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一問一答「あなたが、人間関係が面倒になるのはどんな時ですか?」【誤解の防ぎ方】

あなたが、人間関係が面倒になるのはどんな時ですか?

今回は、他人の言動に傷つかないための方法についての相談をもとに、人間関係における誤解の防ぎ方について解説させてもらいます。

Q. 他人の言動に傷つかないためにはどうすればいいでしょうか?

上手に諦めることが重要です。

そもそも人間というものは、お互いのことが全くわからないものです。
相手のことがわからないし、誤解ばかり生まれるし、誰も皆さんのことはわからないと考えた方がいいと思います。

人間というものは、わかり合うことができないからこそ、会話が重要です。
わかり合えないからこそ、お互いのことを理解しようとする努力が必要になるわけです。
ですから、まずはお互いのことはわからないということを受け入れましょう。

そのためのおすすめの本がこちらです。
タイトルそのままですが、無駄に傷つかないための方法を教えてくれます。

以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

人間関係の誤解を防ぐ話し方

誤解を与えやすい話し方をしている人がいます。
「対話知性」が低いと、自分の言葉の使い方や相手の言葉を勝手に勘違いしてしまいます。

相手との関係がうまくいっているかということが心配になることもあると思います。
男女の関係、同僚との関係や上司との関係、うまくいっているのか気になることもあると思いますが、これをチェックする方法もあります。
この相手との距離感をちゃんと図ることができていないということでも、行き違いや誤解が生まれやすくなります。

そして、相手と仲良くしようと迎合したり努力したことで無理が出てしまい、いわゆるコミュニケーション疲れの状態になり、人間関係が雑になってしまうという問題もあります。

つまり、人間関係の誤解には3つのパターンがあります。

1. 対話知性

2. 相手との距離感

3. コミュニケーション疲れ

今回はこれらの対処法について解説していきます。

1. 対話知性

対話知性を高める6つのポイント

2013年に組織心理学者のジュディス・E・グレイザー氏が、企業の幹部たちがどんな会話をしているのかを直接数千時間もかけて記録したところ、会話が噛み合っていないのに、お互いに噛み合っていると勘違いしている人が多いということを指摘しています。
それを防ぐ方法として、「対話知性」を高めることを推奨しています。

会話の行き違いが起きる原因としては、脳の報酬ホルモンが原因ではないかとされています。
人は自分のことを表現することに喜びを感じます。
自分の話を聞いてもらっている時に、人の脳は現金をもらった時や美味しいご飯を食べた時と同じ状態になります。
自分が会話をしている時に気持ち良くなりすぎてしまい、相手の反応や会話の流れを見なくなってしまいます。

もちろん、自己表現も大切ですがバランスが必要です。
日常生活では相手の話を聞く人の方が評価されます。相手と仲良くなりたいのであれば、どちらかと言うと、自分の方が話を聞く側に回る方がいいです。

この脳の報酬系の問題は避けて、対話知性を高め、会話の行き違いを防ぐための6つのポイントが示されています。

ポイント1 :思い込みをやめる

まずは、「相手は自分と同じことを考えている」という思い込みを捨ててください。

人は相手が自分と同じようなことを感じて考えていると思い込みます。
全く同じ経験や同じ内容の話を聞いても、はっきりと言いますが、同じ感覚を持っていることはありません。

相手は自分とは違うと考えてください。
考え方が自分とは違う人間で、内容も半分ぐらいしか伝わりません。
そんな人が自分が伝えたい内容を理解するためには、どうすればいいのかを考える必要があります。

普通の人間関係だけでなく、恋愛関係でも同じです。
恋愛関係では、「最近すれ違いが多い」「相手が自分をわかってくれない」という問題を抱える人が多いですが、もともとみんな他人のことはわかっていません。
それを認め合って一緒にいるから大切な関係なはずです。

ポイント2 :感情の影響を考える

同じ経験や同じ内容を聞くと、人は誰もが同じように感じると思い込みます。
しかし、全く同じ状況を目の前にしても、人によって感じ方は違います。

これは理解できると思いますが、皆さん自身も、同じ状況になった時に全く同じ感じ方をするとは限りません。
特定の状況を人間がどのように解釈して、どのような言動に表すかは、その瞬間の感情によって変わります。

つまり、人間の解釈は人によっても違いますし、同じ人間でもその時抱いている感情によって違ってきます。
相手が機嫌がいい時と機嫌が悪い時では、同じ状況や同じ内容に対しても解釈は変わります。
人は抱いている感情によっても、行動や発言はかなり変わります。

ですから、相手の感情に注意を向けないと、皆さんが伝えたいことも正しく伝わらない可能性が高いです。
相手の感情がかなり落ち着いている場合には、自分の伝えたいことが一度で伝わることもあるかもしれません。
そうでない時には、同じことを何度言っても伝わらないこともあります。

例えば、女性は生理周期によって感情が変化すると言われますが、女性だけでなく男性も感情によって解釈は変わります。
一般的に、ビジネスマンは月曜日は不機嫌で金曜日はご機嫌だったりすることが多いです。
相手のタイミングと感情を理解するようにしておけば、そのタイミングによって誤解なく伝えることもできます。

相手の感情を観察して会話するようにしてください。

ポイント3 :「理解できた」「覚えている」は禁句

相手の話を理解できた、相手が話した内容を覚えている、これは禁句です。
相手の話は「理解できない」「記憶できない」と考えてください。

相手の話を理解できたとかよく覚えているという人がいますが、実際には思い込みに過ぎません。
相手が話している時に感じた自分の感情を覚えているだけです。
自分の感情が動いた時や自分にとって都合がいい内容しか覚えていないことがほとんどです。

その場で記録したりしない限りは、理解や記憶に頼るとすれ違いが起きます。
人は自分の記憶を勝手にすり替えます。
相手のことは理解できませんし正しく記憶することもできません。
それを前提に会話するようにしてください。

ポイント4 :自分が場をコントロールする時間を最小限に

会話において、自分がその場をコントロールしている時間に注意を向けない人が多いです。
人は実際よりも自分が会話の中心にいる時間を少なく見積もります。
自分が会話の中心になると報酬系が刺激されて気持ち良くなります。
気持ちよくて楽しい時は、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

相当意識して自分が会話の中心にいる時間を少なくしようと努力して、それでやっと普通ぐらいになります。
それができないと、やたらと自己主張ばかりする空気を読めない人に思われます。

他の人に会話を上手に振って他人に喋らせるのはいいですが、パスを出すのではなく、シュートを撃つばかりの人にならないように気をつけてください。

ポイント5 :質問を連発する

オープンクエスチョンを多用してください。
相手に上手に喋らせるために、Yes No で答えられない質問を上手に使ってください。
それが相手に興味があるというサインになります。

ここまで意識すると、相手の喋る量が相対的に増えて、対話知性が高い状態になります。
相手の情報もたくさん出てくるので、誤解やすれ違いも少なくなります。

ポイント6 :相手が回答してくれた場合は傾聴

質問して相手が回答してくれた場合には、余計なことを喋るのではなく傾聴してください。
ひたすら相手の話に耳を傾けて、フォローアップクエスチョンを使って内容を掘り下げてください。

以上、6つのポイントが、すれ違いをなくして相手との関係を深める「対話知性」のポイントです。

ここから先は、相手との距離感の問題とコミュニケーション疲れの解消について解説していきます。
人間関係やコミュニケーションに無駄に抵抗感を感じたり、ネガティブな印象を持つと、せっかくのチャンスを失ってしまうこともあります。
学び成長し続けることができる人間関係のために、ぜひ続きもチェックしてみてください。


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