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夏の浜に似合うシロチドリ
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
いく夜寝覚めぬ 須磨の関守
小倉百人一首の中で誰もが覚えている歌のひとつです
カルタ会では取り合いになる札でもあります
また、源氏物語須磨の巻に大きく関連した歌らしいです
気になる方は検索してみてください
鳥見の視点からは、この「千鳥」はさて何千鳥?となりますが
一般にはシロチドリとされています
神戸市から淡路島にかけて生息する小型の千鳥は主に3種
シロチドリ、コチドリ、イカルチドリです
春秋の渡りの時期にはメダイチドリなども立ち寄りますが多くありません
コチドリやイカルチドリは海岸よりも内陸の水辺に多く
海辺の砂浜にいつもいて目立つ千鳥は「シロチドリ」ということになります
シロチドリの営巣に適した砂浜環境は、神戸市はもとより淡路島でも減少しており、シロチドリは近年、かなり数を減らしています
淡路島での保護活動が先日の読売新聞に掲載されていました
神戸市内でシロチドリが生息、営巣できる環境は極めて限られており、生息数はごくわずかと考えられます
適した環境の少なさを考えるとやむを得ないことかもしれませんが、頑張ってほしいものです
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シロチドリ 2024/07/25 神戸市垂水区
Canon EOS R7 RF200-800mm F6.3-9 IS USM