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自己紹介。こばやしりんごと申します。
はじめまして。こばやしりんごと申します。
ITのベンチャー企業でWebディレクターとして働いています。
その傍ら、副業フリーランサーとしてWeb制作のお仕事を請け負っています。
この記事では、未経験で私がIT業界に入った経緯や、入ってからこれまで自分がやってきたことについて書いていきます。
くすぶっていた22歳の私。
私がIT業界を志したのは、前職を辞めようかなと考え始めた頃でした。
地元で音楽活動をしながら、接客のお仕事をしていた私でしたが、年を重ねていくごとに、「ずっとこの生活を続けていくのかな。音楽もなかなかうまくいかないし、なんだか将来が不安、、」と思うようになりました。
ある日音楽を教えてもらっていた恩師に、将来が不安だから何か手に職をつけたいという話をしたところ、「Webデザインとかはどう?これからはインターネットの時代だよ。」というアドバイスをもらいました。
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今思えば、この一言がなければ私はこの業界に入っていなかったかもしれません。恩師には本当に感謝です。
Webデザインスクールに通い始める
Webデザイナーになるべく、早速スクールに通いはじめました。
そこではデザインだけではなく、コーディングやプログラミングも教えてもらいました。課題でサイトを作ることがとても楽しくて仕方がなかったです。
当初はデザイナー志望でしたが、Web業界でクリエイターとして働ければデザイナーにこだわらなくてもいいかも。と思うようになっていました。
正直、スクールに通ったことで完全なるスキルを手に入れたという手応えはありませんでしたが、制作のお仕事ってこんな楽しいんだ!というワクワクしている自分に出会うことができました。
そして、妄想好きな私はWeb業界で働いて手に職をつけたら、独立してたくさん稼いでどんな場所でも働ける環境を作ろう!なんて考えたりしていました。
あの頃は頭の中が夢と希望でいっぱいでしたね。
将来像がなんとなく描けて目標も決まったところで、早くもスクール卒業前に会社を辞めることを決意。
長期休暇を取得して転職活動に踏み切ります。
いよいよ転職活動開始。面接2社目で運命の出会い!
最初は地元で転職をするつもりでしたが、地方都市ということもあってか未経験から雇ってくれる会社があまりありませんでした。
今みたいにリモートワークなんて働き方ができる会社もなかったので、思い切って仕事が豊富な東京に行くことに!
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転職サイトから、「研修制度あり」「未経験歓迎」という甘〜いワードと、デザイナーorエンジニアで絞り込みをかけて10社ほどピックアップし、いざ面接!
しかし1社目でいきなり違和感を感じます。
まず引っかかったのが、「営業に興味ありませんか?」という質問。
募集していたのはエンジニアのはずでした。
なんでこの人はそんなことを聞くのか?もしかしてやばい仕事をやらされるのでは?と困惑したのを覚えています。
私 「営業は興味ないです!(キッパリ)」
面接官「わかりました。では1週間以内に合否の連絡をしますね。」
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面接は15分くらいで終わりました。
なんとなく、「ここは辞めとこう」と次の会社の面接へ。
結果的に、この2社目に面接した会社が今働いている会社です。
こちらもエンジニアとしての募集でした。
面接した時は、ちょっと圧迫面接かな?と思いました。
でも、私自身将来どうなりたいかを聞いてくれたり、研修の内容も詳しく説明してくれたり、この会社に入社したらこんなロードマップを歩めるよとか、とても具体的なお話ししてくれたことが好印象でした。
面接の帰り道ですぐに内定の連絡をいただいて、この会社で働くことを決めます。
未経験でIT業界に飛び込んだ23歳
東京で初めての一人暮らしを開始。
会社にも入社してすぐに研修が始まりました。
メインの学習言語はJavascript。
しかし、いきなりプログラミングの壁にぶち当たります。
数学が苦手な私は、計算系の課題で一気に躓きました。
「難しい、、ついてけない、、」
毎日頭をフル回転させて頑張っていました。正直、全然楽しくなくてむしろ辛かったです。私生活でも、東京には気軽に会える知り合いもいなくて孤独だったし、なんでこんな思いしてるんだろう?と完全にネガティブワールドに入っていました笑
さらにどん底に落ちる。
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そんな中でも必死についていって、なんとか数ヶ月の研修が終わりました。
研修が終わったら出向(いわゆるSESで、クライアント先に常駐してお仕事をするというもの)する案件を決めるのですが、最初に決まった現場での仕事内容はバックエンド6割、フロントエンド4割というもの。
そしてここが、いわゆる炎上案件でした。
出向し始めて数週間で、ストレスなのか体調を崩してその現場でのお仕事を途中棄権することになりました。
そして休職状態に。。この時の私はまさにどん底でした、、
今考えたらなんだか弱っちいですね。笑
けどこの時はこれからどうやって生きていこう?と考え始めてしまうくらい完全に自信を失っていたし、もうこの業界は自分に合わないかもしれないと、上京したばかりなのに再転職も考えていました。
この会社に入ってよかった
それでも会社の方のサポートもあり、辞めることはせず、体調が良い時はなるべく自社に通勤して自分ができる仕事をしていました。(恐縮)
LPやWebサイトのデザインやコーディングしたり。
スクールに通っていたスキルが役に立った瞬間でした。
とはいえ本来SES事業をメインにしている会社なので、通常自社での仕事っていうのはなくて、おこぼれ(言い方悪かったらごめんなさい)のようなお仕事をしていました。
けど、こんなポンコツにお仕事を任せてくれて、居場所を作ってくれたことが何よりもありがたく、自分にできる仕事があるなら!ということで、任されたお仕事は一生懸命やりました。
時には苦手なjsを書くこともありましたが、苦戦しながらも少しずつやりがいを感じ始めていました。
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そんな生活を送ること数ヶ月、体調もだいぶ回復し新しい案件に行くことになりました。次はエンジニアとしてではなく、某大手企業の広告代理店でのWebディレクターとして。
「こんな大手の広告代理店で働けるんだ!(ワクワク)」と喜びつつも、
「またダメだったらどうしよう」とプレッシャーを感じる自分もいて、ドキドキしながら2度目の出向へ。
どん底からWebディレクターになった24歳
現場では、Webディレクターチームの一員としてアサインされました。みなさん30半ばから40代後半くらいまでのベテランの方達ばかりで、この中でこんなど素人がやっていけるのかと内心ビビっていました。
引き継ぎが始まり、私は主に2つのサイトの運用業務を任されることに。
仕事内容は、クライアントからページの更新依頼が発生した際に、自分が窓口となって公開日に合わせスケジュールを調整→制作会社にページの修正依頼→テストアップされたものを確認→クライアントに報告→公開日に更新本番確認
というようなものでした。
一見単純に見えますが、定期的な更新もあれば、イレギュラーな更新もあったり、ページのリニューアルが発生したり、急遽パッケージ変更による画像の差し替え作業が発生したり、ここには書ききれないほどとにかくいろんな業務があるのです。
基本修正などは制作会社にお願いしますが、急ぎの時は自分でコーディングしたり、時にはデザインしたりすることもありました。
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現場の方達はみんな仕事ができるし、信頼できる人たちなのもあってか、私はWebディレクターという仕事が好きになっていました。
1日のスケジュールをみっちり入れて、そのタスクを全て綺麗に終えた時の達成感たるや、今までの仕事で味わったことのない快感でした。
もちろん、Webディレクターのお仕事って幅広くて、営業もやる方もいればマーケ、ライター、デザインなどに特化してるディレクターもいるしそれぞれの会社でやっていることも違います。
なのでWebディレクターの仕事自体が楽しいのかと聞かれたらそういう訳ではなく、多分その時の現場での仕事が楽しかった、ということなのかもしれません。
それだけ、私にとって居心地が良くやりがいのあるお仕事を経験させてもらいました。この出向先で学んだことは、今でも活きています。
自分の強みを模索する25歳。
だいぶ仕事にも慣れてきた頃、ふと、自分はこのままでいいのかと考えるようになりました。確かに、Webディレクターとしての仕事はやりがいもあるし周りの環境にも恵まれていました。
けど、私の本来の目標ってなんだっけ?
手に職をつけて、どこでも仕事ができる環境を手に入れることだったじゃないか!あんなに妄想しながらワクワクしてたのに、目の前のことに夢中ですっかり忘れていました。
それからは、空き時間にデザインやマーケティングを勉強し始めました。
結婚して仕事がスローペースになった26歳と27歳。
その後、実績作りのために副業でWebサイト、LP、バナー制作の受注を始めました。営業はせず、クラウドソーシングサービスを使ってお仕事をとっていました。結果的にトータルで30件くらいにはなったと思います。
会社員として働きながら個人のお仕事を両立していた私ですが、26歳の時に付き合っていた方と結婚をすることになり、東京を離れ、生活環境がガラッと変わりました。
ちなみに、引っ越しをきっかけに会社でのお仕事はフルリモートになりました。
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プライベートでは旦那さんと楽しい生活を送っていましたが、働きながら家事をすることに手こずっていたこともあり、慣れるまで副業は一旦お休みすることに。
そしてそのまま、あっという間に1年半ほど月日は流れます。
副業フリーランサーとしてWeb制作の受託を再開⇦今ここ
最近になってまた副業を再開しました。
久しぶりにクラウドソーシングサービスでWebサイト制作やLP制作の出品ページを見てみると、以前よりもだいぶ出品している人たちが増えてびっくりしました。特にWebデザイナーはかなり増えてきてますね。
まとめ
結局自分は何者?と聞かれたら、デザインとコーディングができるWebディレクターということになるのでしょうか。
まだまだ自分の強みは弱いので、これからはデザインとマーケに力を入れつつ頑張りたいと思います。
また、今後は自分がこの数年間の間に貯めてきたナレッジや、副業フリーランサーとして個人事業を進めていく上での気づきなどを書いていこうと思っています。
今や何万人と情報発信をしている中で、私の経験なんてちっぽけかもしれないですが、誰かの参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。