
今、ミズキが狙い目
六甲山上は暑さを避けて鳥を見るのにとてもいいフィールド
8月下旬、ミズキの実が熟し始めています
まだ渡りのヒタキ類は多くないですが、六甲山地で繁殖し、夏を過ごしているオオルリ、キビタキ、クロツグミなどが集まっています
多くの鳥たちが集まる木に出会えたら、すばらしい鳥見体験ができること間違いなしです
ミズキと近い仲間にクマノミズキという木があります
樹形は似ていますが、よく見ると葉の付き方や形などの違いがあります
花期はミズキが5~6月、クマノミズキはそれより1か月ほど遅く6~7月です
パッと見てわかる大きな違いは、果実の大きさです
ミズキは明らかに大きく、メジロは口に入れられず、しばしば諦めたり、落としたりしていました


ネットでいろいろな記述を見ていると、六甲山地では中腹まではクマノミズキ、高いところはミズキが多いと書かれています
私は西六甲が主なフィールドなのですが、今までクマノミズキが多く、ミズキは少ないという印象をもっていました
六甲の高標高地を調査したわけではないのですが、鳥見に行くことが増えて、確かに高いところにはミズキが多いと感じています
ミズキは開花時期が早い分、実が熟し始めるのも早いようです
見ものが少ない8月下旬、暑い中歩き回って消耗するより、六甲山地の涼しい森でミズキに集まる鳥たちを見る‥‥魅力的だと思いませんか
すべてのミズキに鳥がたくさん集まるわけではありません
独立して生えている木よりも周りに逃げ込んだり、休息できる木がある方がいい場合が多いです
また、ソウシチョウもよく食べに来ます
賑やかなソウシチョウは鳥が集まっているミズキを見つける良いサインになります
さあ六甲山地にでかけましょう







2024/08/23 神戸市灘区六甲山町
Canon EOS R7 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM