\VOTE FOR ODAWARA/今後に向けて
今回実施したことや課題、反省点などをまとめました。どこかの地でVOTE FOR 〇〇を誰かがやるときのために、書いておきます。必要な人に届け〜!!
VOTE FOR ODAWARAとは
大学生2人が、特に若者の投票率UPを目指したプロジェクトです。候補者2人の情報をまとめたホームページを立ち上げました。
【実施したこと】
・各候補者に1時間ずつビデオ電話でインタビュー
・ホームページの作成
<HP内コンテンツ>
・インタビューまとめ画像
・インタビューダイジェスト動画(各15分間)
・投票方法
・期日前投票の日時、場所
<キャンペーン>
SNS系
・地域のFacebookグループに投稿
・個人的にInstagramストーリーやTwitterで暴れる(笑)
→オープニング動画的なものも作りました(Instagramストーリーで使えるように16秒)
メディア系
・タウンニュースに連絡して取材してもらう
(実は自分たちで情報提供しました笑)
・オファーをいただき、FMおだわら出演・神静民報(地元紙)に掲載
リアル
・ポスターの配布(A4)
→薬局・コンビニ・個人の教室などに掲示していただく
【運営者】
今回は小田原市民の私と平塚市民のももちゃんの2人でやりました。
課題
拡散力が弱い。当然ももちゃんには小田原の友達がおらず、同世代への拡散は私が友達にするしかありませんでした。
改善案
1. 各中学校(地区)に最低1人はいるような体制を作る
私の小田原の友達は大体小中学校時代の友達なので、リーチできるのはその地区の人のみです。したがって地区に最低1人いるようにできれば、幅広い拡散が可能だと考えました。
2. 出来るだけ多くの人を巻き込む
当事者性を生み出すことができるからです。
今回私は沢山の友達に「どうすればHPが興味のない人に届くと思う?」と聞きまくりました。(みんなありがとう)
本当にわからなかったのはもちろんだけど、実は裏テーマがありました。(笑)
それは「投票率UPの戦略を一緒に考えることで、自分が行かないという選択肢を排除させること」です。せこ。
実際、私が相談した人はみんな行ったと思うんですよね。(と願っている!)つまり、協力者を増やすことは当事者を増やすことに繋がると思うんです。
【候補者紹介の順番】
安直に五十音順に紹介したつもりだったのですが、届出順というものがあるんですね。(勉強になった)
中立を保つことにも繋がるので、SNSで紹介するときにも意識するべきかもしれません。
【拡散方法】
Facebookで小田原市民が1万人以上参加しているグループを活用しました。また、私のTwitterやInstagramで友達への拡散も試みました。
利点
大人の方に賛同していただき、拡散にご協力いただけました。おそらく各メディアからお声がけいただけたのは、小田原の大人が各方面にVOTE FOR ODAWARAを紹介してくださったからだと思います。
課題
Facebookユーザーにターゲット(若者)が少ない
改善案
1. VOTE FOR ODAWARAのTwitter、Instagramアカウントをつくる
個人からの拡散では限界があると感じたため。アカウント制作のハードルが高いのであれば、ハッシュタグでも良いかもしれません。
2. Facebookでは「お子様へのシェアもお願いします」と呼びかける
「子どもと一緒に参考にします」というコメントを多くいただいたので、若者に届ける1つの手段として、親世代に届けるのも手だと思いました。
(皆に子どもがいるだろうと押し付けている感が私は嫌いなのですが、1手段として。)
ちなみに私は「ご友人やご家族への拡散もよろしくお願いします」と記載してました〜!
【そもそも若者は都内に出てる説】
これは完全に私の肌感ですが、住民票をうつさずに大学近辺に住んでいる学生もいると思います。
課題
小田原に住民票があるかぎり有権者数にカウントされるので、投票しなければ低投票率に繋がる
改善案
1. 不在者投票の活用
「不在者投票請求書兼宣誓書」をプリントアウト、記入、郵送...
(ぶっちゃけ面倒臭いのであまり実用的ではない)
2. キャッチコピー「投票日は実家に帰ろう」「投票日は同窓会」
これは後藤さんが提案してくださった案です。ご本人は「投票の本質ではない」と危惧していらっしゃいますが、面白いコンセプトだと思いました。
「選挙あるから帰省してきた」って、友人や家族と一緒に小田原の未来について考えるいいきっかけになりそうですよね。
【地元店舗との連携】
今回は新型コロナウイルスの影響で特に行いませんでしたが、本当なら地元の飲食店などとコラボして大きなイベントにしたかったです。
(「投票」という手段が目的と化してしまう可能性を危惧する必要はある。)
課題
店としては、選挙と関わりにくい
改善案
・地元で信頼されているメディアに取り上げてもらう
・お店に顧客が流入するような施策提案
提案理由
おそらく、選挙との関係を避ける原因を簡単に細分化すると
1. 特定の候補者を応援すると、それ以外の支援者からよく思われない
2. 店側にメリットがない
3. そもそも選挙に興味がない
になると思います。
1に関しては、完全に中立を保てば大丈夫です。地域メディアで取り上げてもらうことで、その信頼を担保できると思います。
2,3に関しては、例えば「投票した人は、ケーキを買うとコーヒー1杯無料」などのキャンペーンをすることで店の売り上げアップに繋げられると承諾を得やすそうですよね。(ケーキとコーヒーの売上率知らんけどw)
とにかく、お店へのメリットを提示するといいと思います。とはいえ今回やってみて、若者の活動を応援するあたたかい雰囲気が伺えたので、ゴリゴリ営業するよりは私たちの想いをしっかり伝えてお願いすればきっと助けてくれるだろうと思います。
【データ分析】
私がデジタルに弱すぎて、サイトが何人に見られたのか分りません。笑
また、市長選では選挙人名簿に年齢まで記載されていないらしく、集計できるデータがそもそもありません。
課題
・キャンペーンを効果的に打ち出せない
・次回への対策を練ることができない
改善案
1. まずはグーグルアナリティクス使いこなす。笑
例えば、何かを投稿した直後やポスター掲載後などで比べることで適切なキャンペーンを考えることができる
2. 今あるデータでなんとか分析してみる
男女に投票率の有意差がないことは過去何回かを見るとわかるんだから、それよりもっと差がありそうな年代別のデータが切実にほしいですよね〜。
とはいえ、私が今どれだけ声をあげても手に入るデータではないので、今ある投票所別投票率のデータを見てみたいと思います。
これを見ると投票率70%台の地域があれば30%台の地域もあり、明らかに後者への対応が急務だということがわかります。
したがって、私が今選挙前に戻れるとしたら、その地域の学校や飲食店、スーパー、コンビニ、薬局、自治体などとうまく連携を図るだろうと思います。
具体的には回覧板を用いたり、高校生向けに資料を印刷したりしたら今回届かなかった人にも伝わりそうですよね。
【15分ダイジェスト動画】
分かってはいたのですが、やはり15分は長すぎました。
利点
・「30分見る価値があると思う」とのお声をいただいた
課題
・HPを訪れても、そもそも動画を見ない人がいる
・YouTubeのアナリティクスをみると、長くて2分後には視聴率50%まで減少(最後まで見た人は半分以下)
改善案
1. 動画単体をシェアする
ある方がFacebookページで動画のみを投稿してくださった直後、視聴者数が300人以上増えています。(ただ単に投票日前日だったからかもしれない)
2. 項目ごとの動画をつくる
各々が見たいところだけ見られるようにすると、ハードル下がるだろうと思います。(e.g. 「課題と対策」や「注力したいことベスト3」など)
もちろん、それとは別にインタビュー全体を公開しても◎
1つ3-5分程度で収められると良いかと思います。
(短ければ短いほど良いと思う)
また、140秒以内にまとめればTwitterで直接投稿することもできるので、出来るだけ動画にたどり着くまでのクリック数を減らせると視聴率がよくなると思います。
やってよかったこと
・高 / 低評価を非公開にしたこと(私のみ閲覧可)
・コメント欄を封鎖したこと
→残念ながら低評価を押す方もいらっしゃいました。
・テロップをつけたこと
→視聴者は興味あるトピックまで飛ばすことができたかと思います。
選挙期間だけ騒いでも意味がない
今回やってみて、選挙期間だけ選挙カーがまわったり投票行こう!と呼びかけるやつ(私w)が現れても興味持つ人は限られていると痛感しました。
必要なことは、普段からその地について考えること、未来についてみんなで考えること。
もし地元でVOTE FOR 〇〇をやりたい方は、地域コミュニティに顔を出したり街の政治をまとめてみたり、今の今からできることがたくさんあるので、是非一緒に頑張りましょう〜〜!
<追記>
・HPはできてなくても早めに公開
→すぐに検索エンジン引っかかる訳ではないからです。私たちは一番上に出てくるまで3-5日程かかりました。