シシリー島にいたデ・ニーロ
もう、20年も前のことだろうか、新婚旅行で行ったイタリア。ヴェニス、フィレンツェ、シシリア、ローマを駆け抜けた。車の運転が不安だったため、レンタルバイクを借りて、妻と二人乗り。トスカーナ、見渡す限りの葡萄畑を抜け、温泉に行ったり、ベニスのゴンドラに乗ってお化け屋敷の前を通ると、妻の具合が悪くなったり。タクシーがBMWで驚いたりね。
各都市の思い出はたくさんあるのだけれど、シシリアに、まさにデ・ニーロ!!スクリーンから出てきたようなデニーロwww。当時、デ・ニーロのことはよく認識していなかった。帰国後、妻から聞いたあれが絵に描いたようなイタリア男だそうで。
シチリアに行った目的は、グランブルーのロケ地、タオルミーナに行くこと。そして、そこで、空を飛ぶことwww。当時の世界チャンピオンがそこにいて、グライダーをレンタルして、飛んだりした。妻も飛べるが、ちょっと不安だったので、チャンピオンと二人乗りwww。ヨーロッパの茶色の小さな小谷を足元に、海岸線までブっ飛び。海岸の石は全て大理石だったな。
っと、いつもの脱線。
その道中、カターニャ空港から、駅まで行くバスで、デ・ニーロ登場。夜遅くに、東洋人が珍しかったのか?彼も奥さんがいたのだけど、シッシッ!と二人の妻を後部座席へ座らせ、男同士の会話と以上じゃないか、とでも言わんばかりに、私に一生懸命話しかけててくれる。もちろん私はイタリア語はできない。でも、バスの移動中ずっと、話しかけてくれた。女は黙って座ってろ。この光景は今でも覚えてる。
駅で降りると、改札までついてきてくれて、切符の買い方まで教えてくれた。今考えると、なんてお節介焼きな、ハンサムなやつだったかと・・・。
どの町のイタリア人も、どのリスロランテでも、ホントにお節介だし、気取らず、とてもやさしい。
美味しい食べ物、明るい民族。おしゃべり好き。田舎に行けば行くほど、イタリア人はいい人ばかりだ。今でも、イタリアは好きだ。この最初の旅行で大好きになった。子供が手を離れたら、また行きたいな。
p.s.
私は旅行で結構困らない。喋れなくても、日本語で押し通すってこともあるけれど、多くは、絵に書いて見せれば事足りる。
ワインちょうだい!くらいは言葉で言えるけど、なんの肉料理が食べたいかまでは言葉に出ない。だから、テーブルクロス(紙ね)に牛を書いて指してみる。カモを書いて指してみる。「どこの部位?」って聞かれるから、モモとかムネとかを指す。そうすると、食べたいものが運ばれてくるwww。絵がかけて良かった。グラッパの飲みすぎには注意ですけどねwww。