サイン会開催・小説『牙狼<GARO>』文庫版刊行記念

サイン会のお知らせです。

今週末9月25日(日)科学技術館にて開催のスーパーフェスティバルのHOBBY JAPANのブースにて、14時より、小説『牙狼<GARO>』文庫版刊行記念のサイン会を開催させていただくことになりました。

9月24日(土)ホビージャパンより刊行

『牙狼<GARO>暗黒魔戒騎士篇 文庫版』
『牙狼<GARO>妖赤の罠 文庫版

どちらか1冊お買い上げごとにサイン致します。

詳細はスーパーフェスティバルの公式サイトでご確認下さい。

スーパーフェスティバル公式サイト

サイン会の参加は無料ですが、スーパーフェスティバルの会場(科学技術館)は入場料がかかりますのでご注意下さい。他にも魅力的なトークイベントやサイン会が開催されますよ。

小説『牙狼<GARO>』の変遷

2005年〜2006年に放送された雨宮慶太監督の『牙狼<GARO>』ファーストシリーズ。現在、HDリマスター版もコメンタリー付きで毎週好評放送中です。私は脚本の一人として参加し、その後、小説版2冊を執筆させていただきました。

2冊の小説の変遷を振り返ってみましょう。

『牙狼<GARO>暗黒魔戒騎士篇』

ファーストシリーズ放送終了後、2006年にソノラマノベルス(朝日ソノラマ)から刊行されました。ファーストシリーズの登場人物の背景やサイドストーリーをまとめた連作短編集です。主に暗黒騎士キバのバックストーリーが描かれ、本書を読むとテレビシリーズがより楽しめる内容になっています。その後、絶版となっていましたが、2010年にホビージャパンより単行本(新装版)として新生。もともと全10章でしたが、単行本化に際して新たに一篇「盟友」を加筆して全11章になっています。この単行本が、今回文庫化されます。(画像は2010年の単行本版)

『牙狼<GARO>妖赤の罠』

特撮誌「宇宙船」に季刊連載された小説『牙狼<GARO>』の第二弾です。雨宮慶太監督が原作を書き下ろし、その原作をもとに私が全11章を綴った完全オリジナルストーリー。時系列としては、『牙狼<GARO>スペシャル〜白夜の魔獣〜』と『牙狼<GARO>〜RED REQUIEM〜』の間に位置する冴島鋼牙の物語です。本作オリジナルの魔戒騎士である灼熱騎士ヤイバが登場(その後、CRにも登場)。連載を1冊にまとめたものが2010年に単行本になり、今回、文庫版が刊行されます。(画像は2010年の単行本版)

2冊とも2010年の単行本の文庫化であり、小説の中身は変わりません。が、お求めやすい値段とサイズになり、新たな装丁になります。また、2冊ともに雨宮慶太監督描き下ろしの扉絵が加わります。さらに、2冊とも「あとがき」を新たに書き下ろしました。(「暗黒魔戒騎士篇」に関しては、あとがきを書くのは実に三度目!)

小説『牙狼<GARO>』の特異性

通常、ドラマやアニメのノベライズや小説版は、長期的に売れることは稀です。こうして何度も転生し、書店に並び、皆さんの手に届くのは、作者としてこの上ない喜びです。不動の人気を誇る『牙狼<GARO>』というシリーズの強さゆえでしょう。

「処女作はその作家にとっての最高傑作である」と誰かが言っていました。私にとって『牙狼<GARO>暗黒魔戒騎士篇』は初めて書いた長編小説であり(連作短編集ではありますが)、今でも最も思い入れの強い小説です。

執筆から10年の月日が経ちましたが、その登場人物たちは今でも生き続け、成長を続けていると思うと不思議な感慨を抱きます。今回の文庫化を機に、さらにたくさんの皆さんの手に届き、登場人物たちが読者の心に生き続けることを願ってやみません。

なお、10月7日(金)には、阿佐ヶ谷ロフトAにて、こんなイベントも開催されます。

小説『牙狼<GARO>』文庫化&漫画『牙狼<GARO>-魔戒ノ花-』刊行記念スペシャルトークイベント「小林雄次&苺野しずくの牙狼金ナイト」

こちらのイベントも、前売り券が絶賛発売中です!(長くなるので、開催が近くなったら、あらためてnoteで記事にします)

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