その分野の先駆者となった男性を「○○の父」と呼ぶことがあります。教科書に載るような有名人からローカルな先人まで紙面では「父」と扱われています。そんな兵庫ゆかりの偉人たちを播州人3号が紹介します。
驚くような経験を重ねていますが、同じ江戸期に漂流したジョン万次郎ほど知られていないのはなぜでしょうか。
明石市と加古川市の間にある小さな町出身の「新聞の父」です。
播磨町出身 ジョセフ・ヒコ
「新聞の父」知られざる功績
1850年代 米の万博で仮名文字紹介
記念誌制作の子孫らが発見
▼資料取り寄せ 完成に1年記念誌/地元などに寄贈予定
リンカーンら米大統領とも会談した日本人です。
大河ドラマにもふさわしいエピソード満載の人生です。
次は「柔道の父」です。講道館を興した人として知られていますが、あの有名校の開設に尽力したことはご存じでしょうか。
神戸・東灘出身 嘉納治五郎テーマに講演
校長ら神戸での功績を紹介
2019年のNHK大河ドラマ「いだてん」では主人公の恩師として登場しました。
灘中・灘高の記事を集めた投稿はこちら
もう一人の「柔道の父」がいます。
JUDO強豪国の礎を築きました。
姫路生まれ、「フランス柔道の父」
川石酒造之助の肖像画寄贈
兄の孫、ウインク武道館に
東京五輪ではフランスの柔道代表チームがゆかりの姫路市で合宿し、新種目として導入された混合団体で日本を破って頂点に立つなど好成績を収めました。
記事中にもありますが、川石は主に白と黒の2色が使われていた柔道帯に、新たに緑や青など5色を加え、白から黒まで計7色で上達の程度を分かりやすく示し、この色分けが、後の柔道着のカラー化にもつながった、と別の記事で紹介されていました。
「コープさん」と市民に親しまれる「生協」にも「父」がいます。
「コープさん」 敬称なぜ「さん」付け?
顔見える関係 親しみ込め
このほか紙面では「兵庫県文化の父」(富田砕花)、「播但線の父」(内藤利八)、「養蚕の父」(上垣守国)らが見つかりました。
<播州人3号>
1997年入社。試しに海外の「父」も調べてみました。「音楽の父」(バッハ)、「近代オリンピックの父」(クーベルタン)、「中国革命の父」(孫文)、「近代劇の父」(イプセン)らが紙面に登場していました。
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