こんにちはド・ローカルです。突然ですが、ここでクイズを1問。
「世界最大の単細胞って何でしょうか?」
正解は「ダチョウの卵」です。神戸市西区の農村部・神出町ではダチョウの卵から作った抗体を使い、画期的な抗菌作用を持つ商品が続々と誕生しています。薬局で買えるマスクから米陸軍の対テロリスト用ワクチンまで。日本での生産拠点は約45羽を飼育する西区のこの施設「ダチョウ牧場」のみといわれます。
開発のきっかけは、獣医師で京都府立大学(京都市左京区)の塚本康浩教授(現・学長)の「気付き」でした。
抗菌作用の商品続々 ウイルスから守る ダチョウパワー インフル、虫歯… あらゆる菌に応用可能
新型コロナウイルス対策としても、ダチョウの卵が持つ抗体パワーは世界から注目を集めました。
「ダチョウ抗体マスク」 中国から注文30万枚
荒涼たる山間部を野生味たっぷりに駆け抜けていくダチョウたち。細く、そして、たくましい脚。山間部といえど、神戸市西区です。初めてこのダチョウ牧場を訪れた時、「こんな場所に…」と驚きました。
このダチョウはどこからやってきたのでしょうか? 関係者に尋ねてみると食肉用に輸入された南アフリカやオーストラリア産ということでした。この土地を持っていた食品加工会社の経営者が、傷みが早く、産業廃棄物扱いで処分に困っていた「モヤシ」がダチョウのエサになることに着目し、この地でダチョウの飼育をはじめ、今のダチョウ牧場になったといいます。
<ド・ローカル>
1993年入社。低カロリーで高タンパク―。世界最大の鳥、ダチョウの肉が、牛、豚、鶏に次ぐ「第四の食肉」として注目を集めているそうです。飼育が容易で早く出荷でき、鳥インフルエンザなどの病気にも強いとあって、飼育農家も増えているとか。一度、食してみたいものです。
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