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軍用無線 基礎ルール編
これから何項かに分けて小隊及び分隊級の作戦行動で使える軍用無線の報告形式及び軍用無線の交信においての基本的なルールを説明したいと思います。
今回の無線基礎ルールから
フォネティックアルファベット、PROWORDSについて
無線での呼び出し方
RADIO CHECK
LACE REPORT
TICなどを例文を添えて簡単に説明したいなと思っています。
これは前に書いた簡易英語無線と合わせて活用すことによりそれっぽい軍用無線をできるようになると思うのでぜひ活用してみてください!
無線の基礎ルール
無線交信において必ず守らなければならない基本事項は以下の6点です。
相手を指定してから自分が名乗る
一度名乗ればその後から省略しても良い
ゆっくり明瞭に喋る
PTTを押してから1秒くらいあける
交信の最後にOVER/OUTをつける
交信を開始した人のみが交信を終了できる
それぞれについて簡単に説明します。
相手を指定してから自分が名乗る
必ず交信の送り先を先に言ってから自分のCSを言う。
これを統一することにより部隊全体で混乱を防ぐ。
例文
Delta1-2: Charlie THIS IS Delta1-2 send LACE REP OVER
Charlie: Delata1-2 THIS IS Charlie we are UP UP and UP OVER
Delta1-2: Good copy OUT
この例文だとDelta1-2がCharlieにLACEレポートを要求しているので交信の先頭にCharlieがくる。
一度名乗ればその後から省略しても良い
1度目の呼び出し、それに応える冒頭以外は自分の及び相手のCSは省略してもよい。
呼出し部分の「(相手)THIS IS(自分)Come in」 は最初以外は省略して可
その後は飛ばすか、冒頭に相手のCS(コールサイン)を呼ぶだけで良い
例文
Delta1-2: Charlie THIS IS Delta1-2 send LACE REP OVER
Charlie: Delata1-2 THIS IS Charlie we are UP UP and UP OVER
Delta1-2: Good copy OUT
もしくは
Delta1-2: Charlie Good copy OUT
ゆっくり明瞭に喋る/PTTを押してから1秒くらい空ける
無線機は基本的に音質が悪いので可能な限り聞き手が聞き取りやすいペースとトーンで話すように心がける。同様に無線機は構造上PTTを押したあと1秒程度音をひろわない時間があるので気をつける。
交信の最後にOVER/OUTをつける
必ずPTTを離す前にOVERもしくはOUTをつけて相手に返事を求めるのかを明確化する。
OVERは日本語だと「送れ」
意味は交信終わり返事を求める
OUTは日本語だと「終わり」
意味は交信終わり返事はいらない
となる
交信を開始した人のみが交信を終了できる
例外もあるが原則として最初に交信を始めた人が、OUTを使い交信を終わらせる。上記の例文だとDelta1-2が交信を開始したので最後OUTで締める流れとなる。
この6点を守れば混乱せず無線運用をする大きな一歩になります。