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ミジンコその恐るべき生態

自然探求学習

Kobe BIO Altanative school では、稲作や畑を中心にしながら

自然への理解、歴史への敬意ということで
環境負荷についてを考えるための土台つくりをしています。

こどものころはよく、農家さんが一生懸命お米を作っていますから
ご飯は残さないで食べるように
なんて言われたことはありませんか

正直言って田んぼを見たことしかない人間にとって
お米はスーパーで売っているもので、いつでもどこでも手に入る
便利な食べ物でしかなく、、

農家さんなんてみたこともないから
どう感じてよいか・・と、こどもの頃は思っていました。

「どう感じてよいか」

というところがとっても大切なキーワードで、
こどもにとって「体感」できないことは、

わからない、もしくは見えていないという事と同じなのかなと思います。


だからこそ、自然の営みや、何故環境負荷が問題になっているか、、

何が原因で、そして私たちは何をしたら良いのか

分かりやすく、そして納得し行動できる学びが何か・・・ということで

ミジンコの学習


ミジンコって目がひとつなんですよ・・知らんかった

み、、ミジンコ???
正直私はミジンコと聞いて、、、万歳してる可愛いちっちゃい子だよね・・

という印象しかありませんでした。

NPO法人オルタナティブビレッジの稲作メンバーでもあり

オルタナティブスクールの拠点のオーナーでもある
magatamafieldの遠藤さんから

「ミジンコって、、うん、面白いですよ」
ということで、自然探求の時間にミジンコからみる生態環境という
テーマで学習時間を設けていただきました。


ミジンコって光ってるわと思ったら顕微鏡の光だそうです・・普段は透明プランクトン

感想から言うと
「ミジンコ最強!!」でした。

さて、ではみなさんはミジンコに対する印象どんな感じですか

ちょっと知ってる!って方ですと、

環境が良いと雌(メス)ばかりだけど、環境が悪くなるとオスが出現して
卵を保存して環境が良くなるのを待つ

ということや、
水の浄化をするということなどはよく知られています。

しかし、、ミジンコの種類の多さよ
1種類ではなく10種類以上確認されていて、、
名前だけミジンコなんて子もいます。。

ミジンコってなんかすごいぞ・・・ ≪引用 :まるで池の天使≫


そんなミジンコ
Wikipediaでは

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ミジンコ(微塵子、水蚤)は、水中でプランクトンとして生活する、微小な甲殻類である。以下のようなものがミジンコと呼ばれている。

  1. 鰓脚綱枝角亜目(ミジンコ目)のもの

    1. そのうち、特にミジンコ科ミジンコ属の1種Daphnia pulex

    2. そのうち、特にミジンコ科ミジンコ属の1種Daphnia magna:オオミジンコ

  2. 貝形虫亜綱ミオドコーパ目あるいはカイミジンコ目のもの:カイミジンコ

  3. カイアシ亜綱のもの:ケンミジンコ

    ************

という説明がありました。

こどもにはよくわかりません・・・・
NHK For schoolにはこんな動画もありとりあえず予習をして


遠藤先生によるミジンコ講義がスタートしました!


遠藤先生の講座!クイズもあったりみんなでノリノリミジンコ

まずは、ミジンコについてのどんな形や、種類についてなど
クイズもありつつこどもも楽しめる工夫もしてもらいながら
お話していただき、

そこから卵の話になりました。

ミジンコが透明なのは外敵に狙われないようになっています。

では、オスが出現した際にできる卵が黒いのは何ででしょう?

「そういえばなんでだろうね、、黒いと誰かに見つけれれやすくなる・・」

「オスとの子どもだから特別に色があるのかも」

なんて、、不思議に感じていたら

こんな卵をつくります!黒豆!!

卵がわざと見つかりやすくするために黒いんだよ


わざと、、、わざと、、???
何故?
食べられたら死んでしまうのに?
何故なのかということを丁寧にお話しくださいました。

ミジンコが黒い卵を産むときは環境が悪い時だから、
誰かにみつけられて遠くに運んでもらうためでもあり、

どこか環境の良い場所に移動するためになんだよと、、、

自分の死をもって次の生命の誕生を待つという生き方

すごくすごく哲学的なお話を聞いたように(大人は)感じました

命はどこかで循環し、そして生きていく
ミジンコ、、そのおそるべき生態と哲学に一気に引き込まれました


そして、、ミジンコ哲学者の大いなる働きにも感動の嵐が吹き荒れ
次回に続く、、、


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