新語流行語というイベントに感じる違和感

毎年恒例の感がある新語・流行語大賞の発表。
以前はそれをきっかけに芸人さんがブレイクしたりとか、大きな影響力がありました。最近は芸人さん祭りではなくなったのかな、近年は以前のようなお祭り騒ぎではない気がします。

落ち着いたとはいえ風物詩のような感覚を感じるイベント、年賀状みたいなものでしょうか。時期だねー、みたいな。

そんなイベント、今年のノミネートが発表されました。
色々ある中に「トクリュウ」があります。「匿名・流動型犯罪グループ」の略称ですね。新語しては確かにそうでしょう。
でもね。
これって、この後に大賞を選んで、大々的なイベントを開いて、おめでとうございますって表彰する予定だと思うんです。それに向けたノミネートって、大賞を選ぶための候補に推薦したってことですよね。
深刻な犯罪にかかわる言葉で、それで被害にあった人がいて、苦労して犯人を捕まえようとしている人たちがいる。今も多くの人たちが苦しむことにかかわるこの言葉。「ホワイト案件」も同じですね。
その言葉が候補としてノミネートされる。おじさんにはちょっと理解が難しいです。

「新語の発表」と「流行語大賞の発表」
別だったらまだわかるんですけどね。

さて、そんなノミネート。
「不適切にもほどがある」を略して「ふてほど」って言うことを初めて知りました。論ずる前に、流行を知らないのでどうしようもないんですけど。



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