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株との出会いからFIREへ──シングルマザーだった私が、20年以上投資し続けた結果
投資歴は20年以上になります。
社会人になって最初のボーナスで購入したのは三◯商事の株。1990年代のことです。
株に興味を持ったきっかけは、中学時代の社会科の先生の雑談でした。その先生が「株を買っている」と話していたのを聞き、それがずっと心に引っかかっていました。
「株を買うって、どういうことだろう?」
当時は【両学長】のように、資産形成をわかりやすく教えてくれるYouTuberもおらず、金融知識を持つ一般の人も少ない時代でした。
親たちは郵便局の定額貯金一択。
元本が保証され、利息が6〜8%もつく商品があれば、私も全額預けていたでしょう。
株を始めた当初、私は資本家になろうと考えていたわけではありません。
「賢い人たちが働いた利益の一部を分けてもらおう」
「日本が守る企業と関わりたい」
「頼む、私のことも守ってくれ」
そんな思いから投資を始めました。
今は本当に良い時代です。NISAがあり、みんな大好きオルカン(オール・カントリー)があり、単元未満株の取引も可能になりました。
将来が不安な人は、【両学長】の動画を観るのが一番だと思います。あの方が説いていることは、最適解だと感じています。
大金持ちにはなれなくても、小金持ちにはなれる。
「おまえは日本がいい時代にいただけ」と言われそうですが、私の経験をお伝えします。
私は、上の子が二歳、下の子が生まれて二ヶ月の頃に離婚。それ以来、シングルマザーとして働き続けました。
会社員としてフルタイム勤務しながら、親に子どもを預けて飲食店やホテルのベッドメイクの仕事を掛け持ちしました。
それでも投資を続けたおかげで、子ども二人を大学に入れることができ、大満足しています(元夫が誠実で、養育費をしっかり払ってくれたのも幸運でした)。
現在は週に二日ほど働くだけのサイドFIRE生活を送っています。起業塾で知り合った方のカフェを手伝いながら、テニスをしたり、旅行をしたり、気ままに小説を書いたりしています。
付け加えると、私は物欲があまりありません。
お酒は好きですが、かなり質素に暮らしています。