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PMP(Project Management Professional)取得への道-第6版-

ブランクを含め勉強を始めてから2年近くの時間を経て
やっとPMPを取得することができました。

勉強法や受験に役立つ(と思われる)Tipsを書きました!
特に、49個のプロセスを理解する&覚えるのにとても苦労したので…
同様なお悩みを持つ方のお役に立つとうれしいです。

PMP(Project Management Professional)ってなに?

PMP® とは、PMI 本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。
PMP® 試験は、PMI が策定した知識体系である PMBOK® (Project Management Body of Knowledge) ガイド に基づいて実施され、受験者のプロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識を測り、プロフェッショナルとしての確認を目的として実施されます。
専門知識を有していることを証明するために、米国PMI本部が資格認定を行うものであり、法的な資格、免許ではありません。
PMP® 資格は、プロジェクトマネジメントに関する資格のデファクト・スタンダードとして広く認知されており、プロジェクトマネジメント・スキルの評価基準として、IT・建設をはじめとする多くの業界から注目されています。(出典:PMI日本支部WEBサイト)

合格までの道のり

2020年9月に入り、年末までに合格するため重い腰を上げて勉強を始める。過去に一度落ちたことと、ブランクがあったので、苦手意識はMAXに😿
※2021年1月から試験範囲の変更があり、何としても今の試験範囲で受験したかった。

・2019年3月:対策講座を受講
・2019年8月:勉強開始
 「全体感がわからない!」「プロセス覚えきれない」
 -49個のプロセスを覚えようとする…
★2019年9月:うっかり受験→不合格
=====ブランク=====
・2020年9月下旬:そろそろ勉強開始
 -自分で49個のプロセスをノートに書く(2周)
 -対策講座のスライド確認
 -Udemy 「PMP®認定試験」で一発合格を目指す! 効率的な試験対策のための戦略コース (2020)
 -Udemy 「PMP®認定試験」で一発合格を目指す! 効率的な試験対策のための戦略コース (2020) ダウンロード資料穴埋め
    -研修資料「PMP 試験対策問題集200問(パーソルラーニング)」2周
 -研修資料「PMP Exam Preparation 学習ヒント集」
 -書籍「PMBOK第6版の基本」
 -書籍「PMP試験合格虎の巻」1回目
 -書籍「PMP試験合格虎の巻」合格虎の巻2回目
 -PMP 試験対策問題集200問(パーソルラーニング)2周
 -Udemy 「PMP®認定試験」で一発合格を目指す! 試験攻略のための実践問題演習コース 全100問 (2020)
 -Note「現役システムエンジニアが教えるPMP®合格のための必勝法15選!」
 -Udemy 「PMP®認定試験」で一発合格を目指す! 効率的な試験対策のための戦略コース (2020)ダウンロード資料読み直し

★2020年11月29日:受験→不合格
 -思い出す限りの問題をメモとして書き出す
 -プロセスをmiroで書く
 -プロセスをNotionで書く⭐️
 -各プロセスの内容、メリット、ヒントを書く
 -〇〇計画書、〇〇文書をの詳細を紐づける
 -〇〇文書の詳細を書く
 -書籍「PMP試験要点解説×対策問題
 -プチマナ「【PMBOK(R) 第6版完全対応!! 】 PMP試験対策・合格編」
 -Udemy 「PMP®認定試験」で一発合格を目指す! 試験攻略のための実践問題演習コース 全100問 (2020) 2回目

★2020年12月22日:試験前日
 -EVMを改めて理解する
 -自分で記録した試験問題のメモを読み直す
    -PMPつぶやき問題/間違えた問題
 -PMP第6版暗記項目142

★2020年12月23日:受験→合格

利用した講座、書籍など

<対策講座>
-対策講座『PMP資格受験対策講座』PMBOKⓇ第6版対応(慶応SDM)
 4日間の講座+模擬試験というプログラムです。
 PMPを受験するにあたり必要なことが全部つまっている講座です。
 非常に内容も濃いし、試験の受け方、勉強の進め方、他の受験者さんのエピソードなども教えてもらえるので、本当に受けてよかった講座です。

<書籍>
 -書籍「PMP試験合格虎の巻」
  各プロセスの要点と抑えるべきことがまとまっていることと
  問題が豊富にあるので、おすすめです。
 -書籍「PMP試験要点解説×対策問題
  虎の巻とは違うポイントも記載されており理解が深まりました。
  設問の解説が充実していることもGood Pointです!
 (誤字が多いですが…誤字がわかる!ということは理解できているということ♪)
 -書籍「PMBOK第6版の基本」

<WEBサービス/WEBサイト>
 -Udemy 「PMP®認定試験」で一発合格を目指す! 効率的な試験対策のための戦略コース (2020)
 神講座!PMIイムズと設問への向き合い方が詳しく解説されており
 試験対策という意味では、即効薬という印象です。
 -Udemy 「PMP®認定試験」で一発合格を目指す! 試験攻略のための実践問題演習コース 全100問 (2020)
 CBTなので、移動中にもサクサク受けられました。
 どの程度理解しているか、確認する際には便利に使えます。
 -WEBサービス「【PMBOK(R) 第6版完全対応!! 】 PMP試験対策・合格編」(プチマナ)
 シチュエーション問題がとても多く、試験に近いかな…という印象を持ちました。解説が詳しいこととともに、回答のポイントも書いてあるので理解が深まりました。
 -Note「現役システムエンジニアが教えるPMP®合格のための必勝法15選!」
 みかんさんのNote。試験への向き合い方、どのように考えて回答したらよいか?など、詳しく書いてあります。
 無料で見られるものもありますが、有料部分のボリュームが本当に多く、結果として、この値段でここまで見れてよいのですか!?という気持ちになりました。ありがたや。
    -WEBサイトPMPつぶやき問題/間違えた問題
 試験の当日に発見しました。最後の最後に、自分がわかってるかどうかのチェックができました。試験で出題された問題もあり、直前に見れてよかったです。
 -WEBサイト PMP第6版暗記項目142
 こちらも試験の当日に発見しました。本当に見つけてよかった…。
 大塚先生のサイトには、試験勉強中も大変お世話になりました。

【困った】プロセスが覚えられない問題!

ブランクが開いたことと、49個のプロセスがなかなか覚えられず色々なことをやりました。

やったことその① プロセスを手書きしてみる

PMBOKガイドをもとに、黒字の部分を49プロセス全部書いてから
青地の部分を後から追記しました。
自分で書くと、これが多いなーという傾向やプロセスの学習で何をおさえるか(私の場合は、ITTOの他には、実行のタイミング、プロセスでやること、メリットなど)がわかりました。

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この時に、ドメインを色分けしてみました。視覚優位なのでビジュアルでおぼえるのは大事!

- 立ち上げ…ピンク
- 計画…オレンジ
- 実行…緑
- 監視・コントロール…水色
- 終結…紫

〇 このプロセスがどのようなプロセスで、なぜ必要か?(WhatとWhy)がわかった

× 手書きは時間かかる
× 見直しするのが大変
× プロセス通しのつながりは依然としてわからないまま

やったことその② miroで49個のプロセスをつなげてみる
プロセス同士のつながりがわからない!わかりたい!
ということで、miroを使い、49個のプロセスがどのようにつながるか可視化を試みました。

当たり前ですが…計画プロセスはプロジェクトマネジメント計画書を作るためのプロセスであることや、実行した後に変更要求が各コントロールから出てくること、また作業パフォーマンス〇〇の流れや終結に向けた流れを感覚的につかむことができた気がします。

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〇 プロジェクト上重要な情報が何かわかってきた
〇 あー、このプロセスはここに行くためのものなのね!ということが体感覚でわかるようになってきた。

×ITTOすべてをmiroで書くことは難しい。
×ITTOの詳細が引き続き覚えられない

やったことその③ Notionでプロセスを書いてみる。

手書きは理解が深まる反面時間がかかるため、3回目の受験に向けては
愛するNotionに、いろいろなメモを集約させていくことにしました。
49個のプロセス理解が甘い…という反省もあったのでNotionを使い再度プロセスをまとめてみました。
(Notion、大好きすぎて会社のNotionの他に、個人用、家族用と活用させてもらってます♪)

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合わせて、プロジェクトマネジメント計画書や、プロジェクト文書はどのタイミングで更新されるものかもわかるようにメモしていきました。

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各書類の詳細は、自由に書き込めるように。

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Notionの一番の利点は、ページ内の行き来がしやすいので
「あれってなんだったっけ?」と思ったときに一瞬で情報にたどりつけるのがよかったです。あとはPC、タブレット、スマホどれでも見れるので、メモを取りたいときにとれるのもよいですね!

問題の解き方、試験を受けるにやってよかったことなど

<問題の解き方>
・シチュエーション問題の文章は長いけど、どのプロセスについて言っているのか?インプット、ツールと技法、アウトプットのどれを言っているのか?がわかれば回答はしやすくなります。集中して問題を読みましょう。

〇 何度も問題を解き、「おなじみの問題」を作る。
 見た瞬間、答えはこれ!とわかるレベルにする。
〇 日本語訳が微妙な時は英語を見る。
 例)「指導」→「Menter」
 日本語で「指導」と聞くと強いような気がして、違うと思いますが、「Menter」という言葉だと、まぁ、そうだよね…と思える不思議。
〇 問題を解くときは、「ハイライト、打消し線、コメント」を活用。
プロセスを特定した理由がわかるようにハイライトする。
絶対違う回答は打消し線で消していく…などです。

<試験を受けるときにやっていてよかったこと>
・計算問題と権力と関与度のグリットは試験が始まったら先に紙に書いておく
 ※試験開始前に書くと失格になるので注意。本当に気を付けて!!
 ※問題解きながらだと、パニックになるので比較的冷静なうちにメモしておくことをお勧めします。
・目薬を持ち込む
 持ち込み荷物に厳格ですが…なぜか目薬はOK。リフレッシュのために持ち込みました。(実際には使わなかったけど)
・休憩時間はしっかりとる。
 10分しかないですが、お手洗いに行って水分をしっかりとる。
 これで後半もリフレッシュして臨めます。

<試験を受けるときの注意>
・テストセンターによっては、すごく厳格にやってくださるので
 監督者のしっかり感(緊張)が伝わってきて、自分も緊張しちゃいますが
 とにかく自分のペースで!
 ※3回目は、比較的緩い会場だったおかげで緊張せずにできました。
・PCが古い感じだけど、びっくりしないで!(試験会場によるかも)
・試験を受ける席は係の人に案内してもらうけど、他の人が気になったりしたら、案内の時に別のシートに変えてもらうこともできる。(オフィシャルにできるかは不明です)
・試験中はカバンに触れないので、飲み物など休憩中に触りたいものはカバンの外に出してロッカーに入れましょう。
・とにかく問題を覚えておく。(次に受けるときに出る可能性が高いため)
・受かっても落ちても(特に落ちても)
 すぐに近くのファミレス、カフェで問題を書き出す。「覚えていない!」と思っても、書いているうちにポロポロ思い出してくる。
 選択肢は覚えているとBestだけどせめて問題だけ覚えていればOK!

<落ちた後にやること>
・試験結果を見直し、どのエリアで落としたか?を確認して確実に潰す。
(私の場合は、まさかのイニシャル!)
・合格している人に、問題を出してもらう。
・合格している人に、自分が理解している範囲で説明して聞いてもらう。
 (間違えてたらFeedBackしてもらえる)

最後に

簡単に合格する人もいると思うのですが…自分にとっては難易度が高く
また、第6版での受験期限も近かったため、焦る気持ちと闘いながらの勉強でした。

何のためにとりたいと思ったか?ということを途中振り返る機会があり、
「絶対にとりたい!」と思えたことが、後半の勉強の原動力となりました。

一気に理解するのではなく、段階的詳細化的に、段階的に理解を深めることで、より深く知識を習得することができると思います。

第7版になり、試験範囲は大きく変わりますが、基本的な向き合い方や試験の方法が変わるわけではないので、このNoteが今後受験される方にとって微力ながらお役に立つとうれしいです!

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