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一問一答「あなたは【新しい人間関係】に溶け込むために、何が大切だと思いますか?」【適応力】

あなたは【新しい人間関係】に溶け込むために、何が大切だと思いますか?

今回は、前回の適応力の続きになりますが、三股している女性を好きになったという方のコメントをもとに、人間関係を中心とした適応力について解説していきます。

「三股している女性に惚れてしまった。俺はなんてアホなんだ!」

それはそれだけ魅力的な人だったということだと思います。
もちろん、別の真面目な人と付き合うのもいいでしょうし、逆に、三股されている中で「あなただけ」と言わせるぐらいかっこいい男になるというのもいいと思います。

全て経験です。
全てを経験と思える人が一番強い人です。

人間関係でも仕事でも、環境の変化が僕たちの人生を狂わせます。
環境の変化に適応できる人と適応できない人がいます。
環境が少し変わるだけで調子が悪くなってしまう人もいますが、どんな環境に行っても自分を保つことができて、能力や魅力を発揮することができる人もいます。

その違いについて理解するのであれば「適応力」を学んでください。
どのような能力を伸ばせば適応できる人間になれるのかということです。

以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

RQ (Relational Quality:人間関係指数)

今回は先日紹介させてもらった適応力の続きになります。
人間関係についての適応力です。

仕事でもプライベートでも新しい人間関係が大切になる時があると思います。
新しい職場に入ったり引っ越した先でのご近所さんとの関係、そんな新しい人間関係に適応するにはどうすればいいのかという内容になります。

いい人間関係は自分で選ぶものです。
そのいい人間関係を選ぶ力のことを RQ (Relational Quality)と言います。
いわゆる IQ の時代から EQ の時代が来て、その次は RQ の時代ではないかということです。

人間の人生の良し悪しや幸せというものは誰と過ごすかで決まるわけですから、頭の良さや共感力の高さだけでなく、むしろ一番大事なのは良い人間関係を選ぶ力ではないかということです。
結果的に、人間関係が人生を大きく左右するわけですから、人間関係指数が重要なのではないかと考えられています。

RQを高めるためのおすすめ本

人間は誰かに頼まれたことをしたりお願いを聞くと、その相手に好かれるだろうと思いがちですし、断ると嫌われるのではないかと思いがちですが、実際にはそんなことはありません。
心理学的には、誰かの頼みを聞くよりも誰かに頼みごとをした方が好かれるということがわかっています。

人間は助けてくれた人ではなく助けた相手を好きになる性質があります。ですから、人を上手に動かすためにも、周りの人に助けてもらうということが大切です。
そのための方法はこちらの本が参考になると思います。

人を選ぶ力 RQ :良い人間関係を選択し改善する力

Dharius Daniels 氏という元々 EQ の研究をされていた方が提唱されたものです。
人間の精神的な健康や肉体的な健康、人生の幸福度や収入など、様々なことがどんな人と付き合うかで決まります。
ということは、その人間関係を指数として定義して、人間関係の良し悪しを測れるようにした方が、IQ や EQ に頼るよりも人間の人生をより良い方向に変えるために役に立つ指標になるのではないかと考えられたものです。

人生の中で誰と関わるべきなのか?

人生の中でお互いにどんな役割を果たすのか?

人間関係に対する労力や時間は最適なのか?

このような視点を持って自分の人間関係を変えていく能力が RQ です。
ですから、人間関係のしがらみに囚われている人も、友達がやたらと多くて付き合いばかりで自分のやりたいことができない人も RQ が低い人です。

自分が一番良い人生を歩むための人間関係を選び調整する力です。

Dharius Daniels 氏によると、人間関係には4つのタイプがあり、そのバランスと自分にとって必要なタイプを見極めることをしなければ不幸になってしまうから気をつけるべきだということです。

TYPE 1 :友人

これは一般的なただの友達ということではありません。

ここには条件があり「Give & Take の関係ではない」ということが必要になります。
一切の打算なく付き合える友達のことです。

定義としてはいわゆる親友のような存在だと思います。
その人の前ではありのままの自分でいることができて、自分を偽ったりする必要がない相手のことです。

TYPE 2 :仲間

これは簡単に言うと共有できる時間や興味や趣味がなく、仕事上関わったり人生の中での特定の必要性があるから付き合っている関係です。

友人にはなれない関係や Give & Take が必要になる関係です。
いわゆる表面的な付き合いになってしまう関係をここでは仲間と定義しています。

ここで重要なのは、友人と仲間を明確に区別しないと人間関係で著しく消耗してしまうということです。
この友人と仲間を混同してしまうと、無駄な人間関係にリソースを注ぎ続けてしまったり、余計な人間関係のストレスを抱えてしまいます。

TYPE 3 :アサインメント(メンティー)

基本的には皆さんが一方的に Give し続ける相手です。
何かのリターンを期待することなく与え続ける存在です。

子供や部下がここに含まれると思います。
基本的にはリターンを期待してはいけないような相手です。

ここで問題になるのは、このアサインメントと友人を混同してしまう人がいるということです。
つまり、一方的に Give する相手にも関わらず、それを友人だと勘違いしてしまいます。
こうなると、「自分はこんなに尽くしているのに何も返してくれない」と考え始めます。

TYPE 4 :アドバイザー(メンター)

これは皆さんのことを導いてくれる人間関係です。

ここで気をつけてもらいたいのは、アドバイスをくれるからと言ってアドバイザー(メンター)ではないということです。
偉そうにアドバイスをして何の役にも立たないというのであれば、それはここで言うアドバイザーではありません。

以上4つのタイプでした。

相手はどのタイプなのか?

自分の人間関係にはどのタイプが多いのか? あるいは、少ないのか?

これをちゃんと把握しておかないと人間関係のバランスをとることもできなくなりますし、人生は苦しい方向に進んでしまうかもしれません。

自分には友人のタイプが少ないとか、仲間が足りないと感じたりした人もいると思います。

意図的に人間関係を変えなければ人生は変わらない!

人間関係のバランスを自分で意図的に変えない限りは人生は変わりません。
先ほどの4つのバランスを見直して変えてください。

人間関係を変えるにはある程度痛みは伴いますが、皆さんの人生は皆さんが付き合っている人の方向に進みます。
一番よく付き合っている5人の平均に皆さんの人生は進んでいきます。

人間関係を振り返るワーク

まずは皆さんの人間関係を振り返るためのワークを行ってください。

ステップ1. 人生の満足と不満と向き合う

以下の質問を自分に投げかけて、皆さんの人生が今どれぐらい満ち足りた状態なのかということを把握していきます。

私はいま、自分の人生でどんな状態だろうか? 

感情的には満ち足りているか? 

職業的には満足できているのか? 

プライベートは充実しているか? 

自分の価値観を満たせているか? 

これらの質問を自分に投げかけてもらい、皆さんが満足しているところと満足できていないところを紙に書き出してください。

満足していることもあれば、もっと頑張りたいこともあると思います。
自分の中の満足と不満足に向き合ってください。
これは思いつかなくなるまで全て書き出してください。

ステップ2. 4タイプのどれが足りないか把握

友人
仲間
アサインメント(メンティー)
アドバイザー(メンター)

この4つのうち、自分がどんな人間関係を必要としているのかということに向き合ってください。
自分の今の満足と不満足に向き合うと、自分に足りない部分が見えてくるはずです。
もっと深い関係が必要だとか、趣味を楽しんだり気晴らしを一緒にする関係が必要だなど、人それぞれ求めている関係が見えてくると思います。

以下の質問を自分に投げかけてみてください。

私は今、自分の人生でどんな人間関係を必要としているのか? 

気晴らしが足りないのか? 

親密な関係が必要なのか? 

誰かに何かを与えたいのか? 

指導者が必要なのか? 

今の人間関係を振り返って、自分に足りないものはどこなのかを考えてください。
人生の不満は基本的に人間関係の不足によって起きています。

例えば、プライベートな時間が不足しているというのであれば、ただ時間を作ろうとするのではなく、それも人間関係に落とし込んで考えてみてください。
おそらく、一緒に趣味を楽しんだりできる友人が足りないということと同時に、それが人に習うものであればメンターが必要ということになります。
その2つの関係を増やすにはどうすればいいのかと考えていくことができます。

ステップ3. 過剰な人間関係を把握

続いては過剰な人間関係を把握していきます。
今の人間関係を維持したまま新しい人間関係を作っていくのは、時間にもリソースにも限りがありますので難しくなります。

ここでは先ほどの満足の部分に注目します。
自分の人生の中で過剰になっていることに向き合います。
ここでは以下の質問を自分に投げかけてみてください。

私の人生で、足りすぎている人間関係はなんだろうか? 

仲間ばかりと時間を過ごしていて、本当に大切な関係がおろそかになっていないか? 

メンティーが多すぎて、自分ばかりが割りを食っている気分になっていないか? 

ステップ4. 再調整

最後に、切る関係、あるいは、付き合う時間を減らす関係に向き合います。

どの人間関係を再調整するべきだろうか? 

この4つのステップの質問を踏まえた上で、人間関係の調整が必要かどうかを考えてみてください。
人間関係を調整するには、新たな人間関係を追及したり、今の仲間との関係を断ち切らなければならないこともあるかもしれません。

まずは人間関係をスリムにした上で、必要な人間関係を開拓してください。
そのためには友人に友人を紹介してもらったり習い事を始めてみたりというようなことがいいと思います。

ここまでで自分の人間関係を把握できて、今後どのように調整していくべきかということが見えてきたと思います。
ここから先は、さらに新しい人間関係に適応していくための具体的な方法について解説していきます。
どんな環境においても、成長していける自分になるための方法を知りたい方は、ぜひ続きもチェックしてみてください。


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