オルタナティブスクールを立ち上げることとなったきっかけ(横田真由美編)
初めて知った方も、前から知っている方も
私自身が「オルタナティブスクール」という名前と存在を知った
きっかけや、教育に関わる事となった経緯をまとめたことは
なかったのでこちらに綴っておこうかなと思います。
2022年(今)から約11年前くらいに遡ります。
妊娠中から徐々に仕事がなくなり、
出産で入院中はゼロとなって絶望に満ちた時間を
ただ悶々と過ごし
産後はそんなママが多いということを聞くこととなり
様々な業種、キャリアの人が集まって
ママ経営者の団体を創り、そこから企業の
案件をもらえばいいんじゃないかなということで動き出して
2年ほど経った頃でした。
手作り作家さんなども多く所属していたこともあり、
マルシェを何回か開催する中で「食」はやはり子育てでも
キーワードとして興味ある分野で新鮮で安全な野菜を欲しいという
ニーズに応えた出展者がないかなと色々と探していたところ
当時、水道筋商店街に事務所を構えていた
「食と農の研究所」という団体に辿り着き赤ちゃんに母乳を
あげつつ出展のお願いをしたことが弊社の代表との出逢いです。
こっちはもう出展者探しに必死で奔走している中、、、
農的な暮らしについて、
エコビレッジ、
農家さんの現状と未来
オーガニック食についてなどを淡々と、ほんとうにただ淡々と語る姿に
今まで経営者として
そしてママとなり、ママたちがいかに輝ける社会にするか!
生きがいとしていかに自分の仕事の夢を叶えるか!
という
いわゆる資本主義的な意識を持ってる自分との違いにややビビり
農家さんとの近い暮らしはなんか時代遅れな、、
私には関係のない世界なんだなと感じていました。(スイマセン・・)
出展そのものは好評で、やはりオーガニックな野菜や
自然食品についてのニーズはあるんだなと実感したことは覚えています。
それからは特に気にも留めず、
資本主義街道まっしぐらに奔走していました。
そんな中、農家体験があるんだけどという事でお誘いしてもらい
興味本位で参加したら子供の生き生きした笑顔と土の中を走り回る姿
ほぼワンオペの生活でも自然にいたら癒される
という感覚でちょこちょこと参加していました。
そんな時に、きのくに子どもの村学園へ視察に行くよという事で
これからは自由な学びやオルタナティブ(第3の)学びを選択する時代が
来るんだよ!!と熱烈に話している代表の
意味は分からないし、私には100パーセント選ばない世界だけど
なんでも百聞は一見に如かず!
視察に参加しようという事になり朝7時出発ということで・・・
保育園に頼み込んで早朝保育をお願いして出かけました。
もうこの視察は衝撃でした!!
まず、認可されている学校法人である
小学部から高校まであり、すべての子どもが主体的である
見学者への応対も小学生でもきちんとディスカッションできる
プロジェクト学習という縦割りで学ぶことの力強さ
とにかく校風が穏やかで心地よい
何もかも衝撃的で、、、
仮にもしもここのカリキュラムを学んで卒業した子供と
画一、一律、指導者ありの学びを卒業した子どもと
社会で闘うことになるのかもと思ったら、、本当にぞっとしました。
社会人となり経営者として血反吐はきながらもがいて学び取った
ことを小学生からトライしながらもしも続けていたのならば・・
もう価値観がガラガラと崩れていきました。
代表の言っている「未来の世界」が意味はまだ実感できないけれど、、、
これ、、こんな時代来るわと思いました。
そこから10年余りを経て、団体としては農や食や環境を中心にということで
代表は農家となり、
私はアロマセラピスト×ハーバルガーデナー×半農×教育者×哲学者×禅修行
という人生を選択しています。
人生には何が起こるか本当にわかりません。
個人的な過去は個人ブログにあるのでぜひご参照ください。
オルタナティブスクールを始動するにあたり、
私は農的な暮らしを主体とした日本人としての
歴史観や宗教観(稲作を中心とした観念)
自分が何者であるか、そして社会に何を還元できるかを実現できる子どもを
育てていきたいなと考えています。
スクールの運営をしながら色々と変化していくことは多くあると思います。
でも、変わらないことはやっぱり稲作を中心とした日本人を創る事かな
自分の存在そのもが「誰」であり、
歩んできた歴史を通じて「日本人」を創ることが、きっと次の未来にも
繋がるのではないのかな、、と素朴に感じながらトライしています。
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