親切じゃなければ、ビジネスじゃない
⬛寝たきり老人じゃなくて、動きっぱなし老人を目指す
1959年生まれなので、今年(2020年)で61歳になります。
今は60代になってもビジネスの最前線で活躍している人は多いし、
昔の60代に比べると、今の60代は格段に若く見えるし、アクティブですよね。
私もよく
「小林先生って、60代なのに元気ですよね~」って
驚かれます。
ハイ、元気です(笑)。
幸い、両親から丈夫な体をいただいているので
体力もまだまだあるし、
病院は優秀な院長やスタッフが守ってくれるようになったので
以前よりは時間もある。
だから、仕事でもプライベートでも、面白そうな話があると、
ほいほい出かけちゃう。
じっとしているのが大の苦手なので、
自宅や病院にいるときもzoomミーティングをしたり
花壇をいじったり、
スタッフの食事を作ったり、
バーべキューをしてみたり・・・、ちょこまかと動き回ってます。
このまま動き回って
寝たきり老人じゃなくて
動きっぱなし老人になるのが、
私の夢です(笑)。
⬛ 「人に好かれたい」という気持ちに正直に
もちろん、病院の経営はじめ
ビジネスへの興味も尽きませんね。
私はまだまだ働きたいし、ビジネスにも挑戦したい。
なぜかって?
答えは簡単です。
何歳になっても、
人に好かれたい、
人気者でいたいから、です。
人に好かれるための手段として
ビジネスほど良いものはありません。
だって、ビジネスって究極的には「人に親切にする行為」だからです。
たとえばクリーニング屋さんは、忙しい人の代わりに衣類をきれいにしてくれるし、
コックさんは、美味しい料理を作って私たちを喜ばせてくれますよね。
獣医師だって、ペットの健康をしっかり管理することで、飼い主さんに安心してもらうのが仕事です。
そう、つまり、世の中のビジネスって
人のために何かしてあげたい、人をハッピーにしてあげたいっていう発想から始まっているんですよ。
人に親切にすると、相手は私のことを好いてくれます。
別にビジネスじゃない場面で人に親切にしてもいいんだけど、
私のようなオッサンがビジネス抜きで親切にすると「何か下心があるんじゃないか」と勘ぐられて、
素直に受け入れてもらえない可能性も大きい。
でも、ビジネスだと対価にお金をいただくので、
イーブンな関係を築きつつ、相手に親切にすることができ、
しかも好きになってもらえる。
だから、私は何歳になっても
人気者であるために(笑)、
ビジネスをしていたいのです。
⬛成城こばやし動物病院は「親切な動物病院」
「人に親切にすること」を、ビジネスをする上での信条としている私は、
成城こばやし動物病院のクレドのトップ項目にも「親切」という言葉を使いました。
ご存知のとおり、クレドとは「信条」「志」「約束」などを意味するラテン語で、ビジネスの拠り所となる価値観や行動規範を簡潔に表現した文言のこと。簡単に言うと、私を含め経営に携わるすべてのスタッフが行動する際の指針です。
指針を共有せずに、各自が自分の価値観でてんでバラバラに動いてしまうと、方向性がぶれてしまいますよね。
毎日、クレドを目にすることで自分たちのビジネスの基本に立ち返り、それを実践していくことが大切です。
【成城こばやし動物病院のクレド】
成城こばやし動物病院のスタッフは、この6か条からなるクレドが印刷された小さなカードを常に持ち歩いています。
そして毎朝のミーティングで全員で6箇条を唱和しています。
日々の仕事で迷ったり、悩んだりしたときにそっと目を通してくれたらよいのです。
言葉には本当にすごい力があるので、毎日目にしているうちにその言葉がすっと心身に染み込み、心の栄養となり、おのずと行動に変化が現れるようになります。
もし、これから何か事業を始めようと考えているのなら
まずはクレドを決めましょう。
私の場合は、「人に親切でありたい」が第1の信条で、それを実践するための手段として選んだのが動物医療でした。
皆さんの信条は何でしょうか?
そしてそれを実践するには何が必要でしょうか?
もし、これを読んでいる皆さんが何らかの事業を起こそうとしているのなら、
まずは、この2つを考えてみてください。