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未知との遭遇(Chrome 拡張機能:Adobe Acrobat)

仕事でなぜか自社のホームページのお守りをしています。 画像の加工やページの追加、デザイン会社の方との打ち合わせに入ったりと、自分のセンスが正しいのか半信半疑ながらも業務に取り組んでいます。

自社ホームページの管理をしていると、今の流行や同業他社がどのようなデザインやページ構成をしているのかを学ぶために、定期的に競合他社のサイトを見ています。今回、そんな中で謎の現象に遭遇しました。


■403 Forbiddenの謎

ある同業者の商品紹介ページで、商品PDFファイルのリンクをクリックすると...

Server Error 403 Forbidden

別の商品PDFでも、さらに別の商品PDFでも、すべて同じエラー。挙動としては、一度PDFを読み込もうとした後に403エラーが表示されます。

試しに、ブラウザをChromeではなくMicrosoft Edgeで開いてみたところ、問題なく表示。

■原因は??

原因を調べるためにインターネットで情報収集を始めました。

  • ブラウザのキャッシュが古くなっている、または破損している

  • アクセスが集中している

  • アクセス権限の設定が間違っている

  • DNSの設定が間違っている

  • サーバーセキュリティが誤作動を起こしている

など、さまざまな原因が挙げられていましたが、どれも当てはまらず。

さらに調査を進めると、特定の環境下でのみエラーが発生していることに気付きました。どうやら、特定の言語や拡張機能がインストールされているChromeブラウザでエラーが出る模様。

「拡張機能かも?」と気付き、確認してみたところ、原因が判明。

■原因はAdobe Acrobat拡張機能

Chromeにインストールしていた「Adobe Acrobat」拡張機能が、PDFを開く際にサーバーとのやり取りに影響を与えていたようです。この拡張機能を無効化すると、問題なくPDFを開けるようになりました。

おそらくサーバー側のセキュリティ設定で、PDFが加工されるリスクを避けるためにAdobe Acrobatのようなツールを検知するとアクセスを拒否する仕組みになっていたのだと思います。

■対策

確かに、PDFが編集される可能性を考えると、セキュリティ対策が必要なのは分かりますが、ダウンロード後に編集される可能性もあるので、わざわざそこでセキュリティをかけるのは、ユーザー体験を損なう形での制御は改善の余地があるのではないでしょうか。

皆さんも、もし似たような問題に遭遇したら、一度拡張機能やブラウザの設定を見直してみてはいかがでしょうか?

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