見出し画像

もっと先へ

私の癌は治りません

今の治療がどれ位寿命を伸ばしてくれるかはわかりませんが、相当な奇跡が起こらない限りは10年生きることはまず無いでしょうし、それどころか40歳に到達する可能性も相当低いと思われます。

人生100年と言われる時代に40手前で死ぬのは不幸なのでしょうか。

それではもっと若くして亡くなった人たちは?
生まれてすぐに亡くなってしまった子どもたちは?

そのような人々は全て不幸だったのでしょうか。

そうではないと思います。自殺される方を除いて、
それぞれの寿命の中で無念も沢山沢山残してしまうのでしょうがそれでも生まれて来て良かったと皆さん最後には思うんではないかと感じます。

この年でもうまともに働ける体ではなくなってしまい、税金を食い潰す存在となってしまいましたので、生きている意味を考える事が多くなりました。それでも沢山の人が見舞いに来てくださり、自分の回復を待ってくれていると言うことを知り、まだまだもう少し生きていたい。と思ってしまいます。

息子からは次に行きたいところのリクエストをもうもらっいます、もう少し近めで勘弁行ってます…

そんなことをかんがえながら病室でヨダレをジュルジュル吸引しています

いいなと思ったら応援しよう!