売れる商品の作り方(作る前にすることが大事という話)
こんにちは、小売店専門コンサルタントの小林れいです。
あっという間に明日は10日、前回のnoteから9日も空いてしまいました。
月初は、年間契約をしていただいているクライアントとのミーティングで予定がぎっしり。
その中で、今月お話ししたのが
「新商品をリリースする前に、リサーチしよう」
ということです。
■その商品、本当に求められている?
特に女性の方にこのようなアドバイスをした気がするのですが
・私が「作りたい」という気持ち
・日頃お客様と接していて「売れそう」な気がする
と、あくまで「自分の感覚」で新商品をリリースしようとしている方が多いんですね。
もちろん、体感として「これをやったら売れそう」というのはあると思います。
ただ、だからいきなり商品を作って、リリースするのは危険。
1,それは本当に必要とされているのか?
2,世の中でソレは売れているのか?
をきちんとリサーチしましょう。
■リサーチってどうやるの?
一番簡単なのは、自分のお客様にアンケートをとること。
「***という商品を作ろうと思います。ほしいと思いますか?YES / NO」
「いくらくらいなら買いますか? ***円」
などですね。
他にも、もっと大きいデータを見たいなら
・実際その分野が伸びているのか?
・男女、年齢、属性などどういう人が欲しているのか?
は総務省やリサーチ会社のHPを見るとわかります。
「〇〇、データ」
でググってみましょう!
■「まだ誰もやっていない!名案だわ!」
「同じサービス(商品)をやっていない人が多いんです、チャンスですよね」
と相談されることも多いんですが、世の中、大概のアイデアは出尽くしています。
今、それが無い「ようにみえる」のは
・あなたのリサーチ不足
・先駆者がやったけど、失敗した
という可能性も大いに有り。
そのあたりも、今はなくても、過去にあったのか?など調べてみるといいですよ。
■私が細く長く、ビジネスを続けられている理由
ラッピングやディスプレイなど「きれいに見える仕事」なので、好きでやっていると思われがちですが
何回もどこかで書いているように、どれも自分が好きだから始めたわけではありません。
「あなたから買いたいんだけど、ラッピング(ディスプレイ)できる?」
と言われて、商品化しました。
決して自分の案ではありません。
そう、お客様が先にいて、商品があとなんです。
■ヒントは中古車屋さんのエピソード
昔、起業系の雑誌で見たエピソードなんですが、中古車屋さんを始めた方の話。
その社長は、お金もないし、場所もないから、在庫が抱えられない。
だからまず、お客様がほしいという車の詳細を聞いて、
それを中古車雑誌で探し、購入して転売した、というエピソードでした。
「なるほどー!」
って思いましたよね。
むやみに自分の眼利きや趣味で在庫を抱えるより、欲しい物を聞いて仕入れる方が確実です。
「起業したからには自分のやりたいことをやりたい」という気持ちはわかりますが
買う人がいなければ、事業は立ち行きません。
まず、お客様の要望を聞いて(リサーチ)、その商品を作る、探す。
それが、新商品を作る時、失敗しないやり方です。
■まとめ
細かい商品(サービス、講座)も含め、私はずっとそうしてきました。
だからあんまり失敗しないんですね~。
もちろん、全部が毎日まんべんなく売れているわけでは有りません。
しかし、世の中を見ながら、今はライティング講座だな、とか、ラッピングDVDだな、など
出すタイミングを見計らって販売しています。
■年間契約のススメ
春は新しいことを始めたい季節。
最近また、年間契約のお問い合わせが増えてきました。
クリエイティブコバコのコンサルティング年間契約は月々5500円~、
なんでも相談できる、商品です。
お客様は、1人起業の方から、年商1億円くらいまでのクライアントさん。
業種は、和洋菓子店、雑貨店、宝飾店、着物店、薬局、芸能事務所・・・・
ご相談内容は多岐に渡ります。
お1人でされている方には「相方」として。
従業員を抱えている社長からは、「ビジネスパートナー」として。
事業規模に合わせて、アドバイスのみ~ライティングやデザイン、研修など実務も
行っています。
「どこに相談していいかわからないけど、ちょっと聞きたい」
「ラッピングで困っている」
「WEBの動線がしっくりこない」
など、とっかかりはざっくりでOK。
という方はぜひご利用ください。