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バフェット氏の言葉たち 3言目。
最も世の中に膾炙されていて、最も有名であろうバフェットの言葉です。
よく言われる反論に「バフェットはそんなことを言いながら、自分の会社であるバークシャーでは投資ファンドのような投資行動をしているではないか。コカコーラの例もある。」
確かに一理ありますが、バフェットのこの言葉は零細の個人投資家に対するアドバイスだと考えてください。
優良銘柄を10年保有するとどうなる?
先ほど槍玉に上がったコカコーラ社の話をしましょう。
10年前に買った株式
2014年5月22日、コカコーラの終値は40.58ドルでした。当時の年間配当は1.22ドル。配当利回りは約3%です。あなたはこの時コカコーラ株を買っていたとします。
10年経って2024年5月22日、コカコーラの終値は62.94ドルでした。現在の年間配当は1.94ドル。配当利回りは約3%です。
10年後に高配当に化けているかも
配当利回りは変わってないように見えます。しかしあなたのコカコーラ株は10年前の時価40.58ドルで買ったものです。
つまり実質的な配当利回りは1.94÷40.58ドル×100=4.78%です。
5%近い利回りを叩き出しているではありませんか!
このような銘柄こそが優良銘柄です。(コカコーラの未来は保証はできませんが)
10年間の市場閉鎖はどういう例えなのか?
バフェットのこの言葉は、要するに売り買いを頻繁にしたくなるような銘柄を買うのは悪手だという意味です。
このような銘柄は無配当か低配当でキャピタルゲインを狙いにいくような銘柄で典型的です。(高配当の銘柄にも存在しますが)
このような銘柄は今現在急成長中で、株価がどんどん上がっているような銘柄が多いです。
この銘柄たちのうち10年後も生き残っている会社は一握りでしょう。
証券取引所が10年間閉鎖されるとして、買いたいですか?
私はコカコーラと心中できるか?
実は私もコカコーラの株主です。
明日から市場が10年間閉鎖されるとしたら?
喜んで持ってますよ。もちろん。