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基礎クラックの修理方法

基礎クラック、ひび割れは様々な事象で発生してきますが、放置し過ぎると住宅の寿命を著しく短くしかねません。

地震も多く直してもすぐ出来てしまうし補修するか迷うといった意見もよく聞きますが、放置すると住宅の寿命をかなり短くしてしまう原因にもなりますので、注意が必要です。

放置するとどうなる?

最初に警戒しなければならないのは、ひび割れから雨水がコンクリート内部に侵入することで発生する鉄筋の錆(サビ)。
構造に影響を与えないと言われている0.3mm以下のひび割れであっても、雨水の侵入は起こり得るため、注意が必要です。

地震や、経年劣化によりひび割れが深刻化していくと基礎の強度が低下してしまい地盤沈下が発生する可能性が高くなっていきます。

住宅の重さに耐えきれず住宅が傾いてしまうのです。

傾いてしまってから修理となるとかなり大掛かりの工事で修理費用もかなり高額になりかねない為、早めに対処しておくほうが長い目を見れば良いとも言えます。


修理方法は大きく3種類


・Uカットシール工法
・ビックス工法
・アラミド繊維シート貼り付け

業者により多少詳細は異なるkとがありますが、基本的には3種類になってきます。

Uカットシール工法

Uカットシール工法はコンクリートのひび割れ部分を専用の電動工具でU字型の溝にカットした後、その部分にシーリング材・エポキシ樹脂を注入し、モルタルなどを塗布して表面を整える工法です。

カッターの種類によって、Vカットシール工法などとも呼ばれています。

ビックス工法

ビックス工法はひび割れ表面に設置したパイプにゴム製の注入機を設置し、ゴムの圧力で長い時間をかけてエポキシ樹脂を注入していく工法です。

幅0.1mm以下の微細なひび割れにも樹脂を注入することが可能です。

アラミド繊維シート貼り付け

アラミド繊維とは、タイヤや光ファイバーなどにも使用されている非常に強度の高い素材です。

鋼材の7倍の引張り強度があるとされるこのシートを基礎の部分に貼り付け、その上からモルタルなどを塗布して表面を平滑にしていきます。

軽微なひび割れの補修に使用するにはやや費用がかかりますが、耐震性の向上が大いに期待できる工法です。


まとめ

Uカットシール工法とアラミド繊維シート貼り付けはひび割れ全般に対応可能であり、ビックス工法は微細なひび割れに対応していると考えて貰えたら良いと思います。

価格はUカットシール工法が最も安く、ビックス工法、アラミド繊維シート貼り付けの順で倍倍に金額が上がっていきます。

工事内容を説明せず表面にモルタルを塗るだけの意味のない補修で金額を取ってくる工務店もいますので注意が必要です。


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