母親学級に参加して

ドラマの見すぎか、
勝手に恐怖心を抱いていた「ママ友」。

そのママ友ができる第一段階と思われる
母親学級に参加することは、
とっても気が重かったです。

見ず知らずの、
「お腹に子がいる」という共通点だけの
女性の集まり。
その中に入って、
一緒に講義を受けて調理実習をして、
同じテーブルでごはんを食べて……。

他人とコミュニケーションをとることに
身構えてしまう私は、
その日を迎えるとなんと胃が痛くなるという
事態におちいりました。

でも、終わってみるとなんてことはなくて。
想像していたLINE交換や、
家のことをあれこれ聞かれたりなど、
「いやだなあ」と思っていたイベントは
一切起こらず。
その場ではなごやかな雰囲気ながら、
参加者みんなが相手に踏み込まずに
終了しました。
ママ友なんてできるわけもなく。
終わったらそれぞれが帰路についていました。

本当に、あっけなかった。
なんだか拍子抜けしたのと同時に、
私の被害妄想がかなり激しかったのだと
恥ずかしい気持ちになったのは
ここだけの話です。

今度はそれぞれのパートナーも
いっしょに参加する
パパママ学級というものがあるので、
そこで母親学級で出会った方々と
再会するとは思うのだけれど。

あまり身構えず、
気楽に参加してこようと思います。

それにしても、なんで私は
ママ友という関係に
今から怯えているのだろう……。

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小林すい
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