レジスターと経済 ついで買い 結果「ほっけ」

文書を書く際には正確に表現しようと思い、「レジ」を改めて「レジスター」と書いてみました。
日本語でレジスターって聞くとなんか大層な感じ。でもレジスターからしたら、あだ名の方が馴染んで、本名になんだかなって言われているようなものですよね。レジスターがかわいそう、とか言われるかな。
レジに関連した話を書こうかと考え始めたんですけど、まず浮かんだのは余談でした。若い頃、おじさんの話ってすぐに脱線して、余談で勝手に盛り上がるよなー、あれって何なんだろう、と思ってましたが、気が付くと話を脱線させるおじさんになっています。

気を取り直します。

自動レジ、増えましたね。
労働人口が減少する中、経済というか、シンプルにお店を維持するには取り入れざるを得ないですよね。色々思うところがないわけではないですが、お店がなくなって不便になっては困るのは僕ですから。

あるお寿司屋さんがリニューアルしていました。
スマホで卓上のQRを読んで、そこから注文、レジもQRで機械と清算。時代の流れですね。
でも、カウンターのあるお寿司屋さんの「らしさ」って、「マグロ下さい」って言って「あいよっ」と言われたり、人が頼むのを聞いて自分も食べたくなったり、そんな人間同士のやり取りが大きかったように思います。
いろんなものと生産性が交換されたってことでしょうか。
仕方のないことかもしれないですが、おじさんには悩ましいところ。

さて本題。
余談が多いのはおじさんだからです。許してください。

先日そのお店の前を通ったとき思ったんです。
店員さんに注文していたお店がスマホオーダーになった。
店員さんに注文していた時は、ついつい注文が増えた。見栄とか、おいしそうでついつい頼んじゃうってやつです。
それがスマホオーダーになったら食べたいものだけ頼むようになる気がする。すると、来店しやすい気がする。でもそれは、一回当たりの注文金額が下がる結果になる気がする。

そういえば海外のとあるスーパーで、自動レジを拡大したら一人当たりの購入金額が下がって有人レジを復活させたなんてことも聞きました。

おじさんにはますます正解が分からなくなりました。
おじさんと寿司屋と経済について、真剣に10秒くらい考えました。
それ以上考えていたら、お寿司屋の前で考え込む気の毒なおじさんになってしまいます。

その後は速やかにスーパーに向かい夕食用の「ほっけ」を買いました。

焼くだけでおいしい「ほっけ」。
骨が外しやすくて娘も大好きな「ほっけ」。

日常のささやかな幸せを支える「ほっけ」は偉大、というのがその日の結論でした。



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