初めての子離れ体験記
辛い。胸が締め付けられるように苦しい。寂寥感で寝られない。このまま正気を保てなくなったらどうしよう。2021年6月から夜な夜な始まったこの、初めての、かつ想定外の、闘い。一言で表現するならば、それは、「子離れの始まり」に他ならないのだと、自覚するところまでは、簡単にできた。ただ、、、
克服できる兆しがない。いや、克服できる気がしない。寂しい寂しい寂しい寂しい。どうしたらいいのかわからない。狭い、暑苦しいと逃げたくなるほどの密着感。望まずとも求められたスキンシップ。頼み込まれて渋々「寝るまでね」などと条件付きで添い寝していた偉そうな立場はなんのことはない、あっという間にユメマボロシ。こんな日が来るとは。しかもこんなにあっさりやってくるとは。待って待ってママ心の準備なんもできてなかったよ。待って待って待ってって。そんなに急いでどこへ行く。まだいいでしょうよ。まだ8歳でしょうよ。ママもう狭いとか言わないから。お願い、もう一回、「ママと寝る」って言ってごらん。言ってください。ほら、ホントはちょっとくらいまだ、思ってるよね?
マ)「横に行こうか?」
子)「だいじょうぶー」
5月末に家族旅行で泊まった横浜のゲストハウス。そこの巨大な二段ベッドが姉妹でいたく気に入って、そろそろ川の字で寝ていた寝室も手狭になってきたし、うちも二段ベッドにしちゃう?と、家族のテンションに押されて勢いで購入したあの日あの時に戻りたい。もしくは子どもらがいない昼間、テレワークの昼休みに、解体して粗大ゴミに出しちゃいたい。そんでシレッとまた川の字にお布団敷いて、またイチャイチャしながら寝てやるんだ。寝る前の本だって何冊だって読んじゃうよ。
なんて、妄想が止まらない自分の危険な子供依存度をなんとかかんとか、コントロールしたい、何より、それは愛する子供のために…と、最後に残った数ミリの冷静により、せめてぶつけどころなく発酵していくドロドロした想いを、noteにぶつけてみることを思いつきました。ヘドロ化する前に処理できるよう。なんとかかんとか、なりますよう、本来の表現とは違いますがなんとなく、「この場」をお借りして、どうか、どうぞ、よろしくお願いいたします。