”好き”への大きな一歩
ついに昨日、転職先に入社した。
眠い目をこすりながら、約1ヶ月ぶりに社会復帰を果たした。
私は、環境の変化にあまり強くないのだけれど、
入社初日は全然緊張しなかった。
むしろすごく楽しみだった。
なんだってそこは、私の”好き”に囲まれた空間だったから。
幼いころから、雑貨やモノが大好きだった。
小さなころはちょっとした収集癖もあって、
紙袋の中に素敵だと思う紙袋をパンパン詰めてとっておいたり、
水色にハマった時はとにかく水色の文具や雑貨を山のように買い集めた。
今考えると、なんのこだわりがあったのか、意味がわからない。
でも、集めたものを見て満足していた。
中学生になり収集癖は落ち着いてきたものの、
今度は、見たことのないモノや街を見てみたいという欲求に駆られた。
地方出身だった私は東京にあこがれ、
週末に両親に連れられておしゃれなショップを見て回るのが楽しみだった。
そんなとき、とあるセレクトショップでふと出会った”杖”に目を惹かれた。
「そういえばおばあちゃん、杖持ちたがらないなあ。」
元気に歩けてはいるけれど、これから必要になるなあと思っていた矢先、
見つけたのは、とんでもなく素敵なオレンジ色の杖だった。
もう、即決。即買い。
買って帰ると、明るい性格のおばあちゃんにまあよく似合う。
デザインも、機能性も抜群!
今まで持ちたがらなかった杖を、喜んで使うようになった。
むしろ、鮮やかなオレンジと木の持ち手のあたたかなデザインがファッションの1ポイントになり、
いつの間にか祖母のトレードマークになっていた。
モノには、生活が豊かにする力がある。
と実感する大きなきっかけだった。
新しく働く会社は代表がバイヤーをしていて、事務所の中はおもちゃのよう。
棚や打ち合わせスペースには選りすぐりのコレクションが並んでいて
見るだけでワクワクする。
会社ではなく、もはや秘密基地のような感覚。
私はここで、本当に良いモノを、
届くべき人に届けられるように動いていきたい。
ずっと続くかなんてわからないけれど、
今、全力で好きなことのそばに居られることに感謝しながら
毎日を過ごしていきたい。
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