見出し画像

カーテン販売店が客単価を上げる秘策は空間コーディネートの提案にあり!

「カーテンを替えるだけで、
部屋全体の雰囲気が一新される!」

多くのお客様がそんな気持ちを抱いて
お店に足を運びます。

でも、実際には

「カーテンを売るだけで、ちゃんと儲かるのか?」

と思われるかもしれません。

実は、

客単価を飛躍的に伸ばす
カーテン販売店の秘訣

があるんです。

今回、その具体例とポイントを解説します。

パターン1:
カーテンとセット販売で50万円の売上


あるカーテン販売店では、
リフォームを考えている夫婦が来店。

最初はリビングのカーテンを
買い替えたいという相談でしたが、
ヒアリングを重ねるうちに

「子どもの部屋の模様替えも考えている」

というニーズが発覚。

そこで、カーテンに加え、壁紙と照明、
さらに収納棚の提案を行うことに。

その結果、リビングと子ども部屋を含む
総額50万円以上のセット購入に
つながるケース起きたりするものです。

パターン2:
オーダーメイドで「特別感」を販売


30代の女性が

「ホテルのような高級感ある
カーテンを探している」

と来店。

既製品では満足できないようなので、
オーダーメイドを提案。

「柔らかいベージュとゴールドを基調に、
遮光性と装飾性を兼ね備えたデザイン」

を作成。

これにより、リビングのカーテンだけでなく、
寝室と書斎用にも注文されて、最終的に
30万円以上の売上に。

パターン3:
模様替えからリフォームへの発展


郊外のカーテン専門店では、
引っ越しを控えた40代夫婦が訪問。

リビングと寝室のカーテンを選んでいましたが、
「部屋の床の色に合うデザインがわからない」
という悩みを抱えていました。

そこで、床材の色味に合わせた
カーテンの提案とともに、
フローリングの張替えサービスを提案。

信頼できる施工業者と提携していたため、
リフォームを含めた大規模プロジェクトにつながり、
1件の売上が100万円超え。

カーテンは「ついで買い」を誘うツール


お店にカーテンを買いに来たお客様が、
どんな心理状態なのかを考えてみましょう。

例えば、

「リビングを少し明るい雰囲気にしたい」

という希望で来店されたお客様に、
以下のような提案ができます。

クッションカバーやラグマット:
「カーテンの色と統一感を出すと、
リビング全体がグッとおしゃれになりますよ」

照明器具:
「柔らかい光を演出できるランプと組み合わせると、
夜もリラックスできる空間になります」

観葉植物や花瓶:
「グリーンや小物を取り入れると、
さらに洗練された印象になります」

これらの商品を「セット価格」で提案することで、
お客様の購入意欲が高まります。

顧客満足度を高めるカギ:ヒアリング力


顧客満足度を高めるカギは、
丁寧なヒアリングです。

例えば、

「寝室用に遮光カーテンが欲しい」

というお客様に、
ただ商品を見せるだけでは不十分。

以下のような質問を投げかけてみましょう。

「お部屋の壁紙や家具の色味はどんな感じですか?」
「朝日が強い方向のお部屋ですか?」
「他にも模様替えを検討されているお部屋はありますか?」

こうした質問を通じて、
潜在的なニーズを掘り起こし、

「お客様の理想の部屋」

を具体的にイメージしてもらいます。

差別化の具体例:リピーターを増やす工夫

ある老舗カーテン店では、
リピーターを増やすために
独自のアプローチを採用しています。

その一例が「模様替え診断サービス」です。

お客様が家の写真を持参すると、
専任のコーディネーターが
無料で空間提案を行います。

このサービスが評判となり、
SNSで口コミが広がり、
新規顧客の獲得にもつながっています。

最後にもう一つ。

カーテンは、ただの布ではなく

「お客様の暮らしを変える入り口」

だということです。

部屋全体の印象を左右し、
気分を一新させる力があります。

これを軸に、関連商品やサービスを
提案することで、お店の売上を
大きく伸ばすことになるでしょう。

いいなと思ったら応援しよう!