重く、巨大なものをつり上げて運ぶため工事現場などで活躍するクレーンです。神戸では、陸上だけでなく、港や海上で見かけることがあります。紙面に登場した特徴的なクレーンを播州人3号が紹介します。
神戸の人にとっては見慣れた光景です。
「海のキリン」や「港のキリン」と呼ばれるガントリークレーンです。
真夏の幻影 海のキリン 神戸港
港の大型クレーンは、季節や時間帯によって印象が大きく変わります。
これだけ大きなものをどうやって設置するのでしょうか。
分解してトレーラーで運ぶものと思っていましたが、意外な方法でした。
神戸港
朝もや進む 巨大キリン
クレーンを運ぶのでなく、クレーンそのものを備え付けた船があります。
日本最大となると、こんなにも大きくなります。
日本最大のクレーン船 海の力持ち
4100トン高々と
姫路城の「平成の大修理」(2009~15年)の際も大型クレーンが活躍しました。
すぐそばに世界文化遺産・国宝のお城があります。ボルト1本落とすことも許されません。
工事用の素屋根(工事用建屋)に覆われた姫路城と2基のクレーンです。
大きさだけでなく、操縦方法にも驚きます。
操縦はどこでやっているかというと―。
写真の通り、クレーンの操縦席からつり上げている鉄骨を目視できません。とび職人との無線交信と、つり先を映すモニターで間合いを測るようで、高度な技が光ります。
<播州人3号>
1997年入社。神戸ハーバーランドの本社からもガントリークレーンが見えます。改めて眺めると、「港のキリン」という呼び名がぴったりです。ポートタワーや大型客船などとともに、立ち並ぶ「キリン」の姿も神戸港の景観を構成する重要な要素です。
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