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最速で結果を出したいなら、走りながら武器を拾え

先ほど「起業」のハッシュタグで、こちらの記事が良く読まれていたというお知らせを、noteさんから頂きました。ありがとうございます。

本当にありがたいことに、公庫さんとか、商工会さんとかから講演・講師依頼を頂いているんですが、私はまだまだひよっこなんですよ。と言いながら17年も経ってしまいました。今は、小売店のコンサルティングがメインになっていますが、創業したてのお店の方のフォローも2割くらいあります。

その経験から、最速で結果を出すにはどうしたらいいか、をどの業種にも当てはまるように考えてみました。

発信は貯金

預金でもいいです(笑)SNSでもブログでも自社サイトでもなんでもいいんですが、とにかく毎日発信すること。

起業したてで突然忙しい人はいないと思います(副業を経て、軌道に乗ったから、という人は別)

「おはよう★今日もがんばろう!」みたいな発信ではなく、丁寧にあなたの仕事を伝えていってください。

最初はフォロワーもいいね!も増えないかもしれない。けど、発信は貯金です。絶対誰か見てくれている人がいるし、何かハッシュタグや、検索でひっかかることがあるかもしれない。逆に起業したてのときしか、時間がなくて「貯金」を作れないかもしれません。

私はWEBでしか集客したことがないし、紹介はもちろんあるんですけど、いつも「どこから来てくださったのか、全然しらない人」からお仕事依頼があります。

それは、過去のアメブロだったり、SNS経由のことがほとんど。私は、ひとりで仕事をしているので、アクセス数が爆発するほどほしいとは思っていません。ただ、淡々と日々書いているだけなんですが、全然知らない人に見つけてもらえる。本当にありがたいことです。

ぜひ、発信は続けてください。


自分が売りたいものよりお客様が何が欲しがっているのかを聞いたほうがいい

noteでもブログでも何回も書いているように、私は起業したくてしたのではなく、リストラされたときに、持っていた資格がラッピングコーディネーターしかなかったので、それで起業しました。

その2年後から持ち込みラッピングサービスを始めるのですが、それはお客様からのリクエスト。15年も続いているサービスです。

店舗ディスプレイの指導についても、ラッピングの研修受けたお店から、

「ラッピングできるなら、ディスプレイも出来るよね?」

という、私の中では「絶対別モンやろ」という依頼を受けたことから始まります。たまたま専門学校でディスプレイも学んでいたので、受けましたが、多分学んでいなくても、本を読みながらでも教えに行ったと思います。

走りながら武器を拾う、というのはこういうことです。

走りながら武器を拾え

よく、スキルが身に着いてから、〇〇を始める(起業する)という人がいますが、私は学びに終わりはないと思うので、本当に触りだけやったら、後は仕事を受けながら、走り出したほうがいいと思っています。

例えば、ライターになりたい、と思ったら、

1,ライターや文章を書くコツを本やネットで読む。

2,ある程度「型」やパターン、押さえないといけないところがあると思うので、それを当てはめるために、自分のブログで書いてみる。

3,小額でモニターを募る(友達でネットショップをやっている人に、1商品1000円で紹介記事を書かせてくれ、など)

4,「3」の内容をポートレート(サンプル)にし、別な起業に売り込みに行く

という感じですね。私も2019年にライティングの講座を3つくらい受けた後、すぐに「物販セールスライティング講座」というものを作りました。

その講座をパクったわけではなく、自分の小売&ブログで培ってきたノウハウと、講座できいた内容を掛け合わせて

ライターの実績はないですが、いい度胸ですよね。ただ、その時点で15年、自分がPOPやブログで物を売ってきた経験があったので、講座を複数受けることで、さらに自分のノウハウは「無意識にこういうテクニックを使ってたんだな」ということがわかったのです。

それでも「いやでも私ライターとしての仕事依頼は受けてないし」と言って、何もしなかったら、コロナ禍でうちの会社は死んでいたでしょう。

走りながら武器を拾う=お金をもらいながら勉強する

逆に、何の実績もないのに、勉強しただけで、自分の定価をたか~く付けすぎて、お客さんが来ない、ということもあります。

例えば、1万円の仕事×15件 あれば、駆け出しでは十分かと思います。

が、いきなり「私は1件50万の仕事しか受けない」と言って、誰からも見向きもされずに、実績もつかないまま、1年くらいほぼ開店休業(無職)な人は、(現金の)貯金が尽きて再就職していく。というのをよく見ます。

起業1年目はお金をもらいながら、勉強させていただくという心づもりがいちばんいいんじゃないかなと思います。

例えば本当に最初の最初は、見積も請求書も領収書も自分で書かなきゃいけないですよね(便利な経理のサブスクはありますが)、それが「間違ってますよ」と相手の経理さんに指摘されるとか、私はしょっちゅうでしたw

メール対応がまずくて怒られるとか、会社員の時には通ってたレベルの企画書が全然通らないとか、本当に「正社員って会社名で守られてたな」って思うことがあります。

そして、一人前に仕事できるようになるまで、そういうフリーランスの“仕事の回し方”みたいなことを学ばせてもらうことが大事。

勉強は大事です。ただ、勉強には終わりがありません。もし起業、創業したいなら、勉強はほどほどに、実務を走り出させてしまったほうが、いいですよ!


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小林れい@フォロバ100
小売店のブランディングから一歩踏み込んだ、理念や想いを形にするお手伝いをするコンサルティングをしています。店舗ディスプレイ、POP、ラッピング、ライティングで見せる発信のコツをお伝えしています。