見出し画像

「彼女のキャンバス~描かれる日常の軌跡~」 -Part2-

Aさん:20代、神戸市職員、趣味:創作活動

----------------------------------------------------

-記者-
絵以外も作ったりしますか?
-Aさん-
絵以外は、もともと立体が好きなんですよ
大層やから家も汚れるし、あんまやらんだけやけど
例えばさっき言ってた蛇口から猫出てくるやつ、あれ立体で作ったんよ
紙粘土と針金と麻紐買ってきて、針金で骨組み作って、そこに麻紐巻いて粘土で肉付けして色塗って作る、そういう立体作品は好きかな

木彫りとかやってみたい、彫刻刀で!


-記者-
あれカッコいいですね!
-Aさん-
やろうと思えばどこでも出来るけど、家めっちゃ汚れるからな~(笑)
木彫りはまだ現実的じゃないけどいつかはやったろ!って思ってます(笑)
-記者-
次の目標は木彫りということですね
-Aさん-
そう、ほんまに木彫りやりたい
木の塊買ってきたら出来ると思ってるんやけど分からへん(笑)
飽きそうやな途中で(笑)
時間かかりそうやもん、あれ20分じゃ出来んよな(笑)
-記者-
あれ20分じゃ無理ですよね
でも木彫り途中で終わったらちょっと悲しいですね(笑)
-Aさん-
そうやねん(笑)
だからちゃんとするってなったらしようと思って
面白いこと思いついたらしようかな


-記者-
美術館はよく行きますか?
-Aさん-
美術館好き!結構行くー!
-記者-
ここら辺やとどこに行くんですか?
-Aさん-
神戸やと県立美術館かな、HAT神戸の!
でも、私めっちゃ好きな美術館があってな!
東京の熊谷守一美術館っていう美術館があって
私モリさん(熊谷守一さんの愛称)がめっちゃ好きで(笑)
-記者-
あー知ってます!一回特集テレビでやってました
めっちゃいいですねあそこ!
-Aさん-
特集テレビでやってて、映画にもなって
それでもうめっちゃファンなんですよね、おじいさんの絵に
その美術館めっちゃ良かったですよ!
熊谷守一さん自身も好きで、いっぱい伝記とかも出てるんですけどね
モリさんが書いた気ままな日記みたいのがあって、なんの執着もないんですよ
-記者-
そこに憧れがありますか?
-Aさん-
あるある
もうそのエピソードで全部好きになりましたね
モリさんはモリさんの好きなやり方で一本筋通った好きなものだけをやってて、
それがめっちゃかっこいいなと思って
-記者-
めっちゃかっこいいですね!
自分の好きなことをしてたんですもんね
-Aさん-
自分のやり方変えずにね

画像1

-記者-
ヨーロッパだと美術館に行って、椅子を置いて絵の模写とかするじゃないですか
そういうのされますか?
-Aさん-
あんましないかなあ
なんも考えてない(笑)
-記者-
絵と対談するみたいな?
-Aさん-
そうそう、楽しいなあくらい(笑)
絵があるなあ、これ好きだなあくらい
-記者-
結構長い時間いますか?
-Aさん-
そうやね、1回行ったら3、4時間はずっとおるかもしれん
ずっとお気に入りの作品を探して
-記者-
1枚あたりどれくらいの時間見られますか?
-Aさん-
1時間くらい?
くるくるまわって戻ってくるみたいな感じ
プロの作家さんっていうよりは芸大の学生さんの卒業の展示会とかって結構あって
その学生さんの作品展を見に行くのが結構好きなんですよ
歳近いし、有名とかじゃないけど、なんか青春を感じて楽しいねん
-記者-
感性が刺激されるみたいな?
-Aさん-
そうそう

やっぱり違う感性を持ってるから


学生さんが作った作品を見に行くのは多いかもしれないですね
作品数もめっちゃ多いんで、ずっとぐるぐるおったり


-記者-
絵を描くときは心を無にして描いているんですか?
-Aさん-
そうそう、楽しいなあくらい
楽しくなくなったらやめちゃうから
でも、最近は一応描き切るようにはしてるんやけど
楽しくないなあと思いながら最後まで描いてる(笑)
-記者-
いつ描かれるんですか?
-Aさん-
帰ってから寝る前が一番多いかもしれん
すべてが整って、はい寝れますよっていうときに
あ、描こうって
-記者-
描かないと気持ち悪いみたいな感覚になりますか?
-Aさん-
そうそう、だから寝る前に描いて
土日描くとかはめったにない
週末はもっと別のことして遊びたいじゃないですか(笑)
映画見たり、テレビ見たり、外に美術館行ったり

いいなと思ったら応援しよう!