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中学受験について

小学5年生 10月の記録

東京で猛威を振るっているマイコプラズマ肺炎。
下の娘が罹った一週間後、長男も全く同じ症状でダウン。

一週間以上学校と塾をお休みしました。
久しぶりに塾に送る車の中、病み上がりでよっぽど疲れていたのか、爆睡。
塾に着き起こしてもなかなか起きれない。
かなりキツそう...
やっと起きたと思ったら、涙が一筋流れる。

あぁー、、、そりゃ辛いよね。
一日学校行って、そのあとすぐ塾に行って、4時間弱勉強するんだもん。
「今日も塾お休みする?それかもう少し寝て、遅れて行く?」
そんな言葉が口まで出かかっていたけど、必死に自分と戦っている息子を見ていると何も言えずただ見守ることしかできなかった。

しばらくすると、息子は
ふぅー。と深く息を吐いて、小さな声で「よし、じゃあ行ってきます。」
と言って車を降りました。

まだ11歳。こんなに勉強して、家でゆっくり出来ず、好きな事も我慢して、ほんとにこれでいいのかな、、、
こんな気持ち何度味わえばいいのだろう。

普段帰りは電車で帰宅するのですが、その日はいてもたってもいられず車でお迎えに。
塾から息子が出てきて車に乗り込むと、
「いやぁー今日めっちゃノート書いた!!かなり頭使ったわ。」
「今日ね、短歌を勉強したんだけど、お気に入りの短歌あったよ。」
目をキラキラさせて話す息子。
私は涙があふれて、返事するのに精一杯でした。

勉強だって、スポーツだって、芸術だって、時期は違えど、なんでも必死で頑張ったという事実、経験はきっと人生の糧になると信じて、子どもを見守ろう。
もうこの日を境に息子に対しての「かわいそう、いいのかな」は卒業しようと決めました。

2度の転校をし、いろんな経験をして、中学は自分で選んだ学校に行きたい。と言い出してから話し合って決めた中学受験。
最後まで全力でサポートさせてね。

最後に、息子が気に入った短歌
「観覧車回れよ回れ想い出は君には一日我には一生」

なんかロマンチックな短歌で息子にもこんな一面があるのね。
と驚きと可愛さにキュンとしてしまいました。
いろんな感情が爆発して忙しかったけど、母もまた一つ成長したのかな。
そう思う一日でした。

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