レヴァークーゼン 24-25 夏の移籍市場
Bayer 04 Leverkusen 24-25 夏の移籍まとめ
加入
マルタン・テリエ (スタッド・レンヌ 2000万€)
右利き 183cmの大型左ウィンガー
左ウィンガーのはずだが、起用法を見るにどちらかというとシャドーとして期待されている雰囲気がある。
ネイサン・テラ曰く「練習でシュートが全部入った」。盛ってるとは思うがシュートは上手いらしい。
シュートの上手さを感じさせるプレーはあるものの2節終了時点で得点はなし。
シュトゥットガルトとのスーパーカップで左シャドーで先発出場したが37分で一発レッドを貰って退場。
アレイシュ・ガルシア(ジローナFC 1800万€)
右利き 173cmのセンターハーフ
昨季ラ・リーガで旋風を巻き起こしたジローナの中心選手。
右足から出されるロングパスの精度は往年のシャビ・アロンソを思い起こさせる。
むしろよくこの選手獲れたなと驚いてしまう。
プレースキックの精度も一級品。あまりに美しい弾道とスピードのボールはいくら見てても飽きない。
守備面はやや不安。
特にジャカと併用する場合、センターバックが剥き出しになってしまうシーンが散見される。もともとハイプレスのチームなのと、プレータスク的に上がり気味になってしまうのは仕方ない部分もあるのだが…。
ジャカは替えの利かない選手なので、守備ポジショニングの改善を期待したい。
ジャニュエル・ベロシアン(スタッド・レンヌ 1500万€)
左利き183cmのセンターバック
左サイドバックもこなせる19歳。立ち位置としてはインカピエのバックアッパー。
脚の長さを活かしたリーチの長いボール奪取とバネを活かした敏捷性のあるプレーが特徴。
身体を投げ出すプレーも多そうなので、リスキーさも感じるがまだ19歳なのでどんどん成長してもらいたい。
パスは山なりになりがちではあるが、精度はそこそこあるように感じる。シャビ・アロンソとアレイシュ・ガルシアというパスの名手が居るので彼らから学ぶことも期待したい。
ノルディ・ムキエレ(パリ・サン=ジェルマン ローン)
右利き187cmの右サイドバック
冬にバイエルン移籍の噂は聞いていたのでバイエルンに行くものだと思ってた選手。
ロングボールとクロスボールの精度が良さそうな印象。
ローン終了でバイエルンに帰ったスタニシッチの代わりとしての獲得だと思う。
ローンではあるが昨シーズンレヴァークーゼンを大いに助けたスタニシッチの後釜としてであれば期待も大きくなってしまう。
2節終了時点では公式戦プレーなし。
退団
アダム・フロジェク(ホッフェンハイム 1800万€)
直前までレスターシティ移籍濃厚と言われながら突如としてホッフェンハイムに移籍したフロジェク。
センターフォワードとして加入していたと思っていたが、セオアネ時代には左サイド、シャビ・アロンソの下ではシャドーとポジションを転々としていた。
ポジションが被っているヴィルツが比較対象になってしまうため、どうしても評価は下がりがちになってしまうが、意外となんでもやれる選手なのでホッフェンハイムでの飛躍に期待したい。
オディロン・コスヌ(アタランタBC 買取OP付ローン)
移籍市場が閉まる数日前にアタランタ行きが決まったコスヌ。
買取オプション付のローンらしい。
獲得時は右サイドバックとセンターバック両方のユーティリティ性を期待されていた。
昨シーズン前半は攻守に奮闘し、ファン選出のMoMに選ばれた試合もあったが、年明けのネイションズカップ以降はスタニシッチの台頭もあって出場機会が激減。
ポカール決勝ではイエロー2枚で退場、スーパーカップで失点に関与するなど守備の軽さが目立った。
中堅ぐらいの年齢のように見えるがまだ23歳なのでヨーロッパリーグ決勝で完膚なきまでにやられたアタランタのガスペリーニ監督の下でどのような成長するのか期待したい。
サルダル・アズムン(シャバーブ・アル・アハリ・ドバイFC 500万€)
1シーズンローマにレンタルされただけなのに多くの人が「そういえばお前まだレヴァークーゼン所属だったな…」と思いそうなアズムン。
加入時はゼニト・サンクトペテルブクに1年ぐらい交渉を続けてやっと獲得した選手…だったのだが、44試合出場で5G5Aと決してその期待に応えられたとは言いづらい選手。
加えて練習の無断欠席などあまり擁護のしようがない。
政治的なアレコレに巻き込まれてバイエルンサポーターから応援されたりもした。
ティモシー・フォス=メンサー(無所属)
現在RBライプツィヒ所属のベンヤミン・ヘンリヒスの後釜として期待されて獲得した選手…だったのだが、ポジション獲得には至らず。
ディフェンシブハーフが本職のラース・ベンダーがそのポジションに入る事になり出場機会が激減。
シャビ・アロンソ監督になってからは22-23シーズンにはブンデスリーガに11試合出場するも、23-24シーズンには1分の出場機会を得る事すらなかった。
ヨシップ・スタニシッチ(バイエルン・ミュンヘン ローン終了)
最終ラインのあらゆるポジションでチームを支えてくれたスタニシッチ。
決定的なゴール、アシスト、守備のすべてにおいて完璧な働きをしてくれた。
レヴァークーゼン残留の噂も流れたが、レヴァークーゼン無敗優勝の立役者をバイエルンが黙って放出する訳もなく、バイエルンにレンタクバックとなった。
スタニシッチのキャリアが輝かしい物になることを願ってます。
残留
ヨナタン・ター
プレミアやバイエルンからの興味が連日取りざたされていたター。
正直移籍する前提で考えていたが、スーパーカップで途中出場して観客を煽ったりチームを鼓舞したりする姿は「あれ…?もしかして残留するんじゃない?」と思ってたら本当に残留した。
バイエルンとは最後まで熱心に交渉していたようだが、直接的なライバル関係にあるバイエルンに条件が折り合わず移籍市場のクローズを迎えた様子。
ターの意思としては今夏のバイエルン移籍か来夏のフリー移籍という噂なので、来夏には取り合いが起こるかもしれない。
ジェレミー・フリンポン
昨シーズン中にはプレミア方面からいろんな噂が飛び交っていたのだが、移籍期間が始まると突然移籍の噂を聞かなくなったフリンポン。
オファーが全くなかったとは考えづらいのだが、結果的に残留はチームとして大きなプラス材料となった。
テラではまだ攻守においてフリンポンとは差があり、フリンポン退団であれば右サイドの大きな戦力ダウンだった。
フロリアン・ヴィルツ
今夏の残留は既定路線。
来夏の獲得に向けてレアル・マドリーが熱心にアプローチしているという噂もあり、来夏以降の動向が注目されるヴィルツ。
シャビ・アロンソと一緒にレアル・マドリーに連れて行かれるのではないかと戦々恐々としているところである。
ピエロ・インカピエ
プレミア方面、特にトッテナムが熱心に追いかけていたという噂だったが残留。
ベロシアンの獲得で今季の退団に備えていたのかと思っていたが、残留してくれたおかげでベロシアンとバックアップとして大事に育てていくという方向性を感じる。
粘り強い対人守備とパスセンスが武器で左センターバック、左ウィングバックとしてプレーできる同選手の残留も大きな好材料になる。