資料制作代行で飯は食えるの?ぶっちゃけ単価感と受注額
いったいどれだけの資料が1日で作られているのだろうか。
大切なお客様への提案資料
社内の企画のプレゼン資料
製品のマニュアル資料
たくさんの資料が世の中にはありますし、その目的もさまざま。コトを動かしたり、仕事を前に進めたり、よい仕事には、よき資料の存在が見え隠れしています。
しかし、僕は知っています。
「資料を作るのは面倒。いや、マジで。」
顧客対応や営業、商談、企画、講演、執筆やクリエィティブ制作など、働く人はすべての忙しい。
そんな中で「よき資料」を作るのは、非常に大変なのです。
そんな市場のニーズから生まれた仕事が「資料制作代行」という仕事。
ライターやデザイナーとして活動する中で、この「資料制作代行」に出会いました。
具体的には、スライド資料の作成や、ホワイトペーパーのデザインなど、幅広い案件があるような仕事です。
仕事の内容はこっちにまとめてみました。
でも、この仕事って本当に稼げるの?てか仕事にできるの?飯食えるの?という疑問を抱える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、私の経験をもとに、資料制作代行の単価や受注額についてメインに、資料制作代行の世界をお届けしします。
資料制作代行の基本と課金体系
資料制作代行の仕事、実はかなり幅広いんです。
セミナー資料
株主総会資料
営業資料
提案資料...
本当にいろいろあります。
私の場合は主にセミナー資料やホワイトペーパーのデザインを手がけていますが、基本的な流れはどれもみな同じです。
クライアントから原稿やデータをもらって、それを見やすく、わかりやすく整理する。
難しい内容を図解にして、ぱっと見てイメージがつかめるようにする。そんな感じです。
課金体系は、基本的に「1枚いくら」という形が多いですね。でも、その「1枚」の中身で、単価はガラッと変わってきます。
例えば、単純なレイアウト調整だけなら1枚1500円くらい。
でも、複雑な図解や凝ったインフォグラフィックが必要なら、1枚3000円、場合によっては6000円ということもあります。
クラウドワークスさんのまとめによると、パワポ資料1枚の相場は3000円〜1.5万円だそう。
とはいえ、資料制作、とりわけスライド制作の仕事は中身にどれだけ工数がかかるかによって単価は本当にバラバラ。
なのでフリーランスとして資料制作を生業にする場合は、自分の中で価格算出のためのロジックを持っておくべきですね。
資料制作代行は意外と稼げる?
結論、稼げます。(ゲス顔)
受注額が大きくなる理由
でも「1枚1500円とか相場より安くない?大丈夫なの?」って思った人もいるかもしれません。
でも、ここが資料制作代行の面白いところ。1案件あたりのページ数がそこそこ多いので、まとまった受注額になりやすいんです。
例えば、講演資料。
経営者や役員クラスになると、社外のイベントや講演会などに呼ばれ、人前で話す機会も増えます。
そうした機会で見映えする資料を依頼される方も多いです。
そうした講演は1時間くらいのボリュームがあり、スライドでいうと15〜30枚。多いと50枚以上。
30枚を1枚1500円で請けると、1案件で45000円です。
長尺のYouTube動画向けのスライド制作では60枚、30本以上の動画コンテンツ向けのスライド制作では総スライド枚数600枚超の受注を経験しました。
そして
「あぁ、スライド制作は受注額が大きくなりやすいんだな」
と、シンプルに感じました。
大型の受注を受けた時は単月で50万円の請求書を出したこともあり、これまでよりも受注規模が一段と大きくなったと実感しましたね。
量が増えたのでシンプルにめっちゃ大変ですけどね。毎日毎日スライド漬けです。笑
でもその分、スキルはガッと上がるし、収入にもつながるので、会社員時代の資料作成に比べたら全然楽しいです。
(給料変わんないのによくやってましたわ)
頭の中の資産の再現度が高くコスパがよい
あと、個人的な話ですが、成果物にかかる労力も資料制作の方がコスパがいいなと思っています。
例えば、営業資料の刷新に伴い10ページの資料を作るとしましょう。
1ページ1500円なら、10枚で1案件15000円。
僕はライターもしていますが、文字単価5円で3000文字の記事を書いて、15000円もらうのと比べると、労力的には資料制作の方が割がいいんですよね。
ライティングは案件ごとにリサーチが大変なのと、構成や執筆は難易度が比較的高く、今の自分ではそこそこ時間がかかると実感しています。
それに比べて言語化したいことを資料へ落とし込んだり、デザインブラッシュアップする作業は、培ってきた経験とスキルを成果物に再現しやすく感じています。
例えるなら
ライティングは完全オーダメイド
資料制作は既製品のカスタマイズ
これだけ差がありますね。
しかも、慣れてくると作業スピードもアップします。頭の中に過去に制作した図解やレイアウトのひな型があるので、図解化やレイアウト整理がスムーズなんですよね。
2案件目、3案件目となるにつれて、時給換算での単価がグッと上がっていきます。
資料制作代行を始めるには
とはいえ、いきなり高単価の案件を取るのは難しいかもしれません。
そもそも「こんな値段で請けていいのかしら」というマインドブロックで、だいたい低単価で受注するという落としどころになります。笑
最初は500円/枚くらいの案件からスタートしても、全然OK。
大事なのは、まずは実績を作ることです。
それと、この仕事の面白さは「いろんなパターンの資料がある」ということ。営業資料、説明資料、プレゼン資料...目的によって、求められる内容やデザインが全然違います。
だから、クリエイティブな仕事だし、自分のスキルアップにもつながるんですよね。
ただし、クライアントとのコミュニケーションは超大事。細かい指示をもらうこともあれば、「全体の雰囲気」だけ決まっていて、あとは任せられることも。臨機応変に対応する力が求められます。
相手のやりたいことや要望を汲み取る力が大切ですね。
まとめ
資料制作代行を始めたい人は、まずはデザインの基本スキルを身につけること。
この本とかオススメですね。デザインブックと実際のパワポデータも付いてくるので、僕も重宝してます。
それから、PowerPointやGoogleスライド、Canvaなどのツールの使い方をマスターしておくと、仕事の幅がグッと広がります。
資料制作代行の仕事は、クライアントの意図を理解して、満足してもらえる資料を作ることが何より大切。
だからこそ、コツコツとスキルを磨いていく姿勢が大事です。皆さんも、ぜひチャレンジしてみてください!
今回のオチ
さて、前回つづきの資料づくりのお仕事シリーズ。
今回のコラムもこちらの音声配信をネタにAIを使いながら編集しました。
Claudeさんのアップデートによって、スマホアプリからProject機能が使えるようになります、めちゃくちゃ使いやすくなったーー!
Project機能がアプリで使えるので
LISTENのURLをコピー
ChatGPTに投げて文字起こしだけ抽出(LISTENの文字起こしページを読み込んで必要なところだけ抽出するGPTs)
抽出したテキストをClaudeのProjectに投げて、コラム化
という流れがめちゃくちゃ楽になりました。
GPTsで文字起こしをテキストを抽出して、自分の文体などを仕込んであるClaudeに投げると、コラムのドラフトが出来上がります。
あとは、これに手修正を加えて行く感じですね。
だいたい1時間かからないくらい。
なにより「スマホ」で完結するのでかなりアウトプットが楽。
noteをこうして続けられるのもAIのおかげですねー。
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