リュウキュウサンショウクイに注目
舞子墓園を出ようとしたとき、ヒリリリの声
サンショウクイ…いやもう渡りは終わっているはず
リュウキュウサンショウクイだ
亜種サンショウクイは夏鳥
4月中旬ごろやってきて、9月には南へ帰る
一時個体数の減少が心配されたが、やや持ち直してるようだ
亜種リュウキュウサンショウクイは元来、名前の通り南方の鳥で、九州以南に留鳥として分布していた
近年、本土でも生息確認が増え、私は神戸市内では西区、垂水区、北区で確認している
留鳥的な動きをするなら、年中生息し、もちろん繁殖してもおかしくない
現に関東地方では繁殖が確認されている
私は亜種サンショウクイのいない非繁殖期にしか見たことがないが、ほとんどの場合、2羽で行動しておりペアの可能性が高い
繁殖期にも生息し、繁殖している可能性は十分に考えられる
まだ未確認だか、単に私が識別できていない可能性も高い
おでこの白色部の広さや胸の黒ずみには明確な違いがあり、写真に撮ると明確に識別可能である
ピリリリと聞きなされる声に違いがあり、以下のサイトから声を確認できる
今日、最初聞いた時、サンショウクイ(のどちらか)かも…と思いながらヒヨドリのヒーの声かと判断した
あれはやはり亜種リュウキュウサンショウクイだったのではないだろうか
以下のサイトで声を聞いてみると、ヒヨドリの声に埋没するような感じで腑に落ちた
日本鳥類目録第8版では亜種サンショウクイと別種となる
個体数や生息時期、繁殖などがどうなっていくか極めて興味深い。一年を通してサンショウクイに気をつけて観察してみましょう。