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「彼らはなぜお菓子を作り続けるのか、パティシエ公務員たちのこだわり」 -Part1-



-Iさん-

コーティングって苦手なんですよね


-Nさん-
確かにこだわり始めたらテンパリングとかしなくちゃいけないですもんね
-記者-
テンパリングって、温度調整するやつですか?
-Nさん-
そうです
あっ、テンパリングってなぜするかご存知ですか?
-記者-
知らないです
-Nさん-
チョコレートの粒子って状態によって舌触りとか口どけが変わってくるんですよ
それを均一にこう、舌触り良くしたりするために、チョコレートの状態をどの温度でどれくらい置くとどういう粒子になるっていう理屈があるんです
ステージが5つくらいあって
それを「この状態に」ってところまでテンパリングすると美味しくなるんですけど、失敗するとほんとダメになっちゃうんですよ
だからほとんどの人が温度管理でチョコレートみんな失敗してて
-記者-
ヘえ、なるほど…

Iさん:24歳・神戸市職員・趣味お菓子作り(デコレーション派)
Nさん:49歳・神戸市職員・趣味お菓子作り(素材派)

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-Nさん-

お菓子って、結構作られるんですか?


-Iさん-
はい、作ります
-Nさん-
何が一番得意ですか?
-Iさん-
僕はホールケーキばっかり作ってますね
-Nさん-
じゃあクリームから
-Iさん-
はい、スポンジ焼いて、クリーム泡立てて作ります
こだわりはデコレーションですね
Nさんはすごく素材にこだわっていると伺ったのですが・・・
-Nさん-
素材だったり、加熱とかがすごい重要になってくるのでこだわりますね
-Iさん-
すごいですね、僕は素材はあんまりで
-Nさん-
なんか共同企画してみても面白いかもしれないですね!
-Iさん-
いいですね!
素材とデコレーションを組み合わせて


-Iさん-

コーティングって苦手なんですよね


-Nさん-
確かにこだわり始めたらテンパリングとかしなくちゃいけないですもんね
-記者-
テンパリングって、温度調整するやつですか?
-Nさん-
そうです
あっ、テンパリングってなぜするかご存知ですか?
-記者-
知らないです
-Nさん-
チョコレートの粒子って状態によって舌触りとか口どけが変わってくるんですよ
それを均一にこう、舌触り良くしたりするために、チョコレートの状態をどの温度でどれくらい置くとどういう粒子になるっていう理屈があるんです
ステージが5つくらいあって
それを「この状態に」ってところまでテンパリングすると美味しくなるんですけど、失敗するとほんとダメになっちゃうんですよ
だからほとんどの人が温度管理でチョコレートみんな失敗してて
-記者-
ヘえ、なるほど…

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-Iさん-
温度計とか用意しないといけないですよね
僕持ってないんですよ。
-Nさん-
ぜひ温度計使ってみてください

温度計は内部温度計と外部温度計があった方がいいです


-Iさん-
結構見た目でいっちゃうんですよね
だいたいこのくらいかなーって
-Nさん-
お料理もされますか?
-Iさん-
結構好きですね
-Nさん-
好きですか!
じゃあ例えば肉とか加熱するときに、中のほうの温度とかって気になりませんか?
-Iさん-

はい
-Nさん-
そういう時にバサっと突き刺して温度を見るのが内部温度計なんですよ
-Iさん-
ローストビーフとか作るときにも使えそうですね
-Nさん-
ものすごく使えます!
ないとやっぱりなかなか・・・
まぁやっぱりブロックが同じ大きさやといいんですけど、一個ずつ大きさ違うじゃないですか
-Iさん-
そうですね
-Nさん-
芯部温度を何度にするのかがポイントになるんで
何度何分っていうのをこうバチっと決めてやるとうまくいくんですよ
なので内部温度計は重要ですね!


-Iさん-
お菓子作りを始めたきっかけはなんだったんですか?
-Nさん-

きっかけ・・・気がついたらしてましたね


-記者-
かっこいい(笑)
-Nさん-
いやいや、本当にそうなんですよ
食べ物がほんと大好きで、小学校くらいからしていましたね
気がついたら作り始めていた感じで
一緒にお団子を作るのが好きで、おばあちゃんから結構教えてもらっていました
それがきっかけかもしれないですね
Iさんのきっかけは?
-Iさん-

大学1年の時にサークルのクリスマス会で初めてケーキを作ったことですね
誰かケーキ作れる人いないかって先輩に言われたんですよ
誰も作れる人がいなくて

かっこつけて「僕やります」って言ったんです


大学一年生の頃ってなんでも挑戦したくなる年頃じゃないですか(笑)
前日に初めて作り方調べてスーパー行って、簡単ケーキキットみたいなのを買って、
とりあえず作ってみたら案外上手く出来て!
クリームも今に比べたら酷い塗り様だったんですけど・・・
持っていったらみんなに喜んでもらえて
そこから毎年クリスマスケーキ担当みたいになって
3年目くらいからある程度綺麗に作れるようになってインスタにも投稿し始めました
-Nさん-
すごいなー
最初の一発目の作品は一番思い出に残っていますね
上達して、だんだん綺麗になっていくのはそれはそれでやりがいを感じるんですけど
これはきっかけと通ずる話かもしれないんですけど、やっぱり最初の一発目の作品は一番思い出に残っています
-Iさん-
そうですね
一発目がもっと下手ならお菓子作りにはまらなかったと思うので、きっかけとしては大きいかなと思います
-Nさん-
ケーキの写真あったら見てみたいです
-Iさん-
ありますよ、これです

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-Nさん-
すっごいな
-Iさん-
ありがとうございます
-Nさん-

おいしそうですね!
-Iさん-

わりとおいしいと言ってもらえます
-Nさん-
割とじゃなく、十分ですよこれ
すごい食べてみたいです

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