一問一答「あなたが運が良いと思うのはどんな人ですか?」【勝ちパターンの作り方】
あなたが運が良いと思うのはどんな人ですか?
今回は、友人の失敗を望んでいる自分に気づいてしまったという方の相談をもとに、人生やビジネスで成功し続けるための心理学について解説させてもらいます。
Q.友人の失敗を望んでいる自分がいました。
これはどうすればいいのでしょうか?
これは嫉妬の感情だと思います。
自分に余裕がない人間は、自分の近しい人の失敗を望んだりします。
ですから、他人の失敗を望んでいる暇があるのであれば、自分を高めることを考えてください。
自分が成長すれば、人生は楽しくなるでしょうし、他人の成功を心から喜ぶこともできるようになります。
僕もある程度ですが、成功できて良かったと思っているのは、他人の成功を喜ぶ人と付き合うことができるようになったことです。
自分が頑張っていない人は、他人の成功を運によるものだと考えてしまいます。
運がいい人が成功した、
ずるいことをした人が成功した、
お金を稼いでいる人たちは悪いことをしている、
そんな人たちばかりがいるところで、自分が頑張って成功すると批判して叩かれるので、いづらい場所になります。
自分の成長に意識を向けて、行動することで成功を掴む。
そして、人の成功を喜ぶことができる人間関係を手に入れるということが重要なのではないでしょうか。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
成功が続く勝ちパターンの作り方
皆さんも人生の中でこのまま「勝ち」が続いたらいいと思ったことはあると思います。
ビジネスでもずっと勝ち続けているような人もいます。
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで誰もが憧れる状況を維持することができている人です。
ビジネスだけでなくアーティストでも芸能人でも、売れに売れてあっという間に手の届かない所まで行ってしまう人がいます。
そんな連勝トレンドのことをホットストリークと言います。
今回はそんなホットストリークに関する研究をもとに紹介させてもらいます。
この理屈を理解することができれば、どうすればホットストリークに入ることができるのか?だけでなく、入った後にどうすればそれを維持することができるのか?ということまでわかるようになります。
一発屋で終わるのではなく、一度の成功を次の成功に繋げ、その成功をまた次の次の成功に繋げる、それを繰り返しながら成功し続ける人生をつかむ方法です。
運の良し悪しを決める要素とは?
例えば、運がいい人と悪い人の違いについて調べた研究があります。
それによると、運がいい人と悪い人の違いは「観察力」の違いだということが確認されています。
チャンスに気づくことができるかどうかで運がいいかどうかが変わるということです。
運の良し悪しというものは完全なランダムだと考えられていましたが、実は「観察力」によってコントロールすることができるのではないかと言われています。
そんな自分の運の良し悪しをコントロールするための方法については、こちらの本で詳しくまとめていますのでチェックしてみてください。
人生の連勝トレンド
今回は、観察力とはまた別の話で運に頼らない勝ちパターンの作り方です。
ペンシルベニア州立大学の研究で、3万人の人たちを対象にホットストリークが本当に存在するのかということを調べてくれています。
この中には科学者や芸術家、映画監督など様々な業界のプロフェッショナルが含まれています。
1つ目の勝ちが次の勝ちに繋がって連勝が続いていくホットストリークが本当に存在するのかということを調べたものです。
その結果、ホットストリークは存在するということが確認されています。
ホットストリークの3つの事実
事実その1 :プロフェッショナルの90%が経験
アーティストや芸術家、科学者や映画監督など、クリエイティブであることが必要な業界のプロフェッショナルの90%が少なくとも1回のホットストリークを経験していました。
短い期間で終わることもあれば長く続くこともありますが、9割のプロフェッショナルが少なくとも一度のホットストリークを経験していたということです。
逆に、クリエイティブがあまり必要にない単調な作業を行うような業界では、ホットストリークはあまりないのかと考えられます。
ひとつのアイデアや素敵な作業によって人生が大きく変わる可能性がある業界の人たちは、ホットストリークを経験する人が圧倒的に多いようです。
事実その2 :タイミングはランダム
彼らには一生の中で優れたパフォーマンスを飛躍的に発揮する時期が必ずありました。
ただ、それがいつ発揮されるのかということについては完全なランダムだったそうです。
若い時に始まる人もいれば中年期になってから始まる人もいます。年齢を重ねてから始まる人もいましたが、これは完全なランダムだったということです。
ホットストリークを意識的に起こすことは結構難しいと研究では言われています。
ただしこれには例外もありました。
どちらかと言うと、それよりも一度掴んだチャンスをホットストリークに変えることができるかどうかという違いの方が大きいということです。
一度掴んだチャンスをホットストリークに乗せることさえできれば連勝トレンドに乗れます。
このチャンスを掴むためには努力も必要ですが、1度チャンスを掴めば90%の人がホットストリークを経験しているということですから、それ自体はあまり難しいことではないようです。
事実その3 :平均で4年から5年継続
彼らはホットストリークを平均で4年から5年の間経験していました。
タレントさんでもチャンスを掴んで一気にブレイクする人もいます。急に注目されることもありますが、これがどれくらい続くかというと4年から5年は続くということになります。
このスパンを覚えておいてください。
DaiGo師匠もこのスパンを意識するようにしています。
テレビに出てパフォーマンスをした時もニコニコ動画を始めた時も、これからも同じだと考えていますが、うまくいったとしても4年から5年ほどしか続かないと考えています。
4年から5年ほどしか続かないわけですから、その間に次のホットストリークを探さなければいけません。
2年から5年続くのであれば、2年目から3年目ぐらいの一番調子がいいタイミングで次のことにチャレンジしなくてはいけません。
そうすれば、本当の意味で勝ち続けることができます。
ホットストリークに乗る方法
ホットストリークに乗る方法は色々とあります。
例えば、「マシュー効果」という効果を使ったり、「ランダムインパクトルール 」という原理を使ったりすることもできます。
最初のチャンスを掴むのが難しいという人が多いと思いますが 、この最初の成功と人脈の作り方もある程度わかっています 。
多くの人が間違うことですが 、高いスキルを身につけなければいけないとかまずは能力を高める必要があると考えますが、ホットストリークに乗るためには高い能力は必要ないという研究もあります。
どちらかというと個人の能力よりもチーム選びの方が重要になるとも言われています。
どんなチームで働いているかによって、ホットストリークに乗ることができるかどうかが決まるということです。
さらには、マイナスに対する想像力が高い人の方がホットストリークに乗ることができるという話もあります。
やたらとポジティブな人の方がチャンスを掴むような気がするかもしれませんが、ホットストリークに乗るためにはネガティブな人の方が有利なようです。
ホットストリークに乗る人には特有の口癖もあるそうです。
これらについては、後半でそれぞれ詳しく解説していますが、無料部分では、その中から2つのポイントについて解説しておきます。
「マシュー効果」
自分が最初のチャンスを掴んだことで、少し成功したり有名になったことによって、ホットストリークに乗るために足りない人脈や人間関係を得て、そのおかげで成功する確率が高くなりホットストリークに乗り続けることができるという現象をマシュー効果といいます。
ですから、ビジネスでも SNS でも少し成功したりフォロワーが増えたりしたら、そこで新しい人脈を開拓して、その人脈を頼りにしながら次の挑戦をしていくことが重要です。
そして、次のチャンスを掴んだら、また同じように人脈を開拓して次の挑戦に繋げます。
ステータスが上がるたびに新しい人脈を開拓することが重要だということです。
いわゆるお金持ちや富裕層は社交パーティーや特有のコミュニティなどで人と会うことを好む傾向があります。
彼らはマシュー効果を最大限に使うために人と会っています。
ホットストリークに乗り続けるためには、常に新しい人脈を開拓したり人間関係を手に入れなくてはいけないということを彼らは理解しています。
DaiGo師匠がワインを好きになった理由はここにもあります。
ある程度成功しないとワインを買うことができません。
そのワインを買って1人で飲んでしまっては意味がありませんが、いろんなワインを飲んで勉強して違いがわかるようになれば、成功者が多いワイン好きの中で協力者を得ることもできるようになります。
ずっと表に出続ける仕事ができるわけでもないとわかっているので、協力者を得て次のビジネスをしていかなければいけないと考えています。
「ランダムインパクトルール」
最初の成功やチャンスを掴むことに関しては完全なランダムということでした。
ですが、「主に生産性のレベルによって決まる」とされています。
自分のいつ成功するかがランダムで決まるのでわかりません。
ただ、生産性を一定のレベルで高く保つことができていれば、何歳で成功するかはわかりませんが、必ずどこかで成功することができるというのがポイントです。
人は一生懸命頑張る時もあればサボる時もあります。
多くの人は少なからずムラがあると思いますが、それではホットストリークに乗ることができないわけです。
成功していてもいなくても高い生産性を保ち続けることが必要です。
それを保っていれば何歳の時にホットストリークに乗ることができるかはわかりませんが、それができていない人のところにはチャンスは舞い降りてこないということです。
これがランダムインパクトルールという考え方です。
一定の高い生産性を保ってください。
それで少しでも成功を掴んだら新しい人脈を開拓してください。
それを活用して次の成功を掴みに行ってください。
これを4年から5年で繰り返していくというのが一番のホットストリークの乗り方です。
他にもホットストリークに乗る方法は色々とあります。
これらについてはぜひ続きをチェックしてみてください。
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