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ありのままを受け入れるということ

私が活動している放課後等デイサービスでは、
子どもをありのままに受け入れることを意識しています。
そんな話をすると、時々言われる言葉。
「それって甘やかすってことでしょ?」
「そのままでいいと言ったら、何もしない子になってしまうのではないか」
「そんなことをしたら、子どもは楽な方に逃げてしまう」

本当にそうでしょうか??

ありのままを認めてもらって、初めて何かを頑張るエネルギーを得ることができるのではないか?
失敗しても、
思い通りにいかなくても、
安心して戻れる場所があるから、
立ち向かう勇気を持つことができるのではないか?

ありのままを受け入れるということは、
好き放題にやらせるということではありません。
拒否をすれば何もしなくて良いということでもありません。

でも、支援というのは、
無理矢理何かをやらせたり、
無理矢理止めたりすることでもありません。

活動に興味を持ってもらえるような工夫、
やってみたくなるような声かけ、
“今やっていることより楽しそう”と感じるような仕掛け、
分かりやすい伝え方、
“拒否”の奥にある深い意味を探って嫌な気持ちや不安な気持ちを軽減する声かけ、

あらゆることを考え、伝えています。
それでも、振られることもありますが(笑)。

何かをやらせることが先にあるのではなく、
子どもの思いが先にある。
子どものありのままを受け入れて初めて、
子どもは私たちを信用してくれる。

押し付けるのではなく、
受け入れて、
受け止めることが
支援の根本なのではないかと思います。

“あなたはあなたのままで良い”
“ありのままのあなたは愛される存在である”

というメッセージを子どもが受け取ってくれてから
本当の支援が始まるのです。
そして、
そのメッセージを受け取ってくれた子どもたちは
いろいろなことにチャレンジしたり、
様々な力をつけたり、
大きく成長したり、
しているように感じられます。

これ以上に嬉しいことはないですね!

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