ビズパCOOの過去と現在、そして少し未来の話。
こんにちは。
株式会社ビズパでCOOをしてる小林です。
ビズパに入社して3年半程過ぎましたが、せっかくビズパのnoteが立ち上がったので、自己紹介も兼ねて、私自身のこれまでのキャリアとビズパの未来について、いま考えていることを書いていこうと思います。
これを読んで、少しでもビズパに興味をもってもらえたら嬉しいです。
私のプロフィールはこちらにありますので、よかったら見てみて下さい。
明日会社行ったら、ちょっと社長に提案してみようかな。
最初に入社したのは、アパレル・雑貨のメーカーと小売をつなぐWEBプラットフォームを運営していた株式会社ラクーンという会社でした。学生の時に自分でホームページを作ったりしていて、WEBデザインに興味があったことと、大学から近い場所という理由でアルバイトとして入社しました(入った1か月後に会社が渋谷から日本橋に移転するとは知らずに…)。
画像加工のアルバイトからスタートしましたが、社内公募がありWEBデザイナーに。数か月後に社員にならないかと声をかけてもらったので、大学に通いながら社員として働き始めました。
当時は、とにかく仕事が楽しいと思っていたし、明日会社行ったら何しようかと毎日ワクワクしてました。
他のメンバーもモチベーションが高くて、どんどん自分から動く人ばかりでしたし、みんなで飲みに行っても、もっとこうしたほうがいいんじゃないかとか、仕事のことばかり話してましたね。
社長との距離感も近く、結構みんな思いついたことを提案しに行っていました。
年齢や役職関係なく、こうしたい!こうしたほうがいい!という提案に社長自身が聞く耳を持ってくれる、とても良い環境だったと思います。
私自身もWEBデザインだけではなく、もっとビジネス寄りの仕事をしたいと変化していき、CSやマーケティングなど、色々な事にチャレンジをさせてもらえました。
突然の事業継承。プレッシャーの日々。
学生時代からずっと起業したいと思っており、ラクーンで働きはじめて3年ほど経った時点で、退職する予定でした。会社にも退職の意向を伝え、友人たちと起業に向けて準備もしていましたが、そのタイミングで父が急逝しました。
父は酒類の小売・卸売業をやっていたのですが、27歳でその会社を私が引き継ぎました。経営状況はかなり厳しく、いきなり15億円の連帯保証人になり、毎日毎日資金繰りのことを考えていました。
自分の立場の変化についても最初は認識が甘かったので、「ちょっとこれどうなってたっけ?」と雑談のような感じでした質問に、アルバイトを使って1週間くらいかけて調べてくるようなこともありました。気軽にものが言えなくて息苦しかったです。
環境面もありましたが、私自身未熟で、結局事業は上手くいかず、倒産しました。
40代が見えてきた。チャレンジがしたい。
倒産後、色々と事後処理を行っていく中で、EC部門がM&Aされ、子会社として存続してくことになりました。
私は親会社にいながら事業責任者として、経営面全般に携わっていました。当時は自分が一番文句というか、厳しい意見を言わないといけない役割でしたし、かなりトップダウンでマネジメントしてたと思います。振り返ってみると、よくカリカリ・イライラしていましたし、スタッフの個々の力を最大限に活かせていたかというと、反省する点も多くあります。
ある程度事業が経営的に安定してきたタイミングで、もともと40代で大きなチャレンジがしたいと思っていたことから、改めて起業したいと考えるようになりました。
昔から、まだ、誰もやっていないことや難しいことにチャレンジするのが好きでした。目の前に壁がある方がワクワクする性格なんです。
これは、自分で決めた道をひたすら突き進む父の影響が大きいと思います。父は、自分で酒類の激安卸問屋を始めましたし、海外から酒を輸入するために40代後半から英語を独学で勉強したりと、とにかく、自分の道を進む人でした。生前はあまり好きではなかったんですが、今思うとカッコいいなと思う面もあります。
そして、私も40代を少し過ぎたときに、CEOの石井から声がかかりました。
石井とはラクーン時代に一緒に働いていて、自他への厳しさや仕事に取り組む姿勢はすごいなと思っていました。私自身事業が苦しい時も、石井ならどう乗り越えるだろうかとか、石井ならきっと諦めずにいろんな策を打ち続けて乗り越えてたんだろうなと思っていました。
ラクーン退職後は頻繁に会っていた訳では無いですが、またどこかで一緒に働きたいと思っていましたし、ビズパにジョインすることを決意しました。
いまのビズパは、まだまだ進化の途中。
正直な話をすると、最初に石井から事業の構想を聞いた段階では、ビジネスモデルに大きな魅力を感じたわけではありません。でも、これから一緒につくっていけばいいと思っていましたし、新しいことへチャレンジできることに、すごくワクワクしていました。
私がジョインして一緒に事業を考え始めた後も、何度もマイナーチェンジを繰り返しています。もちろん、いまも最終形態ではなくて、将来的には広告にかかわる人(経営者やマーケター)が集客を考える上で、ありとあらゆることができるプラットフォームにしたいと考えています。
そのためのステップとして、まずは日本国内にある広告媒体をBIZPAに全て載せていこうと考えています。日本国内のオフライン広告は30万媒体くらいあると想定していますが、現時点ではまだ2万媒体ですので、まだまだです。
また、広告を出すときに、クリエイティブに悩むお客様はとても多いので、クリエイティブ制作の機能も追加していきたいと考えていますが、広告の検索からクリエイティブの制作、掲載まで、全てをストレスなくWEB上でできるようにするには、かなり長い道のりがあります。ここもまだまだ頑張らないといけません。
オフライン広告の市場には、大きな伸びしろが。
広告業界ってきらびやかなイメージがあるので、すごく効率化されている印象を持っている人がいるかもしれません。
実際にはそんなことなくて、特にオフライン広告はアナログで、非効率な部分がすごく残っています。掲載までのやり取りで、まだFAXをバリバリ使っていたり…。
こういう非効率な面を、広告プラットフォームを通じて、WEB上で広告主と媒体主がダイレクトにつながる仕組みによって改善できる余地は大いにあると考えています。
また、広告業界自体は6兆円近い市場規模がありますが、それは、今のビジネス環境での話です。
中小・スタートアップ企業にリーズナブルな商品が提案されていない状態が間違いなくあると思っています。今まで、自分たちだけでは見つけられなかった媒体とビズパで出会って、最適なマッチングが行われる。そうなれば、これまで存在しなかったマーケットが広がっていく。そこに一役買えるというのはビズパならではの面白味だと思っています。
事業成長は、人と組織の成長。みんなの力を借りよう。
前述の通り、やりたいことはたくさんあるのですが、人が足りていません。人数という面でもですが、専門性を持っている人が少ないのが現状です。
今までは、意図してモチベーションに重きを置いて積極的に採用してきました。それはこれからも変わりませんが、ビズパが次のステージに進むために、今後は各領域の第一線で活躍してきたプロフェッショナルな人材が必要です。
でも、変なセクショナリズムを持っていてはダメです。
自分はこの領域で頑張るから、あなたはこっちで頑張ってと、お互いを認め合いつつ、意見も言い合えるような組織になっていって欲しいと考えています。
そのためには、お互いにリスペクトをもって接することがすごく大事だと思っています。
この件に関しては自分が一番よく知っているし、だからこそこうしたいという強い気持ちは持っていてほしいですが、それが100%正解ではないと思います。
同じゴールを目指しているという共通認識を持ちながら、本当にやるべきことは何かを、他の人の意見も取り入れながら考えてつくっていけると良いなと思います。知らないことは知らないし、きちんと人の力を借りられるって、とても大事なことだと思います。
オープンな社風も成長が必要。でも、一朝一夕にはつくれない。
ビズパでは、バリューに「オープンなコミュニケーション」があって、メンバーもオープンな社風を好んでくれています。ただ、オープンにするには勇気も必要です。オープンにした時に、その人を応援しようとする雰囲気がもっともっと出てくるといいなと。私自身も含めてですが、オープンにする側もされる側も、より成長していかないといけないと思っています。
私自身はポジション的にもキャラクター的にも、間に入って人を繋ぐことをしやすいので、スタッフ同士が信頼関係を構築し、みんなが同じ方向を向いて進んでいると思えるような組織を作っていきたいと思っています。
創業から4年。サービスローンチから2年が経過しましたが、事業も、私を含めたメンバーも、組織としても進化の途中です。のびしろは大いにあると思っていますので、もし、ビズパという会社に興味を持ってくださった方がいらっしゃれば、是非、採用HPをご覧ください。
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