの池田奈月さんがアシスタントを担当する。
公開収録ライブを毎月開催し、リスナーのリクエスト曲などを演奏する予定。ほかにも学生グループの紹介や演奏、市内のジャズクラブやライブ情報など、盛りだくさんの内容になる。
毎週火曜日の午後5時55分~8時。第1回の6日は、神戸・元町のカフェ「萬屋宗兵衛」で5日に開かれたライブの模様を放送する。広瀬さんは「スイング、ディキシー、コンテンポラリーなど、神戸のジャズは幅の広さが特長。初心者から玄人まで楽しめる番組にしたい」と意気込んでいる。
NHK神戸放送局もジャズの街、神戸ならではの番組を続けています。
NHK神戸ジャズ新番組
初回 小曽根さん出演
NHK神戸放送局は27日午後7時半から、総合テレビで新番組「HYOGO+『ジャズライブKOBE』」を放送する。3月まで毎週金曜午後にあった「ジャズライブKOBE」の後継として、年4回の特別番組に生まれ変わる。
日本のジャズ発祥の地が神戸であることから、同局は「ジャズライブKOBE」を16年間放送。神戸市中央区の公開スタジオ「トアステーション」を舞台に、多くのアーティストの音色を届けてきた。
これまでは約10分間だったが、新番組では27分に拡大。第1回のゲストは、神戸が生んだ世界的ジャズピアニスト小曽根真さんが登場する。父の実さんが「ジャズライブKOBE」の立ち上げに尽力した縁もあり、最初の奏者に選んだ。
新曲や神戸ゆかりの作品を披露し、父との思い出話や、自身の還暦に合わせた新アルバム「OZONE60」の紹介、初心者向けのジャズの聴き方を語る。
前身の「ジャズライブKOBE」も毎回、生演奏が流れる渋い番組でした。
ラジオやテレビだけではありません。ジャズはこんなところでも聞こえてきます。
ジャズを聞きながら快適に!?
JR三ノ宮駅西口 男子トイレを新装
JR西日本は5日、JR神戸線の三ノ宮駅(神戸市中央区)西口の男子トイレのリニューアルが完成し、7日から使用を開始すると発表した。日本のジャズ発祥の地とされる神戸にちなみ、トイレ内にジャズオーケストラのBGMが流れる。JR西は「ジャズの街神戸の魅力を発信し、快適な空間を提供したい」とする。
中高生でつくる「神戸ユースジャズオーケストラ」や、神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校(神戸市中央区)のビッグバンド、神戸出身のトランペット奏者広瀬未来さんらによる、「ストライク・アップ・ザ・バンド」「バット・ノット・フォー・ミー」などなじみのあるスタンダートナンバー9曲。午前10時~午後5時の間に流れる。
また、和式トイレを全て洋式化。個室ブースにはオストメイトやベビーベッド・ベビーチェアを新設した。西口の女子トイレのリニューアルは冬ごろに完成予定という。
神戸最大のジャズのイベントは「神戸ジャズストリート」です。
国内外のミュージシャン約200人がおよそ10会場でステージを披露し、2日間で3千人超のファンが訪れていた、と過去記事にありました。
残念ながら、実行委員らの高齢化や資金難などで2019年以降は開催見送りが続いています。新型コロナの感染拡大も影響しました。
そんなジャズストリートについて明るい話題が先日、紙面を飾りました。
神戸の街にスイング再び
今秋「ジャズストリート」、3年ぶりに
資金難 ネットで寄付募る
![](https://assets.st-note.com/img/1653917723355-WOF7vu3byD.jpg?width=1200)
神戸・北野坂周辺で40年近い歴史を誇るが、資金難などで中止されていた音楽祭「神戸ジャズストリート」(神戸新聞社など後援)が今年10月、3年ぶりに復活する。実行委員会の高齢化が進む中、神戸のジャズ文化を次世代に伝えたいと、クラウドファンディング(CF)で資金の募集を始めた。田中千秋委員長(77)は「神戸ジャズの灯を消さないために今回必ず成功させ、発祥100年となる来年につなげたい」と力を込める。
音楽プロデューサーの末廣光夫さん(2012年に死去)の企画で1982年に始まり、全国のジャズストリートの先駆けとなった。ボランティアで運営する実行委が阪神・淡路大震災があった95年を含め、38回連続で行ってきた。ディキシーランドやスイングなど伝統的なジャズを重視。海外と日本の演奏家の共演は人気で、毎年約2千~3千人のファンが訪れた。
だが19年、台風のため1日のみの開催となり、チケットの払い戻しなどで収入が激減。実行委の高齢化や新型コロナウイルス禍もあり、20年から中止を余儀なくされた。
その後も実行委は田中さんがマネジャーを務める三宮のジャズバー「ヘンリー」などで話し合いを重ね、20年12月、思いがけず神戸ジャズストリートのファンから寄付があったことで、再開に向けて走り始めた。
今回は10月7~9日の9会場で、コロナ禍のため海外の演奏家は呼べないが、神戸出身の人気ギターデュオ「DEPAPEPE(デパペペ)」を招くなど、神戸ジャズと接点のなかった若い世代に来場してもらう新たな試みを始める。
資金面の問題はまだ解決していない。事業費は約1300万円。コロナ禍や空白期間が影響し、スポンサーの獲得に苦労しており、田中さんは「ゼロからのスタート」と打ち明ける。このため、神戸新聞のCFサイト「エールファンド」で100万円を目標額に資金を募ることに。返礼品には、Tシャツやタオルなどを用意する。期間は7月31日まで。
神戸は1923(大正12)年4月、日本で初めてのプロジャズバンドが演奏し、4月4日は「神戸ジャズの日」とされる。田中さんは「なんとか今年は神戸の街にスイングを響かせたいので、広く支援をお願いしたい」と呼び掛ける。
待ちに待った再開てす。
秋空の下、神戸の街に軽快な音楽が響き、再びにぎやかになりそうです。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
神戸ジャズストリートの開催に向けた資金協力を神戸新聞社のクラウドファンディングサイト「エールファンド」で募集しています。協力の手続きや、おしゃれな返礼品をご覧になる際はこちらからどうぞ。
<播州人3号>
1997年入社。兵庫県内には神戸以外にもジャズの盛んな街があります。播州の高砂市です。高砂高校ジャズバンド部は半世紀以上の歴史があり、2004年に公開された映画「スウィングガールズ」のモデルにもなりました。山陽電鉄高砂駅では電車到着時に高砂高のジャズバンド部が演奏する曲が流れます。市内ではジャズライブも開催され、こちらもジャズの街です。
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